幼児の食事 おやつと好きなものしか食べない問題
今回は、幼児の食に関する「おやつ」の考え方と、好きなものしか食べない問題を考えます!
大人のおやつと子どものおやつは別物です。子どものおやつは「おやつ=お菓子を食べる」ではありません!
幼児のおやつって、どうすれば良い?
大人の「おやつ」と子どもの「おやつ」では、考えたが違います!
「おやつ」と聞くと、どうしても甘いものやお菓子系のものを食べさせるイメージですが、子どもにとってのおやつ”4回目の食事”という意味もあります。
特に幼児は胃が小さく消化機能が未熟。3回の食事だけでは十分に1日に必要なエネルギーや栄養素をとることがでないこともあります。
だから、おやつと言ってもちゃんと栄養を補うために、お菓子だけでなく、おやつやご飯、イモ類やうどんなどを食べさせると良いですよ。
おやつの量は、どれぐらい? どんな食べさせ方をすれば良い?
NHK|すくすく子育て 「子どもの「食」の悩み ~幼児食~
」より
4回目の食事として、おやつをあげる場合。例えば、おにぎりなら、いつものお茶碗の3分の1ぐらい。
もし、足りないようなら同じ量のおにぎりをもう1つあげるぐらいが良いですよ!
また1度にいっぱい食べさせるよりも、おかわりをさせてあげた方が、子どもの満足感が大きくなるそうです。
おやつのタイミングは、その前後の食事に影響しないぐらいの時間。前の食事から2~3時間ほどあけてあげてください。
子どもがお菓子や好きなものしか食べない!
子どもがお菓子や甘いもの、好きなものしか食べない。
そんなとき次のような方法を試して、食事に集中しやすい環境を作ると効果があるかも?
- ・食事に関するルールを決める
- ・20~30分以内に食事時間にする
- ・子どもの興味を引くものを遠ざける
- ・甘いものや好物は最後に出す
- ・子どもの成長にあわせた食器を選ぶ
- ・子どもの身長に合わせてテーブルの高さを調整する
特に、ついつい見落としてしまいがちなのが「子どもの成長にあわせた食器を選ぶ」「子どもの身長に合わせてテーブルの高さを調整する」の2つでしょう。
食事に集中できない原因は、今の食器が使いづらいことやテーブルが高すぎたり、逆に低すぎたりすることにもあるのかもしれません!
「自分の思ったように食べてくれない……」というときは、子どもの目線になってみて!
大人の目線と子どもの目線は違います。特に生まれたまもない幼児にとって、食事はまだまだ未知のもの。
大人が抱いている食べ物へのイメージと、子どもが食べ物に抱いているイメージは、全くもって別ものかもしれません!
だからこそ「どうして食べないの!」と怒ってしまうのではなく。逆に「こうしたら食べやすくなるかな?」「こういう言葉をかけてあげたら楽しく食べられるかな?」と、食事も子どもの目線になることで、解決法が見えてくるかも。