我が家の歯科矯正生活の奮闘記!その2 セカンドオピニオンを受診して。
我が家の歯科矯正生活の奮闘記です。
前回、かなりインパクトの強いF歯科での体験を書かせて頂きました。
今回はその続きです。
セカンドオピニオン受診へ
セカンドオピニオンで行こうと決めていたY歯科は、友人が今現在、学童期の3人のお子さんを通わせている所で「オススメだよ!」と教えてもらいました。お話を聞いて良かったら、こっちにしようかな?と思っていました。
実際に行ってみると、綺麗な待ち合い室です。赤いソファーに、ごみ箱はピンクのドーナッツ!可愛い♪
「良いかも!」と思い始めます。
レントゲンは撮らず、診察時間は30分程度でした。
優しそうな先生は、次男の歯並びを見て「かなりズレていますね。全然噛み合っていない状態です。すぐに治療を始めた方が良いでしょう。」と仰いました。
やっぱりか…F歯科と同じ診断です。
続けて、先生は仰いました。まずは上顎の矯正を、専用の器具を使って1年半ほど行います。夜寝ている時に、装着して、朝には外して普通に生活することができます。受診は月に一度になりますね。
費用は、約40万円ほど掛かります。その他に、月に一度の診察の際にも診察料がかかります。
F歯科とほぼ同じ治療です。費用も矯正期間中のトータルで計算するとほぼ同じです。違うのは、受診の頻度がF歯科は週に一度です。
下顎の治療方法に愕然
Y歯科の優しそうな先生は、にこやかにお話を続けます。上顎の矯正の後は、矯正をお休みします。下顎の矯正はしません。一般的に19歳~20歳くらいまで、体は成長を続けますね。顎の骨も同じように成長を続けます。そこで骨の成長が止まるのを待ってから、手術することになります。
え!?手術ですか!?
はい。手術の方法としては、口の中からメスを入れて、下顎を切り、上顎とバランスが取れるまで骨を削って、くっ付ける感じになると思います。
けっ…削る!?
そうですね。入院の期間は、2週間程度。費用は外科的な手術になるため、保険適用です。手術自体はここでは行わず、提携している大きな病院と連携をとって行いますから、安心して下さいね。
は…はい。
ピンクのドーナッツのごみ箱でほっこりしていた自分は、もういませんでした。
セカンドオピニオンを終えて、車で待機していた旦那さんにも報告です。
「手術だって!顎切らなくちゃ治らないんだって!」
私の動揺した報告に、旦那さんもビックリです。
でも、彼は冷静に、「あ~そ~。ん~。じゃあF歯科に懸けてみるしかないね。やってみてダメだったら、手術かも知れないけど、とりあえずは治るよって言ってくれてるところがある訳だから。何もしないで、大人になって、はい手術!は、ちょっとしんどいよね。」
確かに。その通りです。しかも、F歯科の先生は、反対交互は比較的簡単に治るよ。と仰っていたのです。
F歯科Y歯科とで診察を受けて、決定的に違ったのは、治療の方針だけではありませんでした。
歯並びが悪いのも親の責任
Y歯科では、治療のお話のみでした。
F歯科で聞いた、開口癖(口が開いているのが癖になってしまっていることを言うそうです)や、肘をついたり下顎を出す仕草が、噛み合わせに影響していること等は一切お話に出て来ませんでした。噛み合わせ、歯並びを綺麗にするためには、固いものを噛む習慣が大切なことも。
考えているうちに、歯科衛生士さんの言葉も浮かんできました。
歯並びの相談をした時、決まって「歯並びはね~小さいうちは何も出来ないから。生えかわってからだよね~」「反対交互は犬歯までだけだったら、戻る可能性が高いって言うからね~」と教えてもらっていたのです。
無知で鵜呑みにしていた自分。もっと早くに顎の治療を始めていたら。もっと早くに開口癖に気が付いていたら。次男8歳の治療も違うものになっていたと思います。
このことは物凄く悔やまれました。
子ども達の顎は今、現在ももちろん成長を続けています。体作りや、お勉強等と同じように顎も毎日の少しづつの積み重ねで健全な成長をしていくこと。それは、親の意識も大切なんだということ。
頭のどこかでは、分かっていたはずの情報を引き出してくれて、親として今しっかり向き合わなくては行けない課題に、F歯科でのお話により気付かされた気持ちになりました。
病院を決める
これは、F歯科に懸けてみるしかない。という結論に至りました。
ですが、F歯科の先生…とにかく怖いのです。私が話すこと、ほぼ全て否定されますし、行く度に何かしら注意を受けるので本当に気が重い通院です。
しかも、週に1回も!
週に1回顔を合わせなくてはならず、毎週憂鬱です。それが何年も…おまけに私は、緑が豊か&海が近いという、小さな町に住んでいるので、夏場でも病院まで片道50分はかかります。北海道は冬は雪が積もるので、吹雪くと車移動すら困難です。
更に、平日しか診療していないので、仕事を途中で切り上げ、2歳の4男も一緒に移動します。もう、しんどいこと、この上ない状況です。
通院を渋る私の背中を押してくれたのは、旦那さんと孫にはとことんあまい義父。子ども達のじぃちゃんでした。
「歯医者だって?なんぼでも出してやるから、ちんこい子どもの内に治せるものなら週1回でもなんでも通ってやらんきゃダメだ!早いうちにパッパと行ってこい!」
この言葉で、じぃちゃんに一部、費用の援助も頂きながら本格的な歯科矯正生活が始まりました。
詳しい歯科矯正生活は次回に