あの家電が事故のもと!?子どもの家電事故を考える
子どもにとっては、大人が当たり前に使っているような家電であっても恐ろしい凶器になることがあります。
普段当たり前のように使っている「あの家電」が原因で、子どもが大ケガすることがある!?
びっくりするような「子どもの家電事故」の事例を今回はご紹介したいと思います。
ウォーターサーバー、ボタン電池……恐ろしい家電事故
最近では多くのご家庭でも当たり前のように使うようになった「ウォーターサーバー」が原因で、5年間で少なくとも16件の屋内事故が起きているってご存知でしたか?
つまみを押すだけで、熱湯が出るウォーターサーバーを乳幼児が誤って押してしまい、出てきた熱湯のせいで子どもが火傷してしまうという「家電事故」が報告されています。
中には1歳の子どもがつまみにぶら下がり、胸に熱湯がかかって火傷をしたケースもあったそうです。
ボタン電池を飲み込んで、潰瘍になったり消化器の壁に穴が!?
小さなボタン電池も「家電事故」を引き起こす、こわ~いアイテムの1つです。
何でも口の中に入れてしまう小さいお子さんがボタン電池を誤飲するケースが、多発しています。
特に小型のリチウム電池の場合は、その性質上、急速にタンパク質を溶かす力があるため、短時間であっても子どもの身体の中で「化学やけど」を引き起こしやすいとされています。
すぐにボタン電池を吐き出せれば問題ありません。しかし、知らず知らずのうちにボタン電池を飲み込んでしまい、身体の中にボタン電池が入り込んでしまうと、腫瘍が出来てしまったり、消化器の壁に穴が空いてしまったり――とボタン電池の誤飲が原因で重症化に至るケースも少なくありません。
危ないものは、なるべく子どもに触れさせないように!
ウォーターサーバーも、ボタン電池も、私たちの日常生活の中にありふれている家電です。
しかし、子どもにとっては、それが重大事故を引き起こす「恐ろしい凶器」に変わることがあります。
私たち大人が子どもの安全に対して出来ることは、そういった「凶器に変わるかも知れない家電」を正しく管理し、なるべく小さな子どもに触れさせないようにすること以外ありません。
大切な子どもを守るためにも、小さな家電ほど注意が必要みたいです。