子どもを中心に増えている「百日せき」って何?予防接種をお早めに!

激しいせきが「100日」も続く――ということで名付けられた「百日せき」の患者数が増えているそうです。
百日せきって、どんな病気なの? 実は百日せきで死亡するケースもあるって、ご存知でしたか?

「百日せき」って何? 百日せき菌によって発生します!

画像出典:「百日せき」の患者1万人超す 予防接種や早めの受診を

百日せきは、その名のとおり激しいせきをともなう病気です。
「百日せき菌」と言われる細菌に感染することで引き起こされる百日せきは、せきやくしゃみなどが続き、次第にせきがひどくなってきます。

小さなお子さんの場合は、続くせきのために呼吸ができなくなり、チアノーゼやけいれんを引き起こすことだけでなく、窒息や肺炎等の合併症を起こすこともある危険な病気です。

「百日せき」は予防接種でしっかり防げます!

画像出典:「百日せき」の患者1万人超す 予防接種や早めの受診を

百日せきは命の危険もある病気ですが、ワクチン接種をすることにより、百日せきの罹患リスクを80~85%程度減らすことが出来るそうです。

つまり、ワクチンさえ接種しておけば、お子さんの健康と命を守ることにつながるのです!

ちなみに厚生労働省では次のようなスケジュールでワクチンを接種することを推奨しています。

  • 1期:生後3ヵ月~12ヵ月の期間に1回、その後20~56日までの間隔をおいて合計3回※1
  • 2期:11~12歳の期間に1回

※1追加接種をする場合は、3回目の接種を行ってから6ヵ月以上の間隔(標準的には12ヵ月~18ヵ月の間隔)をおいて追加の1回の接種を行います。

「まだ」の方は、なるべく早く予防接種を!

今回の記事を読んで「そう言えば……」と不安になった方は、なるべく早めにお子さんの予防接種をするようにしてください!

なお、百日せきは「子どもがかかる病気」と思われがちですが、大人も感染する病気であり、大人が「風邪かな?」と風邪と勘違いすることで感染を広げている可能性があるそうです。

もしかすると、アナタの隣にいる人が百日せき菌を持っているかも知れません!
取り返しのつかないことになる前に、早期に予防接種をしてくださいね。

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