心地よいねんねのコツ~我が家の寝かしつけ~
お子さんの寝かしつけ、どうしていますか?寝室に入ってもなかなか眠ることなく、気づいたら数時間…なんてこと、ありますよね。
今回は悩みがちな寝かしつけのストレスを少しでも軽くするためのコツを、我が家での経験を交えご紹介します。
“光”がポイント!すぐできる環境整備
心地よいねんねには、入眠のための環境整備がとても大切。中でも光は特に重要な要素とされています。
就寝時間になったら電気を消し、外の明かりもできる限り入らないようにカーテンをしっかりと閉めましょう。ポイントは「これくらいは大丈夫かな?」と思うほどの小さな明かりもしっかりシャットアウトして、真っ暗にすること。
光を認識すると、脳は「起きている時間」と判断します。しっかり遮光して真っ暗な環境を整えてあげるだけで、寝かしつけ時間が圧倒的に短縮されることもあるようですよ。
我が家では息子の寝室の扉が一部すりガラスになっていて、他の部屋の明かりが洩れてしまっていたため、シートを貼って少しの光も入らないように対策をとりました。それ以降、息子が寝入るまでの時間が短縮され、朝まで安定して眠るようになった実感があります。
みんなにおやすみ♪
我が家では、寝る前のルーティンのひとつとして息子のお気に入りのものに「おやすみ」を言って回る“おやすみタイム”を作っています。
「お友達、眠そうだねえ。おうちに戻してあげよう」と話して、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃなどに「おやすみ」を告げ、それぞれを所定の場所に戻します。毎日繰り返し行っているうちに、消灯時間になると息子自らがぬいぐるみやおもちゃを拾っておもちゃ箱に戻すようになりました。
2歳が間近となった最近ではぬいぐるみをお布団にセットして息子なりに寝かしつけをし、そのまま一緒に眠ってしまうことも。ぬいぐるみやおもちゃとおやすみの儀式をすることで、「ねんね」のスイッチが入り、眠りに向けた心の準備ができるのでしょう。
“寝かしつけ”をやめてみた
息子が1歳後半を過ぎたある時期、寝かしつけを苦痛に感じることがありました。
なかなか眠りにつかない息子は添い寝している私の周りをゴロンゴロンと転がって、頭突きしてきたり足で蹴飛ばしてきたり…。本人に悪気がないのはわかっているけれど、大きくなってきた体が手加減なしに顔面やお腹に直撃!
痛い、一緒に寝るのしんどい…と感じるようになってしまったのです。
そこで私がとった行動は、「寝かしつけをやめる」ことでした。
添い寝するとこちらが痛い思いをするので添い寝をやめ、息子の側に座ります。そして、息子の様子を眺めながらゆっくりヨガをしたり、ストレッチ。夫も一緒のときには、夫婦のたわいもない話をダラダラとするようになりました。その間、息子は私のヨガのポーズを真似してみたり、歩いたり転がったり歌ったりと好き放題…。しかし段々と眠気を覚えたのか、気づいた時にはすぅすぅと寝息を立てていました。
息子の安全に気を配りつつも、ヨガやストレッチ、夫との会話をしていた事によって私はとてもリラックスした時間を過ごしていました。私が自然体で穏やかな心でいるのが息子にも伝わり、息子も安心することができたのかもしれません。
子どもってこちらが思っている以上に、敏感に大人の心や顔色を感じ取っていますよね。寝かしつけの時にも、あまり「寝かせよう!」と焦らず、落ち着いた気持ちでいることがポイントかもしれません。