子どもに教える時計の読み方と算数、小学2.3年生向け対策ガイド
時計を読んで足し算して、子どもにはむずかしい「時計の算数」
小学校入学、2年生くらいから算数でアナログ時計を読む問題が出てきますね。
現代はデジタル社会まっただ中。アナログな物はどんどん少なくなってしまうこともあるそうですね。
「アナログ時計を見た事がない!」「アナログ時計が全く読めない!」
そんな子がとても多いそうです。
アナログ時計が読めないまま、小学校高学年になってしまう子もいるそうです・・・。
アナログ時計の読み方についてはこちら▼▼▼▼
子どもに教える時計の読み方!幼児向け、時計と時間の教え方
さらに3年生になると時計を使った計算が出てきます!
今回は時計の算数の教え方、つまづいてしまう子の対策をお伝えします!
計算でつまづいてしまう子、アナログ時計が読めない子、どっちのタイプ?
時間の計算に必要な要素は「時間と時計の読み」と「計算力」
何ができて何ができない?現状を理解しよう
アナログ時計を使った時間の算数が苦手な子には共通点があると思います。
- ●アナログ時計は読めるが、足し算・引き算ができてない
- ●足し算・引き算はできるが、アナログ時計が読めない
- ●足し算・引き算もできず、アナログ時計も読めない
アナログ時計を読むことは子どもにとっては難関で、苦手意識からアナログ時計が出てきただけで考えることをやめてしまう子もいるようです。
また、アナログ時計を用いない時間の計算ができない場合は、以下の項目に当てはまるはず。
- ●時間の概念と単位(時、分、秒など)は理解しているが、足し算・引き算ができてない
- ●足し算・引き算はできるが、時間の概念と単位(時、分、秒など)がわからない
- ●足し算・引き算ができず、時間の概念と単位(時、分、秒など)がわからない
どこでつまづいているのか、何がわからないのか、教える前にママがしっかりと現状を確認する必要があります。
アナログ時計が読めない場合
アナログ時計が読めない場合は以下の記事をどうぞ▼▼▼▼
足し算、引き算ができない場合
簡単な足し算や引き算の問題をママと一緒に解いてみましょう。
どこに問題があってどこがわからないのかをじっくり観察してください。
苦手な部分がわかったら、一緒に単純な問題からくりかえし解いてみましょう。
参考記事▼▼▼▼
数の数え方
時間の基本や単位がわからない場合
時間には時、分、秒といった単位がありますが、子どもにすべてを教えるのは難しいものです。
時間を身近な目に見えるものにたとえたり、感覚的にわかるように絵にすると理解しやすくなります。
最初は「1時間の中には分が何個ある?」といった事を絵をかきながら説明したり、一緒にアナログ時計の針を動かしてみたりしながら、時間の概念の基本をおさらいしましょう。
- 時間の算数に必要な知識のどこでつまづいているのか確認しよう。
- 算数の苦手分野がわかったら、単純な問題からくりかえし反復しよう。
- 時間の単位を、目に見える身近な絵や物にたとえて説明しよう。
苦手な所の確認とおさらいができたら
いよいよ時間の計算へ!効果的な実習は?
アナログ時計を動かして計算する
ママと一緒に、アナログ時計に触れながら問題を解いてみましょう。
指で針を動かしながら「短い針が3のところにいるね。3時間たったら針はどこにいるの?」といった、短針のみ、長針のみの単純な問題からはじめることをおススメします。
慣れてきたら長針と短針どちらも動く、時間の単位も必要な問題に入っていきましょう。
日常の中にも時計の算数を組み込んで
お勉強の時間以外でも、日常の中で時計を一緒に見ながら「15分後は何時になるかな?」や、「●●●(子どもの好きなアニメ)まであと何分だろう?」など、一緒に時計を見ながらくりかえすと、子どもは勉強というより生活の一環として自然に時間と数字に慣れていきます。
飽きさせず、勉強好きを育てる「休み休み、ごほうび勉強法」
簡単な問題のくりかえし反復から入り、正解した場合は特にほめてあげましょう。
成功体験の積み重ねで算数や勉強が好きになっていきます。
子どもが途中で飽きてしまう場合は、ちょっとしたごほうびを用意するのも効果的です。
「この問題が解けたら、一緒に●●●●●(子どもの好きなアニメ)見ようか」とか、「ここまでやったら一緒にホットケーキ焼こうね」といった具合に、小休止を含むご褒美と、「ここまでやったら」といった細かいゴールを設けてあげると、飽きにくく集中してくれます。
- 時間の計算問題を、アナログ時計を一緒に動かして解いてみよう。
- 日常の生活習慣の中で時間をつねに意識させよう。
- 褒めることで勉強好きに育てよう。
- ごほうびと細かい小休止で集中力を持続させよう。
時計も算数も楽しい!と思わせるために
繰り返しになりますが、子どもに限らず成功体験の積み重ねが「得意分野」や「好き」につながります。
特に算数は、小学校低学年のうちに苦手意識がついてしまうと、「算数は苦手」「数学は難しい」と、大きくなっても苦手意識を持ち続けたままになってしまうこともあるらしいです。
算数の学習は階段のように、基本がわからないまま進んでしまうと、以後ならう事にもつまづいてしまう学科です。
小さい時から「できた!」という成功体験をつみかさねが、後の数学力や理系文系の重要な選択肢にもつながっていきます。
そのために、どんな問題でも解けた時にはおもいっきりほめてあげることが大切です。
- 「子どもに教える時計の算数、2.3年生の時間の算数対策ガイド」まとめ
- 時間の算数でつまづく場合、できてない部分がどこなのか把握しよう。
- 最初は簡単な問題の反復からはじめよう。
- 日常の生活習慣の中に自然に時間の算数をくみこもう。
- 細かい休憩とご褒美で飽きさせない。
- 正解したらたくさん褒めることで「できた、うれしい」を育てよう。
参考記事はこちら▼▼▼▼▼▼