溶連菌感染症の喉の痛みは人それぞれ
溶連菌感染症
お母さん、喉が痛い。と言われて熱が出たら迷わず病院に行きます。何故なら、私は小さい時繰り返し溶連菌感染症にかかっていたからです。
溶連菌感染症は喉が痛むことと、高熱が出るのが特徴です。また、手足に赤い発疹が出たり舌にイチゴのようなツブツブが出ることもあります。
溶連菌感染症はお薬を飲み始めると熱はすぐに下がります。下がってしまえば人に感染ることはないと言われ、病院の先生からも通園、通学の許可が出ます。
ただし、抗生物質を一定期間(5日~10日)飲み続けなくてはいけません。リウマチ熱や急性糸球体腎炎等の合併症を発症する場合があるので、きちんと最後までお薬を飲み続けることがとても大切です。
そんな溶連菌感染症に私は小さい頃よくかかっていたので、母は私が喉が痛いと言い出すと不安になり、毎回病院へ連れて行ったと言っていました。3種類ほどの大きさの違う錠剤の薬をよく飲んでいた記憶があります。
我が家には小学6年生と2年生の兄弟がいます。お兄ちゃんが溶連菌感染症にかかった時と、私の時の症状を比べてみたいと思います。
実際の症状は
お兄ちゃんが4年生の時に、夜、喉が痛いと言い出しました。普段風邪はひかないもののアレルギー性鼻炎持ちのお兄ちゃん。鼻がぐずぐずすることはあっても喉が痛いと言うことはめったにありせん。珍しくお兄ちゃんから喉が痛いと聞き、溶連菌感染症を視野に入れ、まだ熱がなかったのでその日は就寝させました。
次の日の朝、まだ痛いか聞いてみると凄く痛いと訴えます。熱も出てきたので学校を休ませて弟を幼稚園に送った後病院へ行きました。
診察をしてもらうと、予想通り喉が真っ赤に腫れていると言われ溶連菌感染症の検査をすることに。結果は陽性でした。
これだけ腫れてたら食べるときも痛いでしょ、と言われましたが、いつもよりは食欲がなかったものの全然食べられなかったわけでもないお兄ちゃんに、私の方がびっくりしました。
と、言うのも私が小さい時溶連菌感染症にかかって1番辛かった事は、我慢できないほどの喉の痛みでした。つばを飲み込むことも苦痛なほどで、ティッシュを噛んでつばを吸わせて捨てていたほどでした。熱のだるさと喉の痛みで何かを食べたいなんで思いもしません。水も痛くて飲めず、唯一口にできたのはイチゴミルクの飴だけでした。
その一方ママ友の子どもは喉は少ししか痛くなかったものの、兄弟が溶連菌感染症になり検査を受けたら陽性だった、ということもあったようです。同じ溶連菌感染症でも程度は様々なことを知りました。
お兄ちゃんの熱や喉の痛みは処方薬の抗生物質を飲んで次の日には治まっていました。
その後
その後10日間程薬を飲み続け、2週間後に合併症の検査をするため病院へ行きました。溶連菌感染症はすっかり治っていて、採尿をして結果を1週間後、お兄ちゃんはいなくても大丈夫なので聞きに来てくださいと言われました。
ところが検査結果を聞きに行く前日またもやお兄ちゃんから喉が痛いと言われました。半分諦めながら次の日病院へ向かいました。
前回の結果は全て陰性で治っていますと言われました。でも残念なことにまた新たに溶連菌感染症にかかっていることを伝えられました。
その後、また10日程抗生物質を飲み続け、2週間後に検査へ行き、1週間後の検査結果でやっと通院が終わりました。
2回目の溶連菌感染症でも、何も食べられないほど喉を痛がることもなくすみました。
お兄ちゃんは普段痛みに弱いので我慢して痛くないと言っていたわけではなく、本当にそこまでひどい痛みではなかったようです。私の時と比べるとその症状の軽さを軽視せず、見落とさなくて良かったなと安堵しました。
これからの季節は色々な感染症が出てきます。自己判断をせずに、すぐに病院に連れていくことが大切だと実感した出来事でした。