つわりの種類と対策方法

つわりとは

妊娠初期にママの約半数以上が経験すると言われている『つわり』は、大きく分けて5種類あり、医学的な原因は明らかにされておらず心身ともに不快な症状が現れるのが特徴です。
また、つわりが悪化した場合は、脱水症状や栄養改善のため管理入院が必要になる可能性もあります。

今回はそんな『つわり』について詳しく紹介します。

食べつわり

『食べつわり』は空腹になると気持ち悪くなってしまうつわりのことを指し、血糖値が下がると吐き気がしやすいため小まめに食べることが重要です。気持ち悪さに耐えられず常に食べている女性も多いのではないでしょうか。
摂取カロリーや体重増加などが気になるところですが、この時期は食べられるものだけを食べるだけで大丈夫ですよ。

寝起きは気持ち悪くなりやすいので、すぐに食べるまたは水分をとることを心がけ、適度な間食を心がけてください。また、どうしてもカロリーが気になる方はゼリー飲料や野菜スティック、スープなどがおすすめです。

よだれつわり

よだれが出るようになる『よだれつわり』は飲み込むことができないくらいよだれが溢れてくるのが特徴で、よだれの量が増えることで吐き気に繋がります。あまり知られていないつわりでもある為、つらさを理解してもらえないもどかしさもあり心身ともにストレスが溜まりやすいと言われています。

対策は、とにかく飲み込まない事です。ペットボトルにタオルを巻き、中が見えないようにしておいて中に吐き出すのが一番よく聞く方法です。口が小さいのでうまくできない方も多く、その場合はビニール袋に出します。また、外出時などよだれを出せる環境ではない時はキシリトール入りのガムを噛むことも対策としては有効だと言えます。

吐きつわり

『吐きつわり』とは、ご飯が炊ける匂いなど特定の匂いをかぐと気持ち悪くなってしまうつわりのことを指し、反応する匂いは人それぞれですが食べると吐いてしまうので、お腹がすいていてもご飯が食べられない症状の人もいます。

個人差はありますが、柑橘系の炭酸ジュースやトマト、塩味のものなどなら食べることができたという方は多くいます。また、1回あたりの食事の量を減らし回数を増やすことで空腹状態を避けるのも良いでしょう。
何を食べても吐いてしまう方は、吐いたときに気持ち悪くなりにくいものを選ぶと多少のストレスは軽減されるかもしれません。

眠りつわり

一般的に気持ち悪くなって吐いてしまうのがつわりだと思われているのですが、『眠りつわり』の症状はとにかく眠くて仕方ない、まったく起き上がれないなど珍しいものです。
眠気が原因で、動きたいのに思うように動けなかったり、家事をしたり妊娠出産の準備をしたりしなくてはならないのに眠くて何もできなかったりします。寝ているだけで楽をしていると思われがちですが、眠ること赤ちゃんを育てているのです。

眠気は身体からの信号ですので、眠れる状態であれば眠ってしまうのが一番の対策です。仕事をしている方や眠れる状況ではない方は、水分をこまめにとったりガムを噛んだり炭酸飲料で刺激を当たることも有効ですよ。

匂いつわり

妊娠前は何とも思わなかったご飯の炊ける匂いや洗剤の匂いなど、様々なもので気持ち悪くなるつわりのことを指します。台所の匂いがダメになる人はご飯を作ることが難しくなりますし、シャンプーの匂いがダメな人はお風呂に入ることも困難になるため、ストレスが溜まりやすいようです。

対策としてまずはマスクをすること、そして気持ち悪くなってしまう匂いを把握し、まわりの方に理解してもらうことが重要だと言えます。水分も摂取できないくらい症状が重い場合は、我慢せず産婦人科に相談しましょう。

つわりは分かっていても心身ともに疲れるもの

今回はつわりの種類と対策について紹介しました。
つわりがない方もいれば出産直前まで続く方もいてその症状は様々です。
経験したことのない方には想像しにくいものですので、周りの方に理解してもらえるようきちんと説明するのも環境を整えるという面では有効と言えます。

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