赤ちゃんは、なぜ泣くの? その理由
赤ちゃんは、なぜ泣くの?
「泣く子は育つ」とは、言うもののどうして赤ちゃんって、あんなにも泣くのでしょうか?
特に新米ママからすると「何が不満で泣いているの!」と不安になってしまうこともありますが、今回のコラムを読むと少しはその不安な気持ちが楽になるかもしれませんよ?
赤ちゃんが泣いている、そのはっきりとした理由はわからない!
どんなに愛情を持って育てていても、赤ちゃんが「何がイヤで泣いているのかな?」と言う理由を100%わかることは、困難です。
赤ちゃんそれぞれに個性があり、泣く理由もさまざま。ただ泣き終わったあとに「あぁ、これがイヤで泣いていたんだな」と気づくことはありますよね?
そうやって泣いた理由を少しずつわかっていくことが、今後の子育てに役立つのです。
- ・いつもよりも泣き声が大きい、小さい
- ・泣いている時間が長い
- ・甲高い声で泣く
ただし、いつもと泣き声が違うときには、特に上記のようなときには注意が必要です。
月齢によって泣き方も変わってきます!
画像出典:NHK すくすく子育て|赤ちゃん どうして泣くの?より
- ・3か月ごろまで:お腹すいた、暑い、寒い、苦しいなど不快な感情のサイン
- ・3か月ごろから:不快な感情のほか、眠気や寂しいなどの感情を理由に泣くようになる
- ・3~9か月:人見知りや後追い泣き、夜泣きが始まる
毎日少しずつ成長していく赤ちゃん。実は月齢によっても赤ちゃんの泣き方は異なります。
また生後2週間~5か月ごろまで(2か月ごろがピーク)、親であっても泣いている理由がわからない泣き方があります。
その泣き方を「パープル(PURPLE)クライング」と呼ぶこともあります。
(P)Peak of Crying
生後2週間ごろに現れ2か月ごろピークを迎え、そのあとは徐々に和らいでいきます。
(U)Unexpected
泣いている理由を予想できません。
(R)Resists soothing
さらに、なだめることもできません。
(P)Pain-like face
たとえ痛くなくても痛そうな表情で泣きます。
(L)Long lasting
長く続くといわれトータルで1日5時間、泣くことも。
(E)Evening
とくに午後から夕方にかけてよく泣くといわれています。
医学的には泣き止まなくっても大丈夫!
いつまでも泣いている赤ちゃんに対して、誰だって心配になります。
そして、いつまでも泣いていると泣き止ませたくなるのが、当たり前の気持ちでしょう。
しかし、仮にいくらやっても泣き止まなかったとしても、医学的には害はありません。
実は「泣き止まない≠ストレスが多い」という関係であり、心理的なストレスがあるから赤ちゃんは泣いているのではなく――泣きたいから泣いているという部分もあるようです。
もちろん、体調が悪くて泣いている場合には注意や対処が必要ですが、普通の状態で泣いているし、泣き止まないときは大きく不安になる必要はありません。
赤ちゃんが泣くのは、あくまで大人がしゃべるのと同じ、コミュニケーションです。
そして、赤ちゃんが泣くのも、泣き止まないのも決してママのせいではありませんよ!