ファミリーサポートって何? 利用に関するメリットとデメリット、具体的な利用例をご紹介!
アナタは『ファミリーサポート』ってご存知ですか?
子どもが熱を出したときは、どちらかが仕事を休まなければならないですが、どっちも仕事を休めないときだってありますよね?
そんな働くパパやママ。そして、専業主婦家庭であっても、子どもから目を離せないけれど外出しなければならない、という方向けに子育てを支援する制度が『ファミリーサポート』です。
ファミリーサポートって何? アナタの近くにもファミリーサポートを利用できる事業所があるかも!
画像出典:PhotoACより
ファミリーサポートは、お住いの地域において「育児」や「介護」の援助を受けたい人と行いたい人がお互いに助け合う活動のことであり、会員登録をしている人のみが、サポート事業を利用可能です。
各市町村には、それぞれ事業登録している「ファミリーサポートセンター」があります。
最寄りのファミリーサポートセンターに事前に会員登録をしている場合、条件があえばファミリーサポートを利用することができます。
ファミリーサポートではどんなことをお願いできる?
- ・保育所までの送迎
- ・保育施設や学校の開始前、終了後の預かり
- ・学校の夏休みなどに子供を預かる
- ・保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
- ・買い物などの外出の際に子供を預かる
ファミリーサポートでは上記のように、子どもの送り迎えや子どもの一時預かりなどを会員であれば依頼することが可能です。
ファミリーサポートの利用方法は、どうすれば良いの?
ファミリーサポートを利用するためには、まずは最寄りのファミリーサポートセンターに会員登録をしなければなりません。
基本的にはファミリーサポートの利用方法は次のようになります。
- 1.ファミリーサポートセンター会員登録、研修
- 2.センターの提供会員と事前打ち合わせ
- 3.援助センターに援助を依頼(日時を指定)
- 4.提供会員による援助活動
- 5.援助活動終了後に報酬の支払い
ファミリーサポートセンターの利用には費用が発生します。
場所によって、ファミリーサポート費用は異なりますが、800円~利用できることもあります。
※詳しくは最寄りのファミリーサポートセンターにお問い合わせください。
ファミリーサポートのメリットは金額だけじゃない!
画像出典:PhotoACより
ファミリーサポートはお住まい地域のファミリーサポートセンターにもよりますが、1時間800円~とリーズナブルな金額で利用できます。
自分の都合が合わないときに知っている相手に子どもをリーズナブルな金額で預けることができるファミリーサポートは、小さいお子さんを持つパパとママにとって、心強いサービスですがメリットだけでなく、デメリットも存在しています。
この章では、ファミリーサポートを賢く利用するためにメリットとデメリットをご紹介します。
ファミリーサポートのメリットは金額だけじゃない!
- ・早朝・夜間・休日でも利用可能
- ・急な仕事、病気や法事の際にも利用OK
- ・子どもの送り迎えのお願いもできる
- ・シッターさんよりも金額が安い
- ・提供会員と親しくなり、孤独感が薄れやすくなる
- ・提供会員の子どもやお孫さんと友だちになることもある
- ・保険加入制度があり、万が一の際も安心
提供会員さん次第のところはありますが、他のサービス以上に時間帯を気にせずに、子どもを預けられるのは忙しいパパとママには助かりますよね。
またファミリーサポートは子どもが安全に過ごせる場所を作れるだけでなく、パパやママの孤独感を癒やす効果も期待できます。
地域と一体になって子育てをする――実はそれもファミリーサポートが開始された理由の1つなんですよ!
ファミリーサポートのデメリット ご近所トラブルに発展するリスクも
- ・ファミリーサポートセンターによっては金額が高い
- ・提供会員とスケジュールが合わないと利用できない
- ・提供会員は育児のプロではない
- ・ご近所トラブルの原因になることがある
ファミリーサポートを提供する「提供会員」のほとんどは、残念ながら”育児のプロ”ではありません。
提供会員の多くは近所にいる心優しい方たちです。そのため人間関係でトラブルになることも……。
残念なことですが、ファミリーサポートの提供会員の方の不注意が原因で、子どもがケガをしたり、事故に巻き込まれてしまったりするケースもわずかながら報告されています。
しかし、最近ではファミリーサポートの提供会員側に対し、自治体が講習を行っているため、不幸な事故が起きにくい状況が少しずつですが整えられつつあります。
ファミリーサポートは、こんなときに助かる!具体例をご紹介
画像出典:PhotoACより
これからはじめてファミリーサポートを利用する、という方にとって不安なことは「どんなときに利用すれば良いの?」という利用のタイミングのことでしょう。
この章では、ファミリーサポートの利用に関する具体例をご紹介します。
1.仕事の都合で放課後の時間に家にいないときに預かってもらう
子どもの学校が終わってから、いつも家にいない。放課後に家に1人にしているのが不安だ、可哀想――というときも、ファミリーサポートは活用できます。
提供会員さんに、放課後だけ子どもを預かってもらうことで、お子さんが放課後も1人になることを防ぐことができます。
2.急な法事で夫婦で家にいないときに預かってもらう
親戚が急に亡くなってしまい、夫婦揃って列席しなければならなくなった――。こんなときにも、事前に会員になっていればファミリーサポートを利用して、お子さんを預けることができます。
ただし、提供会員さんの都合もあるので、急な用事のときはファミリーサポートを利用できない場合もあるので、ご注意を。
3.仕事の都合で子どもの送り迎えが出来ないときはファミリーサポートにお願い
通勤時間が早く、子どもの送り迎えが出来ない。
事前にファミリーサポートに相談しておくことで、提供会員の方が子どもの送り迎えを代行してくれます。
日常生活の「困った!」をファミリーサポートで軽減させましょう
子どもが小さいうちは、なかなか目が離せません。
1人にすると心配だし。通学も慣れてきた……とは言え、やっぱり親としては、ついていないと不安ですよね。
そんなときにこそ、ファミリーサポートがアナタの助けになります!
子育てが大変なときにファミリーサポートを活用することで、パパとママの負担と心配事を減らことができますよ。
「ファミリーサポートって、どうなんだろう?」と気になられた方は、お住い地域のファミリーセンターに問い合わせをしてみませんか。