近視が失明につながる!?子どもも大人も注意な近視について
近視が失明につながる恐れがあるって、ご存知ですか?
「えっ、近視がなぜ失明に?」と言うアナタに、近視のリスクについてご紹介させていただきます!
近視が失明につながる原因って、何? 近視による眼球の変化が問題!
画像出典:NHK:近視は失明につながる危険性も!原因や最新の治療法・予防法を解説より
日本も含む東アジアの若者の”8割”が、近視だと言われています。
近視の若者が、こんなにも多いことにも驚きですが、最新の研究でわかったのは「近視が失明につながるリスクである」ということです。
通常、眼球はきれいな「丸」い形をしていますが、近視の眼球は少しずつ後ろに伸びていき「だ円」のような形に変形していきます。
私たちの目は網膜上でピントをあわせて、モノを見ています。
しかし、眼球が伸びると網膜上のピントがどんどんと合わなくなっていき、視力が低下してしまうのです。
そして、最悪の場合「網膜はく離」「緑内障」などの失明につながる病気になってしまうことがあります。
伸びた眼球は戻らない!小さいうちからの近視の予防が重要です
近視になって、だ円形に変形した眼球は元の丸い形には戻りません。
つまり将来的な失明のリスクを減らすには、近視を予防する必要があるということです。
しかし、ご安心ください。最新の研究でハッキリした近視の予防法は非常に簡単です。
それは「屋外での活動を増やすこと」です。外で遊ぶ時間を増やすことで、目が鍛えられ、目のピントがあいやすくなり、近視の予防につながります。
屋外で過ごす時間が1日2時間以上あるだけで、近視のリスクは大幅に低下します!
画像出典:NHK:近視は失明につながる危険性も!原因や最新の治療法・予防法を解説より
「うちの子近視だから~」と気軽に考えがちですが、近視が失明につながるリスクがあるのなら、近視になる前の予防が重要です。
アメリカで4000人の小学生を10年間追跡調査した研究によると、両親ともに近視の子どもで屋外で過ごす時間が1日1時間未満の場合は、約60%が近視になります。しかし、屋外で過ごす時間が1日2時間以上あると、近視のリスクは大きく低下し、片方の親だけが近視の子どもと同じくらいの割合になります。
お子さんの近視を予防し、将来的な失明リスクを減らしたいのなら、今日から子どもの野外活動――外遊びの時間を増やしてみてはいかがでしょうか?