「まさか」を避けるために知っておきたい子どもの「服」の安全
「この服可愛い!」と最近では、子どもでも大人と同じようにオシャレな服がいっぱい!
でも、その服の「安全対策」は大丈夫? 東京都では次のような「子ども用衣類の安全確保について」議事録を公開しており、子どもたちの衣服の安全に関しての調査を行っております。
今回は「潜在危険」を含んでいるかも知れない、怖~い服の話です。
例えば、こんな時「服」が凶器になる!
画像出典:illustimage.comより
小さな子どもが滑り台を滑ったとき、フードについていた紐が絡まって子どもの首がしまってしまった。
公園の椅子の出っ張りに、子どもの服が引っかかって転んでしまった――想像するだけで恐ろしい子どもたちの「事故」。
これらの潜在的な原因に「服」が関係しているかも知れません。
実は衣類にまつわる危害等の発生状況について調査した「消費者インターネットアンケート調査(平成18年)」では、回答者の77%がが子ども用衣類が関係した事故を経験していることが判明しています。
子どもの服はシンプルなものが1番かも?
画像出典:illustimage.comより
大人なら気にならない、衣類の「紐」や「ポケット」なども、子どもにとっては、それらが何かに引っかかることで、事故を引き起こす原因になってしまうことがあります。
そんな潜在的な危険を回避するためにも、子ども服は極力シンプルなものの方が良いかも知れませんね。
ちなみに全日本婦人子供服工業組合連合会では、先の調査を踏まえて「子供用衣類の設計に関する安全対策ガイドライン」 を策定しています。
そのガイドラインの一例として、次の2つが記述されています。
・身長 120センチ (7-8歳) 未満を対象の服にはフードや襟首部分に引きひもを採用しないことが望ましい。
・ひもを使用する場合は、外側に出るひもの長さが、ひもが入っている部分の生地のたるみを伸ばした状態で 10センチ以下 (どちらの端でも 5センチ以下) が望ましい。
子ども服はデザインだけでなく、安全も考慮して!
ほんと、今のママたちの時代では考えられないくらい、現代の子どもたちの服は可愛く、オシャレになりました。
しかし、可愛くっても、オシャレでも「安全」には勝てません!
お子さんの服を購入する際には「この服は、安全かな?」と遊ぶ子どものことも考えた方が良いのかも知れません。