コラムの書き方 その5、 ワンランク上の面白いコラムの書き方
コラムを書くのも慣れてきて、そろそろ私なりのもっと面白いコラムを書きたい……という方もいらっしゃるかも知れませんね。
多くのママたちがアナタの書いたコラムをもっと読んでくれるように、もっと沢山のママたちの役に立つコラムを書きたいという方のスキルアップにつながる面白いコラムの書き方をご紹介させて頂きます!
そもそも面白いコラムって、どんなコラムなの?
◆普通のコラム[テーマ:子どもの寝相]
アナタの家のお子さんは、どんな寝相で眠っていますか?
子どもの寝相って、個性的で、たまにこっちが思わず心配してしまうような寝相をしていることもあります。
我が家では、子どもの寝相が面白いこともあって、度々子どもの寝相を撮影しています。
◆面白いコラム[テーマ:子どもの寝相]
朝起きたら、顔の前に足が。「なんだ!?」と思ったら、我が子の足でした……。
改めて考えると、子どもの寝相ってスゴイ。
私の子どもは、あまりにもパワフルな寝相ばかりなので、面白くついつい、子どもの寝相を撮影しています。
例えば、同じ「子どもの寝相」というテーマでも、書き方1つで、こうも内容が変わります。
個性的な面白いコラムは人によって好き嫌いがありますが、面白いコラムはヒトの記憶に残るという特徴があります。
もちろん、プロのコラムニストを目指すわけではないので、雑誌や本に掲載するような面白いコラムを書く必要はないかもしれません。
でも、面白いコラムの方が、親子の時間研究所を使うママたちの役に立つ&楽しんでもらえるので、「もっと全国のママのためになるコラムを私も書きたい!」という方は、これからご紹介する方法を実践されてみてはいかがでしょうか?
ちなみに面白いコラムの書き方を知ることで、お子さんの作文の宿題や論文の書き方などのアドバイスもできるようになりますよ~♪
面白いコラムの書くための4つのコツ!
- ・思わず読みたくなってしまう序文を意識する
- ・会話文を効果的に使う
- ・読者の”あるある”を刺激する
- ・序・破・急のリズムで読者を飽きさせない
雑誌や書籍で活躍する「コラムニスト」のような、魅力的な文章を書くためには、それ相応のセンスが必要ですが、それでも《面白いコラムを書くコツ》は存在します。それが上記の4つのコツです!
アナタの普段のコラムに、この4つのコツを加えると、途端に面白いコラムを書けるようになるので、ワンランク上のコラムを目指すなら、4つのコツを意識するようにしましょう。
1.思わず読みたくなってしまう序文を意識する
◆Aのコラム[テーマ:子どもの寝相]
アナタの家のお子さんは、どんな寝相で眠っていますか?
◆Bコラム[テーマ:子どもの寝相]
朝起きたら、顔の前に足が。「なんだ!?」と思ったら、我が子の足でした……。
面白いコラムと普通のコラムの1番はじめの文章《序文》を見比べてみてください。
ぱっと見たときに、どちらが「続きが気になる」と思いますか?
きっと多くの方がBの序文の方が「続きが気になる」と思ったことでしょう。
コラムの中で1番重要なのが序文です。序文とはお笑いで言う所の「ツカミ」であり、このツカミに失敗するとお客さんが笑処がわからなくなってしまうように、つまらない序文だとコラムだと「続きが気になる」とは思われません。
どんなに素晴らしい子育て情報でも、ママに役立つアイディアでも、読まれなければ意味がない!
アナタの経験・アイディアがより多くの人に読まれるように、まずは読者を惹きつける序文作りを意識するようにしてください。
思わず読みたくなってしまう序文の書き方
それでは「思わず読みたくなってしまう序文」は、どうすれば書けるのでしょうか?
その方法は意外にカンタン。
テーマに関連するアナタが体験したこと、面いことを序文にすれば良いんです。
[例]
- テーマ:子育て中のイライラ
「ムカー!」って言葉が思わず口に出るほど、今日のイタズラはひどかった。 - テーマ:ベビー用品
うわ、これ要らなかった……と買って後悔したベビー用品アナタもありませんか? - テーマ:離乳食
いっそ、パパの晩ごはんも赤ちゃんと同じ離乳食で良いんじゃないか、とふと思ってしまったことがあります。その理由は……
面白い序文は、その状況をありありと思い出させるモノであり、インパクトがある、という2つの条件があります。
その2つの条件を手っ取り早く満たす方法が《テーマに関連するアナタが体験した変なこと、面いことを序文にする》するという方法なのです!
上記の例を参考に、読者を掴んで離さない面白い序文を書くように意識してみてくださいね~♪
2.会話文を効果的に使う
◆面白いコラム[テーマ:子どもの寝相]
「なんだ?」と思ったら、我が子の足でした……。
面白いコラムにつきものなのが、上手な会話文の使い方です。
上記のコラムの一部のように、書き手の感情を表す「なんだ?」という会話文があることで、読者は「えっ、何が起こったんだ?」とアナタが書いたコラムに強く興味をもつようになります。
私たちは小学生の頃から「」(カッコ)には、重要なメッセージが込められているということを教わっています。
実は日本人は、無意識に「」の中に入っている文書に注目してしまうクセがあるのです!
その”クセ”を上手く利用して、読む人が「このコラム面白そう!」と思えるようにコラム中に会話文を入れるように意識しましょう。
コラム内に会話文を入れる方法
コラムの中に会話文を入れるのは、むずかしいことではありませんよ!
自分が思った事や言ったことを、コラム内に登場させる際にわざと会話文風にすることで、グッと面白いコラムを書くことが出来るようになりますよ~!
[例]
A、私は、その時の子どもの行動にハッとした。
「B、ダメ!」私は、その時の子どもの行動にハッとした。
たった「ダメ!」という一文ですが、文章のメリハリが出たのがお分かり頂けたのではないでしょうか?
今回ご紹介するテクニックの中では、一番カンタンなテクニックになるので「もっと面白いコラムを書きたい!」と思っている方は、とりあえず《会話文を効果的に使う》というコツを実践してみてくださいね~!
3.読者の”あるある”を刺激する
◆面白いコラム[テーマ:子どもの寝相]
改めて考えると、子どもの寝相ってスゴイ。(中略)
あまりにもパワフルな寝相ばかり(全略)
SNSの投稿で「いいね!」をもらいやすいコメントや写真は、それを見た人が共感しやすいモノであることがほとんどです。
コラムもSNSの投稿と同じで、読む人が共感しやすい内容であればあるほど、多くの人が最後まで文章を読んでくれます。
だから読者が思わず「そうそう」「あるある」と思うような文章作りを心がけて、より魅力的なコラムを書くようにしましょう!
読者の”あるある”をどう刺激すれば良いの?
「読者に共感してもらう」って、改めて考えるとカンタンなことではないですよね……。
そもそも、何をどうすれば、読者に自分のコラムを共感してもらえるのでしょうか?
人々が共感する、ということは「よくあること」を文章にしているということ。
「あー、言われてみればそういうのあるある!」と自分でも思うことを文章にすることで、読者が共感しやすいコラムを書くことが出来るようになります。
[共感する事柄の例]
- 子育て中の失敗エピソード
- 思わず笑ってしまった子どものイタズラ
- 我が子に対する勢い余った愛情表現 など……
子育て中の失敗エピソードや微笑ましい我が子のイタズラ、思わず自分でも「親バカだなぁ」と苦笑いしてしまった、勢い余った愛情表現など。
こういった事柄は、多くのママさんも経験している《あるあるネタ》です。
もし、アナタが読者により自分のコラムを理解して欲しいと思うなら、テーマに近いあるあるネタを文中に盛り込むようにしましょう。
4.序・破・急のリズムで読者を飽きさせない
- ・序……文章の導入「これから何が起きるんだろう?」という興味を引くパート
- ・破……序で引きつけた読者に伝えたい事を伝える・予想を裏切るパート
- ・急……序破で書かれた文章をまとめるパート。
序破急とは「能」の基本理念のことであり、文章の基本構造の1種です。
一般的な文章構造である起承転結よりも、序破急の方がスピード感があり、短文で伝えたいことを伝えるコラムにはぴったりの文章作成技法です!
また、全体の文章構造がコンパクトに収まるため、起承転結で書かれた文章よりも、序破急で書かれた文章の方が、読み手が短い時間で文章を理解できるようになります。
つまり、起承転結よりも序破急の方が、読者を飽きさせることなく、すばやくゴールへ導くことができるのです!
序破急の文章を書くコツ
普段から文章を書き慣れていない人からすれば、起承転結も序破急での文章作成も、どちらも大変なことにかわりはありません。
ただワンランク上のコラムを書きたいという方は、ぜひココで序破急の文章を書くコツを学んでください♪
序破急の文章を書くコツ
- テーマをもとに伝えたいことを端的に説明
- 「序」で端的に説明したことを深掘り
- 「序」「破」の内容をまとめ、結論を出す
起承転結と異なり、序破急はコンパクトに文章をまとめなければなりません。
そのためにも「起承」の役割を持つ「序」の文章で読者に「このコラムは○○を伝えたいんですよ~」とコラムの結論をコンパクトに説明してしまいましょう。
次に、なぜその結論に至ったのか、コンパクトにまとめられ序文の結論を「破」によって、深掘りしたり、情報をしっかり補足したりして、文章に厚みをもたせましょう。
最後に「序」「破」の内容を「急」でコンパクトにまとめる。
以上が序破急の文章の書き方です。
ちなみに、ココで言う「コンパクトにまとめる」とは、ムダな文章を省いて、必要最低限の文章で自分の書きたいことを書くということ。
自分の経験やアイディア、読み手に感じて欲しいことを短くまとめ“コンパクトな文章にする”というのは、結構大変。
実際に序破急を意識して、いきなり文章はかけません。
とりあえず、自分が書いたコラムの中で「この文章はいらないかな?」という部分を削っていき、コンパクトな文章を作ることから、はじめましょう。
ママサポーターになってコラムを書いてみよう!