叱りたくなったら「問題を出す!」で子どもの行動を促す
みなさんは、いつもお子さんに対して怒っていることって、どんなことがありますか?
服は脱いだら脱ぎっぱなし。帰ってきたら、宿題もせずにダラダラ……と、あんまりな態度に、ついつい叱りたくなりますが「問題です!」と、伝え方を変えるだけでお子さんの態度も、変わるかも?
叱らずに「問題」を出して、行動を促そう!
「早く●●しなさい!」と怒ったり、叱ったりしてしまうと、親としても罪悪感が残るし。子どもも素直に行動できないことが多々あります。
(例えば「勉強しなさい!」と怒られるようなこと)
そんなときに、あえて何をしなければならないのかを「問題です!」と子どもに考えさせてあげてみてはいかがでしょうか?
例えば……
- ・幼稚園から帰って、服を放りっぱなし → 幼稚園から帰って来て、することはなんでしょう?
- ・おもちゃを出しっぱなしで、片付けない → 遊ばなくなった、おもちゃはどうすれば良いでしょう?
など、このようにやってほしいことを伝えるのではなく「何をすれば良いのかな?」と考えさせることで、ママもイライラしないし、子どもも叱られずにやるべきことをやりやすくなりますよ。
叱る前に「何をしなきゃいけないのかな?」と考えさせてみよう!
いつも、いつも言っているのに、なかなか悪い癖を治してくれない。
子どもだけに限らず、大人にもあることですが、相手の行動を変えるのはカンタンなことではありません。
「叱る」ことはもちろん大切です。でも、叱ることで行動が変わらないのに怒ったとしても、子どもは「怒られた」という記憶しか残りません。
また言われたことをすぐに行動に移さないこともしばしば……。
そんなときには「叱る」のではなく「今、何をしなければいけないのかな?」と考えさせることが大切です。
自分で考えることによって「あ、●●しなきゃ」と気づけば、子どもは素直なので行動に移しやすくなります。
大人だって、そうですが人に言われて行動するのって、なかなかむずかしいことですからねぇ……!
叱ったり、怒らずに、言うことを聞いてもらえるのが1番楽!
「叱る」「怒る」の目的は、子どもに親の言うことを聞いてもらうためです。
でも、叱ったり、怒ったりせずに、子どもが言うことを聞いてくれれば目的は達成されますよね?
今回ご紹介したテクニックは、叱ったり、怒らったりせずに、言うことを聞いてもらうための方法です。
思わず頭が「カーッ!」となったときは、一呼吸置いてから「どんな問題を出せば良いのかな?」と考えるようにすると、スムーズに子どもに言うことを聞いてもらえやすくなるかもしれませんよ。