旅行の思い出を子どもの心に刻んでみたい
楽しかった旅行の思い出、子どもはどれくらい覚えているもの?
夏休みや冬休みには、子どもと一緒に家族旅行をゆっくり楽しみたいものですね。
楽しい旅行の思い出、どんな風に子どもの心に残っているのでしょうか。
せっかく頑張って遠出したことは、親だけではなく、子ども心にも素敵な思い出として、できれば細かいところまで覚えていてほしいなというのが、大人の願いです。
でも、後から子どもに質問してみたら、「車に乗ってる時間が長かった。」とか「あの遊具で遊んだところ、どこだっけ。」なんて素っ気ない答えが返ってきてしまうことも。
今回は、旅行の思い出を子どもの心に出来る限り細かく刻んでみるためのオススメの方法をお教えします。
赤ちゃん・幼児の頃
まだ旅行慣れしていない赤ちゃん・幼児の頃は、思いがけず場所見知りしてしまったり、思ったより大きくてびっくりしてしまい、ぐずってしまうことも。
目的地に着く前に、ガイドブックやPR動画を見せて、「こんなところに行くんだよ。」、「すごく大きい動物さんいるよ。」なんて話しかけてみましょう。ちょっとでも心構えがあると、意外と泣かずに楽しめたりしますよ。
帰り道では、現地で撮影した動画や写真を見せて、「こんなことできたね!」とできたことをたくさん褒めてあげましょう。
旅行で頑張るとたくさん褒められて何だか楽しいと感じてくれるはず。
字を読み書きできるようになった年長・小学生の頃
夏休みの定番の宿題である絵日記は、旅行の思い出を心に刻むのに良い方法として知られていますね。
ですが、宿題として学校に提出できるような完璧絵日記を楽しい旅行中に仕上げるのは、子どもも添削する大人も結構しんどいものがあります。
一方、会話だけで振り返ろうとすると、「楽しかった」、「すごかった」なんて一言で終わってしまい、それもさみしかったりしますね。
そこでおすすめなのが、旅行中に振り返りのタイミングを少しの時間だけ作ること。
宿泊先のホテルに着いて一息ついた時など、簡単に子どもが振り返ったことをメモできるような、5W1Hを取り入れた一問一答のインタビューメモを作ることです。
5W1Hとは?
5W1Hとは、伝えたい情報を過不足なく伝えるためのコミュニケーションツール。
Who(だれが)
When(いつ)
Where(どこで)
What(なにを)
Why(なぜ)
How(どのように)
この5W1Hを取り入れて、白紙のノートにいくつかの質問と答えを書くスペースを用意します。
例えば、
(1)今日は誰と出かけましたか?
(2)どこへ行きましたか?
(3)どうやって行きましたか?
(4)着くまでにどれくらいの時間が掛かりましたか?
(5)着いてから、何をしましたか?
(6)今日行ったところへ、また今度行ってみたいですか?それはどうしてですか?
細かい質問をいくつか用意することで、1日の流れを思い返し、自分の言葉で説明しようとするので、文章力が上がって旅行の思い出もしっかり心に刻めます。
字を読み書きできるようになってきたお子さんとの旅の思い出を大事にしたい方へオススメです。