野菜嫌い解消!大人も子どもも一緒に食べれる野菜ポタージュ

昨日は食べていたのに今日はダメ、工夫を凝らした料理ほど残す、ずっと決まった食材しか食べない・・・。
子どもの食生活について悩んだ経験がある、又は現在も悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特に野菜についての悩みは尽きません。

我が家の2歳4ヶ月の娘も、2歳を過ぎた頃から段々と野菜の好き嫌いが出てくるようになりました。
何とか食べてもらいたくて時間をかけて調理したものの、全く食べてくれない、というのを毎食繰り返し途方に暮れていた毎日。
しかし、ある時実母が送ってくれた一冊の本のおかげで状況が少しずつ改善されていったのです。

効能を知った上で作るとヤル気UPの野菜ポタージュ

その本は

■「抗がん剤の世界的権威が直伝! 最強の野菜スープ」:著 熊本大学名誉教授 前田浩

仕事が多忙な夫と育児に掛かりっきりの私の体を心配して送ってくれたものでした。
その本によると、よく煮込んだ野菜スープは癌の予防に効果的なだけでなく、アトピーや白内障、その他色々な生活習慣病やアンチエイジングにも効果的があるというのです。

簡単にまとめると、癌など様々な病気や老化現象は、体内にある「活性酸素」が細胞や遺伝子を攻撃したことにより起りますが、その活性酸素を消去する「抗酸化物質」が野菜に多く含まれているということ。
つまり、野菜を日常的に多く摂取していれば、更に言うと、生野菜で摂取するよりも加熱し、より抗酸化物質を余すところなく効果的に摂取出来るスープで野菜を摂取すれば、様々な病気や老化現象、生活習慣病の予防や改善につながるということです。

さて、これだけ身体への好影響を知ると、当然子どもにも作ってあげたくなりますよね。
ただ、単に「野菜スープ」とはいえ、その内容や作り方は子どもにあげてもOKなのでしょうか。
そして、肝心の味はいかがなものなのでしょうか・・・。

味付け無しで十分美味しい、切って煮て攪拌するだけ

作り方は至って簡単。そして素材の味同士が美味しく混ざり合い、結果、娘はいつも完食します。

基本の材料は季節の野菜を4〜6種類(種類が多いとより多くの種類の抗酸化物質が摂取出来ます)と水。
分量は、野菜総量1:水3 の割合を目安に、好みで水の量を調節しても構いません。

調理の手順は、

1、 野菜をよく洗い、それぞれザク切りにする。この時、抗酸化物質が豊富に含まれている根や皮、茎なども出来るだけ使いましょう。例えば人参の皮や大根の葉などは是非入れましょう。

2、 お鍋に野菜と水を入れ、蓋をして加熱します。沸騰する直前に火を弱め、約30分コトコト煮ます。

3、出来上がり!そのまま食べても良いですが、子どもは特にポタージュにすると野菜の皮なども滑らかになり食べ易いため、我が家では少し冷ましてからミキサーにかけます。

出来上がったスープは小分けにして冷凍保存をし、娘も一緒に朝食時に頂いています。
(冷蔵も可能ですが、数日分を作り置きする場合は子どもへの衛生面を考え冷凍をお勧めします)
このスープの嬉しいところは、味付け無しの野菜の旨味だけで十分美味しいため、わざわざ大人と子どもで味付けを変える必要が無く、同じものが食べられること。
そして、離乳食期からずっと食べ続けることが出来ることです。
材料の野菜も栄養の詰まった旬のものでルール自由に好きな組み合わせで作れます。
では、次に娘が大好きな我が家の例をご紹介します。

我が家の定番ポタージュとアレンジ例

野菜の中でも、トマトと葉野菜が苦手な娘。
おそらく、青臭さや舌触りも苦手な一因の様ですが、それもポタージュにしてしまえば問題ありません。
そんな彼女が好きな定番ポタージュ2つはこちら。

1、南瓜、人参(皮付き)、キャベツ、玉ねぎ、トマト
南瓜を多めに入れるととても甘く仕上がります。
下の写真はこちらのレシピ。写真の様に、結構しっかりとトロッとしたテクスチャーの方が食べ易い様です。

2、ブロッコリー、玉ねぎ、大根、人参、キャベツ
ブロッコリー嫌いな娘も大好きなスープ。ブロッコリーが苦手なお子さんは案外多いのでは?
花のモサモサした食感が無くなるからでしょうか。ブロッコリーは専らこのスープで食べています。

【ちょっと飽きてきた時に、アレンジ例】

1、牛乳 OR 豆乳
我が家では娘が乳製品アレルギーのため、このポタージュに豆乳を混ぜてアレンジしますが、牛乳や豆乳を混ぜると味がまろやかになり美味しいです。

2、コンソメ
無添加コンソメを少し入れると味が締まりますよね。

3、味噌
意外ですが、本にお勧めされていたお味噌を少し加えてみたら・・・。
和風の味になり、他のおかずが和食の場合、お味噌汁感覚で食べられマッチして助かります。

簡単美味しく、気負いなく作れるのが一番!

手軽で簡単だから続けられる。
そして、大人も同じものを食べられるので、もし子どもが食べてくれなくても全く徒労感がありません。
その効能を意識して食べると、より美味しくも感じます。
是非、お子さんの野菜嫌いに悩んでいたらこのスープお試しください。
より深く効能の事を知りたい場合は、先にご紹介した本もご一読いただくと更に作り甲斐があるかもしれません。

 

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