いよいよ冬本番となってきました。
この時期になると、鼻水が出始めたり、子どもの機嫌が少し悪いだけで、体調悪いかな?と心配になります。
インフルエンザや胃腸風邪を、小学校や保育園からもらってきたのじゃないかと、ついピリピリしてしまいますよね。

我が家は鼻水が出だしたら、もう一つ気にかける病気があります。それは中耳炎です。
私は子どもの頃3回、子どもたちも何回か中耳炎を経験しています。子どもの中耳炎は人にもよりますが、とても気が付きにくいのです。
気が付かずに重症化し手術が必要になってしまう場合もあるので、注意が必要です。

 

鼻がジュルジュルしだしたら、気を付けてあげたい耳のこと

【そもそも中耳炎ってどんな病気?】

中耳炎とは、鼓膜の奥の「中耳」という場所で起きた炎症です。主に、急性中耳炎と滲出性中耳炎があります。みなさんの中にも、子どもの頃耳に強い痛みをうったえて耳鼻科に行ったら、中耳炎と言われた方もいらっしゃると思います。それは大抵急性中耳炎と言われるもので、強い痛みがあります。逆に滲出性中耳炎は痛みを伴わない場合が多いです。
どちらも耳の聞こえが悪くなったりするのですが、特に小さな子どもだと、なかなか説明ができなかったり、自覚しなかったりするので注意が必要です。

【中耳炎の原因は?】

中耳炎の原因は、細菌やウイルスが中耳に入る事です。鼻水などにる細菌やウイルスを体の外にうまく出せず、耳管を通して中耳に入ってしまうと中耳炎という炎症をおこしてしまいます。
私の子どもの頃はプールで遊んでいて、うまく耳の水抜きが出来ないと中耳炎になると言われていましたが、それは気にしなくていいと、子どものかかりつけの医師に言われた事があります。
それよりも、鼻水が出始めたら、すすらせないで鼻をかませなさい。かむ時も、両鼻を同時に勢いよくかんでも中耳炎になりやすいので、そっと片方ずつかみなさいと指導されました。

そうは言っても、なかなか言われた通りにできないのが子ども。
私の息子は鼻水が出だすと、耳鼻科のお世話になります。その際に「あれ?中耳炎なってた?」と医師に言われる事もあります。

 

中耳炎って、分かりづらい?~長男の場合

【長男4歳、初めての中耳炎】

子どもが耳の痛みを訴えたとき、初めて中耳炎を意識する親も多いと思います。しかし、子どもはなかなかこの痛みを表現出来ません。
我が家の長男が特にそうです。長男は小さい頃から言葉で説明する事が苦手です。そして、痛みがあるはずなのに、痛みに対してあまり自覚がありません。
不快な事があるのに、それが何なのか分からないし、分からないから説明できない事も多々あるのです。

長男が4歳の頃です。夜泣きもしなくなって随分とたつのに、その日は何故か夜中に何回か起きました。泣いては動き、動いては泣きます。抱っこしたり声をかけたりしているうちに大人しくなり、寝付きます。
しばらくすると、また泣き叫びました。それは赤ちゃんの頃よくあった、夜泣きのようでした。
珍しいなとは思ったものの、何か幼稚園で刺激でもあったのかなぐらいに思っていました。
明け方になると再び寝付いたので、一安心。
翌朝、「どうして泣いたの?」と聞いても、息子は首をかしげるばかりです。ただの夜泣きで片付けようと思った時に、もしやと思って聞いてみました。

「もしかして、耳が痛かったの?」

その瞬間、息子はあっと顔をあげました。
自分の不快に説明がついた様子です。すかさずどちらの耳か聞くと、右耳を指します。それならばと、念のため近所の耳鼻科に行ってみました。やはり急性中耳炎でした。
しかも、右耳だけかと思いきや、両耳です。痛いはずですが、長男は結局痛いという言葉を言いませんでした。

【長男7歳、2回目と3回目】

2回目は7歳のゴールデンウィーク。私の実家にいる時でした。
普段元気いっぱい自由に、田舎の実家を駆け回る長男がじっとしています。大好きな食べ物を出されても、食事には手をつけません。おやつも食べません。話しかけても言葉を発しません。
「体調悪いの?」と聞いても、何も答えません。熱を測っても、いつも通り平熱です。それでも、普段とは明らかに態度が違います。
まさかと思って「耳が痛いの?」と聞いても、分かんないというそぶりをします。そしてやはりじっとしていました。

何回か耳が痛いのか聞いても、有効な答えを言いません。じゃあ「耳が変なの?」と聞くと、そこで初めて目が泳ぎました。ゴールデンウィークなので、慌てて休日診療の病院を探して行ってみると、やはり中耳炎と診断されました。
長男が特殊なのかもしれませんが、なかなか中耳炎になっても「耳が痛い」と分かりやすく訴えてはくれない事が多いのです。

3回目は学校の帰りでした。朝元気に出かけた長男が、帰宅して早々ただいまも言わず、ソファーに横になりました。
「体調悪いの?」と聞いても、答えません。「耳が痛いの?」と聞いてみても、答えません。しかし、よく長男を見てみると、耳をしたにして、クッションにくっつけています。念のため耳鼻科に行くと、予想通り、中耳炎でした。

 

あれ?聞こえていない?~次男の場合

次男は長男と違って器用です。自分の主張はしっかりといいますし、説明も上手です。

次男が3歳の頃、なかなか私の問いかけに答えてくれいな時期がありました。「ご飯よ」と言っても、「歯を磨こう」と言っても無視です。反抗期かもしれないと思って、あまり気にしませんでした。
そのうちに、遊びに夢中になっている時は何を話しかけても無視するようになり、同じことを何回も聞いてくるようになりました。その度に根気よく答えはするものの、すぐ同じ質問をしてきます。
そのうち私もイライラしてきて、「耳聞こえてるの?」と強く聞いてしまいました。その問いには、次男はちゃんと返事をします。耳は聞こえているなと安心してしまう私でしたが、後から考えると、それは、ただ私の勢いに反応しただけだったのです。
強く何か聞かれたら、返事をしておけばいい。よく叱られていた長男を見ている次男ならではの処世術です。

私がやっと気が付いたのは、テレビを次男の友人とそのお母さんと一緒に見ていた時です。
それは次男が好きな番組でした。十分な音量で見ているにも関わらず、次男は聞こえないから音量を上げてくれと訴えます。聞こえないと訴えるのは次男だけでした。
その時子どもの友人のお母さんから、痛くない中耳炎の存在を教えてもらいました。実際耳鼻科に行ったところ、中耳炎と診断されました。

あれ?と思ったら、耳鼻科に行こう

中耳炎と一言で言っても、子どもによって表現は様々です。「耳が痛い」と言わない時もある子どもの中耳炎。早めの通院が、早めの治療に繋がります。
子どもの機嫌が悪いと、つい風邪やインフルエンザを疑いがちです。鼻水がジュルジュルするこの時期、疑う病気に中耳炎も入れてあげて下さいね。

私は以前、ブライダルプランナーの仕事をしていました。
その時にお子様連れのお客様から、よく問い合わせがあった件について、解説したいと思います。

 

子どもが手伝うする結婚式

親しい友人やお身内の方が結婚式をあげると、時にお子様にその結婚式や披露宴の手伝いをして欲しいと言われる事があります。自分達がかつて結婚式を挙げた事があっても無くても、手伝うのが自分の子どもだったらもう別の話。
自分の子どもに出来るのかしら。何を準備していいのかしら。不安になっても可笑しくありません。

ところが、子どものいない若夫婦には、大雑把なイメージはあるものの、親が持つ不安や子どもの行動パターンがよめず、無理な事を頼んできたり、説明が少なすぎる事も多々あります。

今回は、お願いされた場合、何を準備した方がいいか、聞いておくと良いことを挙げてみようと思います。

何処で何をお手伝いするの?

まずは日にちと時間と場所。はい、これは当然ですね。
では、出番はいつでしょうか。挙式ですか?披露宴ですか?これによって、雰囲気も子どもの緊張具合も全く違います。
もしお子様が上手く務められるか不安で、断るかどうか悩んでいる方は、どちらかを聞いてみてから決めても良いでしょう。

挙式、特に教会式の場合、厳かな雰囲気で行われます。例えばリングボーイであろうと、ベールガールであろうと、親は一緒に歩けません。
式場によっては荘厳なパイプオルガンをバックに、1人で歩く事になるでしょう。司会も大抵の場合は牧師さんが行います。人前式の場合は牧師さんではなく、司会の方が司会進行しますが、やはり場所が挙式場ですと、教会式ほどではありませんが、厳かな雰囲気は抜けきれません。
扉が開いた瞬間泣き出してしまうお子様がたまにいらっしゃいます。そこで慌てて駆けつけたいが、なかなか駆けつけられる空気ではありません。未就園児や未就学児だと、少し難しいかもしれません。
挙式での場合、リハーサルで一度練習が出来る式場が多いです。お手伝いさせるかどうかは、親がいなくても練習通りに動けるかどうかを目安にすると良いと思います。

披露宴でのお手伝いの場合、大体は式が終わって祝杯も挙げた後が多いので、全体的にリラックスした雰囲気になります。挙式場の雰囲気にビックリしてしまったお子様でも大丈夫。乾杯して、お子様ランチを食べれば、元気一杯。挙式場ほどピリピリした空気でもないので、お子様も動きやすいのではないでしょうか。少し泣いてもご愛嬌。バックミュージックとともに、司会進行役の司会者が上手くお子様達をのせてくれます。

具体的には何をするの?

よくお願いされるものは、リングボーイ、ベールガール、子ども花束です。
リングボーイはその名の通り、指輪を運ぶ男の子です(女の子の時もあります)新郎の後を指輪を持って歩きます。1人で歩く事になるので、あまり小さいと、緊張して泣き出してしまうかもしれません。
ベールガールは、バージンロードを歩く新婦の後ろで新婦のベールを持って歩きます。バージンロードの広さにもよりますが、2〜3人で歩く事が出来ます。兄弟姉妹で歩くと、小さい子でも意外と歩けるものです。

服装は準備するの?

大抵の場合は子どもの親が用意します。
ただ、新郎新婦によりますが、ベールボーイやベールガールなど、挙式場でのお手伝いの場合、2人の衣装に合うものを用意してもらえる場合がたまにあります。
そうでなくてもこだわりの新郎新婦の場合、色の指定や逆に着て欲しくない色がある時もあります。後で「こうして欲しかったのに」と言われない為にも、念のために聞いておくと良いでしょう。
ちなみに、購入しても良いですし、少しお値段ははりますが、式場と契約しているドレスショップでも借りられる場合があります。式場で借りる場合、提携しているショップが数社ある式場なら、新婦と同じショップで借りるのがオススメです(もちろん、支払いが自分達持ちの場合は別のショップで借りても良いです)

着替えは家から着せて行っても良いですが、汚したり破ったりしたらと何かと心配です。着替え室がない式場を除き、時間に余裕があれば、式場に着いてから着替えた方が安心です。親族控え室がある方は親族控え室で、友人など親族控え室がない方は、出席者着替え室で着替えます。
荷物をその場に置いておく事が出来ない場合はホテルの場合はクロークに、その他の会場は荷物預かり場に預けます。

 

今回はよくお客様にご案内する話を挙げてみました。
親である自分達から詳しく聞こうとも、新郎新婦は式の様々な準備で手一杯で、なかなか意思疎通ができない事もよくあります。その場合は結婚式場に直接聞いても大丈夫です。日時と両家の名前が分かれば、対応してもらえます。その際に担当の方、当日どなたに尋ねると良いかを聞いておけば安心です。

自分の子どもが綺麗な服を着て晴れの舞台に彩りを加える姿を見るのは、楽しみな反面、不安も多いと思います。
不安な点はしっかり聞いて、せっかくのお祝いの式、素敵な思い出と写真に残したいですね。