我が家の歯科矯正生活の奮闘記!その3 歯並びは知識から。

我が家の矯正生活、第3話目です。

前回セカンドオピニオンを受診して、怖い先生がいるF歯科での歯科矯正を決意して、かなり気合いを入れて、診察に挑無ことにしました。

トレーナー作り

前回の診察時にレントゲンは撮っているので、型取りをして、トレーナーを作る準備をします。

先生から次男に、治療に使われるトレーナーについてお話しがありました。

従来の矯正治療では、歯の表面に銀色のワイヤーを装着して、歯を本来の位置に導きます。その際、顎の大きさによっては、歯を抜歯して、でこぼこの歯がきちんと並ぶようにスペースを確保する必要があります。健康な歯を抜かなくてはいけないのは非常にもったいないですね。口の中に異物が常にあるわけですから、痛みと違和感がかなりあるわけです。
その点、トレーナーを用いた治療は、まだ顎の発達が著しく、骨が柔らかい子どものうちに、トレーナーを装着して、少しずつ顎を広げていきます。そうすることで、歯を抜かずに、歯が生え揃うだけのスペースを確保することが出来、大人の歯を正しい位置に導くことを目指す治療です。
トレーナーは夜、寝ている時と、昼間家にいて付けられる時間1時間ほど、装着して頂きます。上顎については、痛みもほとんどないはずです。またワイヤーと違って、着け外しができるので、歯ブラシが普通に出来ます。虫歯の心配も少なくなりますね。

治療の適齢期

前回、もっと早くに、次男の治療に取りかかっていたら…と後悔をした私ですが、顎の矯正には、適齢期があることを教えて頂きました。

4歳は、顎の矯正の適齢期とも言えます。早い子は、2ヵ月で結果が出ます。反対交互が治るのです。
歯は癖などで戻ろうとするので、定着するまで半年位は様子をみますが、すぐに効果の出る治療です。
また4歳を過ぎてしまったとしても、6歳以降の生え替わりを上手く利用して顎の発達の遅れを取り戻す治療も出来ます。
息子さんは、もう前歯が6本生え替わっていますから、ギリギリのところですね。トレーナー、マウスピースで矯正をして、7割は、ちゃんと治りますが、3割は、ダメですね。
ズルズルと大人の矯正になってしまうパターンもあります。
やっぱり開口癖が一番悪いですね。

生えかわってからの治療

歯が生えかわってからの治療は、高級車1台、家一軒建つくらいのお金が平気でかかりますよ。
はっきりした金額が出ないのは、その子その子によって、矯正にかかる期間がまちまちだからです。矯正治療は保健が使えませんので、すべて実費です。あまりに高額な治療は、受けられる子どもと、そうじゃない子が出てきてしまうのも問題ですね。

確かに。知り合いに聞いた話だと、小2~高1とか、小3~中3とかずっと矯正で歯科に通い続けたと言います。
なんとか顎の矯正で終了する7割の中に入れるように頑張りたい!綺麗な歯並びはもちろんですが、歯並びが悪いことで起こる、健康上の問題や、滑舌の悪さ、コンプレックスになりうる要素は出来る限り取り除いてあげたい。そう思いました。

矯正をはじめて思うこと

F歯科の先生は、地域の学校の校医もされていらっしゃいます。
今は歯並びに問題がある子どもが、9割と仰っていたのですが、これが本当だと思うのです。矯正をはじめてから子ども達の歯並びが気になって仕方なくなってしまい、つい見てしまうのですが、息子達の同級生のほとんどが、歯並びが悪いのです。もれなく開口癖です。
乳歯の時期はまだ目立ちません。学童期になって生えかわりが始まると、どんどん崩れていくようです。
小学校が終了する頃、生え替わりが終わる頃から、本格的な矯正を始める子どもが出て来ます。
12歳長男の同級生で、矯正のために抜歯をした子どももいます。

子どもが小さいうちに、家庭でできること

原始時代の化石から歯並びが悪いものが出たことはないそうです。
今の子ども達の歯並びが悪いのは、固いものを噛むという習慣が乏しくなっているせいではないかということです。
加えて開口癖も多い。F歯科では、歯の生え始める1歳からの定期な顎と歯の検診を奨めていました。本当に小さな頃から努めて固いものを噛む習慣、口を開ける習慣をなくし、鼻呼吸を確立することが大事だと教えて頂きました。

今までの私は、食事の時などは「お行儀が悪いから口を閉めなさい」と伝えてきました。
固いものを噛むのも「頭が良くなるし、消化に良いから良く噛みなさい」と伝えてきましたが、顎の発達までは思いが及ばなかったのです。

治療を始めてから我が家では、素焼きのあたりめがおやつに加わりました!出来るだけ噛む習慣のために。
今の悩みは、開口癖が本当に治らないことです。気が付くと開いています。ポカーンではなく、うっすらですが、開いているものは開いているので「口閉めて!開いてるよ!」日に何度も注意しますが、またすぐに開いてしまうのです。
矯正生活の敵、開口癖は強敵です。

強敵に打ち勝ち、健康的な歯並びを目指す矯正生活は、今まで以上に子ども達の言動をじっくり見る時となっています。

次回から、トレーナーの完成を待って本格的な治療が始まります。

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