0~2歳の子どもに必要なのは友だちよりも……?

これから幼稚園に初めて通園する子どもたちにとって、保育園や幼稚園は未知の世界です。
そして、ママたちが心配するのは「上手く友だちができるかな?」ということではないでしょうか?

今回はそんな「小さな子どもと友だち」にフォーカスを当ててお話したいと思います。

幼稚園に早く行かせた方がコミュニケーションが伸びる?


画像出典:PhotoACより

親からすると1歳から保育園に行く子どもと、3歳から幼稚園に行く子どもだと「1歳から保育園に行く子ども」の方がコミュニケーション能力が高くなりそうな気がします。

しかし、実際のところ1歳から保育園に行かせた子ども、3歳から幼稚園に行かせた子どもの間で、社会性に大きな差がないことがデータで判明しています。

そもそも幼稚園が3歳からスタートする理由は、3歳ごろから子どもは「友だちと遊ぼう!」と友だちと遊ぶことを求め出すからです。

もちろん、1歳から友だちを作ることも大切ですが、0~2歳からの子どもたちが必ず友だち要なよりも、身近な親しい人間との関係性です。

0~2歳の子どもに必要なのは親しい人との関係性が重要!

0~2歳頃の子どもたちは、この時期に「どんなことがあっても自分を守ってくれる人がいる」という安心できる人が側にいるということを理解する必要があるからです。

この時期に子どもは好きなように遊んで、それを守ってくれる人がいる。何かあったときにも「大丈夫」と言ってくれる大人がいる、という「安心できる関係性」が自分の身近にあることを理解し。

「世の中は安全・安心なんだ。僕は守られているんだ」という感覚をしっかり身につけることができれば、自分に自信を持って友だちや大人と関わることができるようになります。

つまり、0~2歳の間は「他者と関わるための準備をしている段階」で、必要以上に友だちを作らせようと躍起になる必要はない、ということ。

むしろパパやママなどの身近な大人が子どもに安心感を与えてあげることの方が大切であり「友だちと関わらせなきゃ!」と気にしすぎる必要はありません。

パパやママとの信頼できる人との関係が友だち作りの土台に!

生まれたばかりの子どもに、いきなり友だちを作ることができる能力が備わっているわけではありません。

「友だちを作る」ということは、本能ではなく。後天的に身につく”スキル”と言っても良いのかもしれません。
だから0~2歳ぐらいの間は、無理に友だちを作らせるのではなく。友だち作りの土台を構築するためにも、まず身近な人との信頼関係をしっかり築くことから始めましょう。

そうすることで、子どもたちは自然に友だちを作る能力を身に着けていきますよ!

[参考1]『はじめての友達』|すくすく子育て

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