親子でワクワク!【さんびきのこぶた】でコツコツがんばる大切さを学べる♪

3兄弟のお話しといえば「さんびきのこぶた」

我が家には3人の子どもがいます。小学生の長男、幼稚園の次男、そして2才の三男。そうです。全員男の子です。

3人を連れてお出かけしていると声を掛けていただくことも多いのですが、決まって言われるのが「全員男の子?!大変ねぇ」という言葉。ええ大変です本当に。

長男はもう小学生なので、ちょっとした頼み事を聞いてくれたり子守をしてくれたりと助かることも多いのですが、下の二人はもう、とにかく、大変の一言に尽きます。公園で二人別々の方向に走っていってしまうともうお手上げです。追いかける気も失せます。

3兄弟のお話といえば「さんびきのこぶた」。よく食べてよく遊ぶ、まあるいほっぺたの息子たちを見ていると、自然と「さんびきのこぶた」という文字が浮かびます。絵文字で子豚の顔を3つ並べて使うこともしばしば…。

夕食とお風呂の後、大騒ぎしている3人を落ち着かせ、眠りに入る準備をさせるアイテムとして「おそらの絵本」が登場することが多い我が家です。たくさんのお話しの中から「今日はどれにしようかな」と選ぶのが私の楽しみなのですが、登場回数が多いのはやっぱり「さんびきのこぶた」。我が家と同じ3兄弟のこぶたのお話し、1番下の子が1番うまくやるところも我が家とそっくりなお話し、みんなが大好きなお話しです。

優しいタッチの絵と文でほっこりできる「おそらの絵本」の「さんびきのこぶた」

「さんびこのぶた」はイギリスに古くから伝わる民話です。知らない人はいないのではないかな、というくらい有名なお話しですよね。

お母さんぶたに家を出るように言われてこぶた3兄弟はひとり立ちをし、1番目上のお兄さんこぶたはわらで、2番目のこぶたは木で、3番目のこぶたはレンガで、それぞれ家を建てたところにオオカミがこぶたを食べようとやってきて、わらの家と木の家は吹き飛ばされてしまいます。

兄たちは弟のレンガの家へ逃げ込みますが、オオカミが煙突から家に入ろうとするのでこぶた達は暖炉でお湯を沸かして待ち構えます。そしてオオカミはまんまとお湯の中に落ち、逃げていきます。めでたしめでたし。というのがだいたいのあらすじです。

「さんびきのこぶた」には多くのバリエーションがあり、こぶたがオオカミに食べられたり、逆にこぶたがオオカミを食べたりとちょっと怖いものもありますが「おそらの絵本」の「さんびきのこぶた」は誰も食べられたりしませんし、ゆるいタッチのほのぼのした感じの絵で、寝る前にぴったりの優しいお話しになっています。

ところどころに入る効果音も楽しい雰囲気で、子ども達は「オオカミのフーッもう一回ならして!」「お湯沸いてるー」などと大喜び。ドアが開いて閉じる「ギー、バタン!」という音だけで「あ、こぶたがお家に入っていったんだな」とその場面を想像できるような工夫がされていて、お話しの世界にどんどん引き込まれていきました。

音や映像があることで普通に読んだ絵本よりもはっきりと印象に残るようで、次の日には四角い積木を積んで「レンガのお家」を作っていたり、木の板を棒でトントンと叩いていたりして、思わず微笑んでしまいました。

努力の大切さが学べる!【さんびきのこぶた】を親子で楽しむ

古くから伝わるお話にはたいてい何らかの教訓がありますが、「さんびきのこぶた」が教えてくれるのは「頑張って努力すればその分良いことがある」「楽をしようとしてさぼると後で痛い目に会う」というようなことだそうです。

子ども達がせっかく出会った絵本なので、そこから学べる教訓もそれとなく伝えていくように心がけています。

いつかきっと、心の片隅に残る「さんびきのこぶた」のお話しが、地道にレンガを積んでいった3番目のこぶたのようにこつこつ努力する大切さを身につけるきっかけになってくれると信じています。絵本はそうやって子ども達の心を豊かにしてくれるものではないかな、と思います。

さて、明日は何を読もうかな。

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