2段ベッドの上段と下段、メリットとデメリット
子どもが小学生になり、子ども部屋をどうしようか悩まれる方が多いのではないでしょうか?特に兄弟がいる人で、複数で同じ部屋を使わせる場合2段ベッドの購入を考えるのではないでしょうか?今回は、2段ベッドのメリットとデメリット、上段と下段のメリット、デメリットをお話ししたいと思います。
2段ベッドのメリットとデメリット
2段ベッドにはこんなメリット
1.省スペースが最大
2段ベッドを使う理由として省スペースが最大になることが1番のメリットです。子ども部屋はそんなに広くありません。せいぜい6畳、ひょっとしたら4畳半ですよね。それが8畳あったとしても大した違いはありません。私の家の子ども部屋の広さは4.8畳です。
1つの部屋に2台ベッドを置くとどうしても部屋が狭くなります。子ども部屋が寝室だけになってしまいます。
子ども部屋は寝ることはもちろん、子どもの服を入れるタンスや荷物を整理する棚なども必要です。だから、そこがベッドだけで占領されてしまったら子ども部屋の意味がありません。
そのような場合に、2台のベッドを上下に積み重ねたスタイルの2段ベッドが問題を解決してくれるのです。
2.子どもの自立心が育つ
普通のベッドだと周りに空間が広がっていますが、2段ベッドの場合、下の段は四隅に柱があり、上には上段のベッドがのっています。
一見、圧迫感があるように感じるのですが、この閉鎖的な環境が子どもにとってはとてもプライベートな空間に感じるのです。
その分だけの空間の中では、子どもはとても自由なのです。その中へは自分の好きなものを自由に持ちこむことができるのです。
上段はどうかというと、普通のベッドのように解放された空間ではありますが、大人でものぞけるかどうかという高さが、下界と隔離してくれるので、下段のベッドと同じような感覚をあじわうことができます。
3.使い方のバリエーションが豊富
2段ベッドを購入するときの悩みの1つが、子ども達が大きくなったらベッドをどうしようかということではないでしょうか。小・中学生のうちはいいかもしれません。でも、高校生になると2段ベッドはちょっと抵抗感があるかもしれません。
メーカーの方もその辺りは心得ているようで、できる限り長く使えるような工夫がされています。多くの2段ベッドは上下を分割して、2台のベッドとして使えるようになっています。
子ども達が小さいうちは1部屋で2段ベッドとして使い、大きくなったら部屋も分けてベッドも別々にするという使い方ができます。
2段ベッドにはこんなデメリット
1.転落の危険性がある
2段ベッドでいちばん気にかかるのはこの点ではないでしょうか。高さがあるので上段から転落すると大変です。
当然、上段には柵がついているので、寝ていて転落するということはちょっと考えづらいのですが、子どものことです。上段で騒いでいて乗り出した拍子に転落するということは考えられます。
子ども達に転落に気をつけることを注意するのはもちろんですが、万が一のために、ベッドの下にジョイントマットやコルクマットなどを敷いておくことも考えておいたほうがいいかもしれません。
分厚いクッションではありませんが、落ちた時のダメージを和らげる効果はあります。
2.ケンカが起こる場合もある
誰でも2段ベッドの上段を使いたいです。兄弟で上段を争ってケンカになる場合もあるでしょう。
上段と下段ではそれぞれメリットとデメリットがありますので、子どもにメリット、デメリットを教えたうえでどちらが良いか話し合って決めるようにしましょう。
3.シーツの交換や布団の上げ下げが大変
下のベッドはまだいいのですが、上段のベッドになるとシーツの交換が大変です。また、マットレスではなく敷布団の場合は、布団の上げ下げが大変になってきます。
2段ベッドにはロータイプと言われる低いタイプの2段ベッドがあります。ロータイプであれば、お母さんの手が届くかもしれませんが、ロータイプではないベッドはなおさら布団のあげさげが大変になるでしょう。
4.処分が大変
分割できない2段ベッドを購入してしまった場合、子どもたちがある程度大きくなって2段ベッドを嫌がるようになってしまうと、ベッドの処分を考えなければならなくなってしまいます。
分解すれば粗大ゴミの日に処分することができるのですが、ものが大きいだけに、分解するというのは結構億くうになってしまいます。まだ使えるのであれば、なんとなくもったいないという気もします。その場合は、誰かが使ってくれそうな知り合いを探しましょう。ちょうど年頃の子どもたちがいる家庭であれば、喜んで引き取ってもらえるかもしれません。
また、知り合いがいなくても2段ベッドは需要のある家庭が多いので、リサイクル業者に引き取ってもらうということもあります。
2段ベッド上派、下派
上段
●上段のメリット
1.プライベート感が強い
上段は高い位置にあるため、プライペート度は高くなります。のぞかれることがないため、寝顔を見られづらいです。そういう意味では、周りが気にならないで寝ることができます。
2.冬は暖かい
暖かい空気が充満している上段は、冬は暖かいということが良いところです。
●上段のデメリット
1.夏は暑い
暖かい空気が上に行く分夏は下段より暑く感じます。
2.登り降りの負担
何か忘れる、トイレなどに行きたくなった場合、上段の場合はしごの昇り折りが必要です。その分ストレスに感じることがあるかもしれません。
下段
●下段のメリット
1.登り降りの負担がない
上段だと、何か忘れたら、その都度上に登るのが面倒だったり、疲れたりします。下段だとそのストレスがありません。下段だとすぐにバッグから物を 取り出すことも可能です。
2.揺れがない
2段ベッドの質が悪いと、上段に寝ていて揺れを感じて寝づらいことがあります。下段の場合は、揺れを感じることはまずないです。
3.電源へのアクセスが良好
部屋によっては、1ベッドに1つの電源がない場所もあり、下段のみ、電源を使えるという場合もあります。スマホの充電がいつでもできるのは嬉しいです。
4.夏は涼しい
夏場、クーラーのない場合、暖かい空気が充満している上段は地獄です。下段の場合は、少しはマシです。冬は逆に悪いところになる場合があります。
●下段のデメリット
1.冬は寒い
暖かい空気は上に行くので、上段にくらべて寒く感じるかもしれません。
2.圧迫感を感じる
四隅に壁、上にベッドなので解放感はありません。また、寝顔を人に見られる確率が上段より高いです。
実際2段ベッドを購入してみた感想
○はじめ上段で寝るか、下段で寝るかもめた
子どもは高いところが好きで、2段ベッドを購入した当時は、長女も次女も上段で寝たいと言っていました。さてどうしようと考えたところ、下段のメリットをアピールしました。忘れ物を取りに行きやすい、暑くならない点を話すと長女がはしごの昇り降りが面倒と考え、上段で寝ることをあきらめました。だから、長女が下段、次女が上段で寝るようになりました。
○縦のスペース活用ができた
大都会のマンションの1室。1つ1つの部屋自体あまり広くないですので縦のスペースを活用して部屋を広く使う必要がありました。2段ベッドにしたおかげで狭い部屋を2人使うことができるようになりました。
○布団のあげさげが思っている以上に大変。
布団のあげさげが思ってる以上に大変でした。特に上段の布団です。布団を干すたびにあげさげが苦痛です。
2段ベッドのメリットとデメリット、上段、下段のメリットとデメリットはわかっていただけたでしょうか?これから2段ベッドの購入を考えている方これらの情報を参考にしてみてください。