子どもに伝わる協力のパワー!おそらの絵本「がんばる!はたらくくるま」

元気いっぱいの子ども達に付き合っての外遊びも、暖かくなって少し楽な季節になりました。外で思いっきり遊んで疲れた子ども達へ寝る前のお楽しみに。おそらの絵本のおすすめディスクをご紹介します。

思わずジャケ買い!車好きの息子へのプレゼント

子どもって乗り物が好きな子多いですよね。我が家の長男、次男もそんな乗り物好きボーイでした。遊んでいる時だけでなく、ご飯を食べる時も傍らにはミニカー、寝ている時も握って寝ていました。道を走る車はもちろんのこと、公園帰りに工事現場で働く車をわざわざ見に行ったりも。懐かしい思い出です。そんな日々の中で、絵本も車が出てくるものを自然と選ぶことが多く、寝かしつけに愛用していた「おそらの絵本」のディスクにくるま系があるのを見つけた時は、やったー!と本屋さんで即購入。内容は確認せずに、完全にジャケ買いでした。

協力すると一人でできないこともできちゃうんだ!が伝わります

普段見かける働く車ってそれぞれの用途に分かれて特化しているのが当たり前ですが、この物語にに出てくる「はたらくくるま」達は、自分が一番!と威張ってばかり。子供同士のけんかにそっくりで笑っちゃいます。おれ、こんなことできるんだよ!わたしだって!ぼくだって!って。

そんな時に長雨で土砂崩れがおき、隣町への道がふさがれてしまって、さぁ大変!緊急要請でショベルカー、クレーン車、ブルドーザー、ダンプカーが一緒に出動することになりました。

ショベルカーは土をどかすのは得意だけれど、木が倒れているのは直せない。そこはクレーン車の出番です。土や石が積み上がっていて進めないところはブルドーザーの出番。その土を運ぶのはダンプカー。それぞれが得意を生かして協力し合います。

自分の苦手なところに来ると、「おっとっと、いったんストップです」の言葉が繰り返されるのですが、うちの子達はここが気に入っているようで、必ず一緒に言い出します。キキーッという急ブレーキ音を「おっとっと」の後に入れられますし、土砂を運ぶ音や木を持ち上げてどかす音などの作業音もリアルで、盛り上がりますよ。これは、紙の絵本ではできないことですね。

「みんなえらし、みんながそれぞれ一番です」という最後のところ。それぞれの子に得意不得意があって、みんなで協力し合えば、一人の時よりも大きなパワーを発揮できること。これは子育ての中で子どもに伝えたいことの一つでした。まさかジャケ買いした絵本のディスクで伝えられるとは!

他の人と協力することでしか達成できないことがある。みんなそれぞれ得意なところを生かして協力し合って成し遂げていけばいいんだという考えは、子ども達が大きくなるにつれてとても大切になることで、協調性、自己肯定感につながっていると思います。

長男が小さな頃から何度も読んでいますが、9歳になった今も角度を変えて楽しめています。

期待以上!車好きじゃない子にもおすすめ

はじめは車が好きだから楽しんでくれるだろうくらいの気持ちで選んだ絵本でしたが、期待以上でした。一人では難しいことも、みんなで協力すれば成し遂げられる、みんなそれぞれ得意があってみんなが一番!というメッセージが息子に伝わった時は嬉しかったです。協力しあう大切さは、今の子ども達にとって大切なファクター。成長するにつれて、色々な問題にぶち当たることもあるけれど、そのたび周りのお友達と協力して乗り越えていける子に育ってほしいと願っているママも少なくないと思います。そんなママにもぜひ、子ども達と一緒に楽しんでいただきたい絵本です。

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