離乳食初期にもっとも重宝した食材「きな粉」

長男、次男とも離乳食初期から中期にもっとも使用頻度が高かった食品がきな粉です。栄養が豊富で保存がきいて、タンパク質の宝庫であり水分をまとめてくれるとまさに万能選手。

他の野菜や果物の味も邪魔しないので、何に混ぜてもよく本当に便利です。きな粉で手軽にバランスのいいずぼら離乳食を作る方法を紹介します。

大豆は日本が誇るスーパーフード

豆腐や納豆、味噌や醤油として日本食に古くから用いられている大豆。さまざまな栄養がバランスよくふくまれ、和野菜が誇るスーパーフードと言えます。

きな粉は大豆を丸ごと粉にしているので、タンパク質がしっかりとれます。食物繊維も豊富なので、離乳食を始めたばかりの便秘になりがちな赤ちゃんには特におすすめです。

そのほか骨の成長に必要なカルシウム、水分調整してくれるカリウム、血を作るために必要な鉄分などを含みます。

一種類の素材にこれだけの栄養がギュッとつまっているので、少量用いるだけでも簡単に栄養バランスの取れた食事ができるのです。

うちの子が喜んだおすすめきな粉の離乳食

初期の離乳食作りは、おかゆを炊いてつぶして、野菜をゆでてとろとろにして、冷凍して温めなおして…ととにかく手間がかかります。

そこで、時間のない朝の離乳食や外出から帰ってばたばたしているときにさっと一品つくれるおすすめの組み合わせを紹介します。

きな粉&バナナ

バナナはつぶしやすく、加熱すればとろとろになり栄養価も高くていつでも手に入る便利食材です。

ボウルとスプーンがあれば、すぐに一食分が作れるので離乳食中の赤ちゃんのためにいつもストックしておいてほしいと思います。

初期の離乳食には、レンジで30秒ほど温めてとろけたバナナにティースプーン一杯のきな粉を混ぜて。

きな粉の風味とバナナの甘味で食が進むらしく。パクパク食べていました。

何かともたもたしがちな私が、一番よく作ったメニューです。

きな粉おかゆ

おかゆがとろとろになりすぎて飲み込みづらい時は、きな粉を入れて硬さを調節していました。

量を加減すれば、子ども食べやすい状態がすぐ作れます。きな粉に栄養があるので、中期にかけてささっとバランスよく赤ちゃんの食事を済ませたいときはおすすめです。

きな粉ヨーグルト

ヨーグルトときな粉はお腹調子を整える最強コンビ。

おかゆと同様に、きな粉ので水分がまとまるので食べさせやすくなり、こぼしにくいメリットがあります。

きな粉だけでなくバナナやリンゴのすりつぶしも混ぜれば、さらに栄養バランスがアップします。

大豆アレルギーの心配がある時はまずお豆腐から試して

大豆はアレルギー表示義務7品目の一つで、赤ちゃんによっては反応が出ることもあるかもしれません。

どんな食材でも、初めて食べるときは少量ずつが鉄則です。

きな粉を離乳食に使うのが不安な場合は、まず水分を多く含む絹ごし豆腐でパッチテストをしてみてください。

手の甲などに少し付けてみて、時間がたっても変化がなければ大豆アレルギーの可能性が低くなります。

まずお豆腐を食べてみて安全か確認し、それから離乳食にきな粉を使いましょう。

マンネリメニューもきな粉でメリハリがつきます

バランスよく栄養を取るには、できるだけ多く食品を使いたい。でも裏ごしや刻みが必要な初期の離乳食は準備が面倒で、つい同じものばかりになってしまう。

そんなときのお助けアイテムとしてきな粉は活躍します。

野菜の刷り流しなどに混ぜても風味のアクセントになりますし、おやつとして果物に混ぜるのも簡単です。

何より日持ちがするのでいつもストックしておけます。今日は時間がない、冷凍ストックがなくなっちゃった、という時には、きな粉おかゆでさっとバランス離乳食を作りましょう。

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