植物を育てて観察日記を書こう~アサガオとマリーゴールドを観察~
「ママ、アサガオを植えたい」去年の4月に長女が提案してきました。
アサガオは長女が1年生の時生活科の時間に植えて育てた植物です。長女の意志を尊重しようと思ったのと、長女の提案から2年生の夏休みの自由研究はアサガオの観察日記にしようと思いました。
しかし、アサガオは1度育てているので、他の花を育てることにチャレンジしてみたいと思いました。さて、他のお花は何を育てようか悩み、長女が1年生の時使っていた生活科の教科書を開きました。
生活科の教科書に紹介されていた小学校低学年の子どもが育てやすいお花は、ホウセンカ、マリーゴールド、ヒマワリ、オシロイバナ、アサガオが紹介されていました。そこで、私が子どものころ育てたことがあるマリーゴールドも一緒に育ててみることにしました。私と長女は、一緒にアサガオとマリーゴールドを育てて観察日記を書きあげる挑戦が始まりました。
今回は私と長女が書いた観察日記を参考に、みなさんに観察日記の書き方をお話ししたいと思います。
観察日記を書こう。
観察日記を書こうと思ったのはいいけど何を書いたらいいのか正直迷います。私と長女は下記の流れで観察日記を書きました。
1.なに(観察したもの)
なにを観察したのか書きましょう。
2.だれ(名前とクラス)
名前とクラスを書きましょう。せっかく苦労して書いた観察日記なので名前がないと誰が書いたか分からないですよね。
3.なぜ(観察した理由)
なぜその研究をしようと思ったのか、自由研究ではとても大切なことで、何かきっかけがあるはずです。短くても良いので、観察した理由を書きましょう。
4.いつ(観察した時)
いつ植物を育てたのか観察日記をはじめて見る人にも分かるようにしましょう。
5.どこで(観察した場所)
観察した場所を書きましょう。観察した場所が暖かい場所か、寒い場所かで植物の成長が大きく異なります。
6.どのように(観察した方法)何をどのように観察するか書きましょう。観察に使った道具、植物を植えるのに使った土、肥料などを書きましょう。
7.観察したこと、観察した結果を書きましょう。
種を植えた日 、芽が出た日、芽(子葉)が開いた日、本葉が出た日、根っこの観察、大きくなっていく様子、つぼみの観察、お花が咲いた日、お花が枯れる様子、できた実、とれたての種など観察したことをそのまま書きましょう。
8.感想、今後の活用を書きましょう。
難しかったこと、楽しかったなど感想を書きましょう。また、観察を終えて今後どうしたいかも書くと良いでしょう。
観察のポイント
5感を活用します。
○視覚
大きさ、色、形などを調べましょう。大きさを調べるときは物差しではかる、1円玉など置いて見ましょう。また、色や形を写真でとる、スケッチするなどして記録をとりましょう。
○嗅覚
お花や土などの匂いを嗅いで観察日記にまとめましょう。土はどんな匂いがしましたか、ほんわかな匂い、肥料の匂いが臭かったなど匂いの感じ方は人それぞれです。感じたままに様子を観察日記に書きましょう。
○味覚
私と長女はあまり観察に味覚を使わなかったのですが、花の蜜をすった場合どんな感じだったか観察日記に書きましょう。
○触角
葉っぱや花びらなどに触れてみましょう。ペラペラ、チクチク、つるつるなど、触ってみてどんな感触がしたか記録しましょう。
○聴覚
味覚と同様、今回の観察ではあまり使わなかったのですが、花がひらくときの音、芽が出る時の音を表現して観察日記に書くことは楽しそうです。
私と長女が作成した観察日記の動画です。これから、観察日記を書こうと考えている方は参考にしてみてください。何を書いているかじっくり見たい場合はフルスクリーンにしてご覧ください。
観察日記の良い点と大変な点
○大変だった点
1.毎日観察を続けることは大変でした。
毎日の観察となるので忙しさに追われて観察を忘れそうになる日が何回かありました。1日観察時間は短時間ですが継続を維持することが困難の時がありました。
2.完成までに時間がかかりました。
種を植えてから種を取るまで観察したので観察期間が4カ月になり、観察日記を完成させるまでに時間がかかりました。
1日1日の努力の成果
4カ月の努力が報われました。私たちが作成した観察日記は校内審査を通過し科学館に展示され、賞状をゲットすることができました。賞状をもらったことで長女は、1日1日継続することの大切さを学び生活科の成績アップにつながりました。
毎日の観察が大変かもしれませんが、夏休みの自由研究に植物の観察日記を書いてみてはいかがでしょうか。完成したときの達成感は心地が良いです。