ジャングルのどうぶつ~色彩感覚から広がる様々な感性~
【ジャングルのどうぶつ】
発行人/小竹智晴
発行所/株式会社リーバン
色彩感覚を養おう
赤や青、ピンクや黄色、色に興味が出てきたら、
いろいろな色を見て、たくさんたくさんお話して、色彩感覚を養いましょう!
子どもたちの色彩感覚を伸ばすには、日常の環境が大切だそうです。
生後数週間で赤色から認識できるようになったあかちゃんは、次第に様々な色に触れていきます。
赤色を見るとエネルギーが沸き、青色を見るとリラックスすると言いますが、あかちゃんも同じ。
様々な色を見ることで、うれしい気持ち、楽しい気持ち、悲しい気持ち、たくさんの感情を知っていきます。
様々な色に囲まれる環境の中で育つと、情緒豊かになると言われています。
いつもカラフルな日常を作り出してあげることが大切ですね。
お父さんお母さんから色を提示する最も簡単な方法が絵本です。
小さいうちは、色鮮やかな絵本をたくさん読んであげることをおすすめします。
「ジャングルのどうぶつ」
子どもたちが大好きな動物と、楽しく色遊びができる絵本をご紹介します!
ページ数も少なく、とてもシンプルな絵本なのであかちゃんから自分で本が読めるようになった子どもたちにもおすすめです。
株式会社リーバンの「ジャングルのどうぶつ」です。
「ジャングルのどうぶつ」は、ライオン、トラ、ゾウ、オウム、フラミンゴと子どもたちにとってとても身近な動物が登場します。
右のページが引き出せる仕組みになっていて、最初白黒だった動物に色がつく仕掛けになっています!
『なにいろだとおもう?』と言いながら、ページを引き出すと色鮮やかな動物が登場!
『ぜんぜんちがう!』と、色が付いた姿に子どもたちは大喜びです!
あかちゃんのうちはお母さんが問いかけるように読み聞かせてあげるといいでしょう。色が出てきたらしっかり指差ししながら色の名前を伝えてください。
自分で読めるようになったら、『なにいろだったっけ?』と一緒に考えてあげましょう。子どもたちが自分で色の名前を言うまで待ってあげることが大切です。
色彩感覚から膨らむ様々な感性
色が言えたら、『他に同じ色の動物はいたかな?この色の食べ物はあるかな?』と、問いをつなげていきましょう。
そこからお子様の想像力も膨らんでいくはずです。
いろいろな色に触れると、感情豊かで、心が満たされていくことと思います。
他にも私がこの本をおすすめしたいと思ったポイントが、
”動物たちが仲良くしている”ということです。
現実ではありえない組み合わせ。だけどみんなニコニコ仲良しです。子どもの心に優しく響く絵本です。
サイズもコンパクトなので、電車や車で移動する際や、待ち時間が長いときなどに持っていくのもおすすめです!