12月になると、クリスマスツリーも出してきて飾りつけ、お家はすっかりクリスマスムードですね。

サンタさんを待つ子供たちは

「うちは煙突がないけどサンタさんは来るの?」

「暖炉がないけどどこから入ってくるの?」

とお母さんを質問攻めにすることもあるかもしれません。

 

「窓をちょっと開けておけば大丈夫よ!」と答えるのも素敵ですが、小さい子供たちは大きなものを工作するのが大好きですから、段ボールで暖炉と煙突をつくってしまうのはどうでしょう。

 

段ボールを準備する

 

まず、おうちにある段ボールを切ったり積み上げたりして、暖炉の骨組みを作っていきます。

我が家では2Lペットボトルが6本入っていた段ボールを煙突に、コピー用紙の入っていた段ボールを2つ横にして組み合わせて暖炉の火をくべる部分にして作りました。

 

煙突部分と暖炉部分には穴をあけておきます。切る部分は危ないので、大人がやってあげてください。こうすると、上からやわらかいボールを落としたり「3匹のこぶた」ごっこをしたりと遊びの幅が広がります。

煙突や暖炉を飾りつける

まわりを片段ボールや白い画用紙などで覆ってあげてから、子供たちに好きなように装飾してもらいます。煙突の上の部分と暖炉の全面は折り紙を貼りました。

 

側面も何か貼ろうかなと準備していると、息子がすでに青のペンで塗っていました。ペンがなくなってしまったので、絵の具を用意して作業再開です。

※こういう「子供が勝手にやりだす」ところが工作の醍醐味です。自分で何かを作りはじめたら「そのアイデア最高だね!」「お母さん、その色好きだわ!」などと前向きな言葉をかけるのがおすすめです。大人が好むようなきれいな作品にならないからといって、怒ってしまってはだめですよ。

シールを使って飾りつけていきます。100円ショップなどでも手に入る丸シールを使った工作は、小さい子でもできるのでおすすめですよ。

 

小物を用意する

暖炉っぽさを出すために、薪と火も作ります。本物だと危ないので画用紙とPPテープ、絵の具とクレヨンを使って作っていきます。PPテープは平らなものが100円ショップなどで手に入ります。

薪は画用紙に木目をクレヨンでかいた後、絵の具で塗ってつくります。むらになったほうがそれっぽくできます。

これを切ってくるくる巻いて、テープで留めたら薪になります。

 

火はPPテープを巻いて作ります。よく運動会でつかうポンポンと同じ要領で、段ボールなどに巻きつけて中央を縛ったものを

切って作ります。

あと折り紙でつくった靴下とせんたくばさみがあれば、暖炉の飾りは完璧です。おままごと用のお鍋なども一緒に使って遊ぶのも楽しいですよ。

できあがり

煙突つきの子供サイズの暖炉の出来上がりです。

今回は折り紙や絵の具で飾りつけましたが、仕上がりがダンボールそのままでも、形がボコボコで不細工でも大丈夫です。子供たちは遊びの天才ですから、手作り暖炉で親子でごっこ遊びをすれば、おうちで過ごすクリスマスがいっそう楽しいものになりますよ。

 

ポンポン作り

 

毛糸のポンポンは、小さなぬいぐるみからヘアゴムやラッピングアイテムなどいろいろなものを作れるので人気のアイテムですね。親子で楽しんで作るのなら、整形が難しい雑貨アイテムより、作って遊べる猫や小鳥のおもちゃがおすすめです。おうちのペットや、おじいちゃんおばあちゃんのうちのペットへのプレゼントにもなるので楽しいですよ。余った毛糸でぜひ作ってみてください。

用意するもの

・並太くらいの太さの毛糸(カラフルな色がおすすめ)

・鈴(お好みで)

・トイレットペーパーの芯

・せんたくばさみ2個

 

トイレットペーパーの芯で作る場合

トイレットペーパーの芯

専用のポンポンメーカーも100円くらいで買えますが、ぎっしり身のつまったポンポンを作る必要がなければ必要ありません。今回は少しカットする手間を減らしたかったので、トイレットぺーパーの芯のカーブした形を活かして作っていきます。

 

まず芯を輪切りにしたものを半分に切ります。このとき毛糸をひっかける切れ目を少しいれておきます。あとで縛るときの毛糸(写真では青色にしています)を1本横向きに中に通しておくと、楽に作業できます。糸をひっかけたあとは毛糸をひたすら巻いていきます。

芯でポンポン

作っていると「何?何?」とセキセイインコが見に来ました。ちょっと待っていてね。この前半の半分をぐるぐる巻いていく工程は小さい子でもお手伝いできました。

後半はもう半分を洗濯ばさみでとめて縛るための糸を通してから作業しますので、からまりやすいです。両方を巻き終わったら、もう一度洗濯ばさみでとめて糸をカットします。

芯でポンポン2

 

トイレットペーパーの芯をゆっくり外して、糸(写真では青色)をぎゅっと結びます。形をふわっと整えたら完成です。参考までに4cmのポンポンがつくれるグッズでハサミをいれて作った青色のポンポン(左)と一緒に並べてみました。

市販品と代用品の比較

 

子どもの手を借りて作る場合

文字通り手を借ります

子どもの指は小さいので、人差し指を1本づつだしてもらって、それに巻き巻きして作るのもおすすめです。これだと、たいていの場合子どもが途中で飽きるので少し粗めのポンポンになります。

そのほかにフォークで作るアイデアもありますが、子どもとやるにはちょっと危ないです。代わりにクレヨンやペン2本で作ってもいいですね。

クレヨンでポンポン

少し浮かせて巻ければ割となんでも大丈夫ですので、いろんなもので試してください。「どれに巻こうか」「大きくするならどれがいいかな」と声掛けしてもいいですし、好きな子なら自分で作りはじめてしまうと思います。

目を離すとあちこちでおもちゃが毛糸まみれになるだけでなく、強く巻いて指を圧迫してしまったり首に巻いてしまったりするので気を付けてくださいね。

 

最後に、ペットの反応は?

「さあできたよ!」「遊んで~」

毛糸のポンポンとインコ

 

きっと猫ちゃんなら飛びついてくれたはずですが、我が家のセキセイインコは怖がってしらんぷりでした。後続のクレヨンでつくったものは慣れるとつついてひっぱって遊んでいたので、黄色のものは少しサイズが大きすぎたようですね。家であるもので作ればサイズ調整は自由自在ですので、たくさん作って遊んでくださいね。

 

幼児の書き初め

書き初めは年始の伝統的な行事のひとつです。お兄さん・お姉さんに負けず、小さな幼児さんも一緒にとりくみたいですね。

書き初めは「字を書く」ことだけでなく「絵を描く」こともさしますから、筆で字を書くことにこだわらず楽しく作品を作ってください。小さいお子さん向けに、墨ではなく絵の具で描く書き初めアイデアをご紹介します。

 

【1歳~3歳向け】スポンジでスタンプ

スポンジでスタンプ

まだまだ乳児さんらしさある1歳・2歳・3歳くらいの子には、スポンジを使った簡単なスタンプがおすすめです。普通のスポンジでもいいですが、研磨剤入りの目の細かいスポンジだと絵の具が垂れにくくて扱いやすいです。絵の具遊びを平和にできる年齢ではないので、汚れてもいい服を着せましょう(忘れがちですがママの服も汚れていいものにしましょう)。

机の上もしっかりと片付けて「あとはお好きにどうぞ!」と自由に遊ばせてあげるととても喜びます。画用紙が真っ黒になるまで、ポンポン押させてあげましょう。

 

【2歳~3歳向け】野菜でスタンプ

野菜でスタンプ

元気な2歳から3歳の子には、野菜の端っこを使ったスタンプの書き初めもいいでしょう。おすすめの野菜はこの4つです。

・かぶ

・にんじん

・れんこん

 

くきの部分を持ち手にして押しやすいものや、切り口が面白いものが子どもに人気です。絵の具はほとんど水をつけないくらいの濃いものを、広めの容器に用意してあげると扱いやすいです。

切りたてであれば野菜の水分がにじみ出るので、グラデーションになって趣ぶかいスタンプになります。赤や黒や黄色みの強いオレンジなどお正月らしい色を使うといいですよ。できそうなら、太めの絵の具の筆でにょろにょろへびや直線も描いて楽しみましょう。

【3歳~4歳向け】絵の具で数字を書いてみる

数字を書いてみる

通信教育などでも、ひらがなの読みから書きの練習がはじまっている幼稚園の年少さん(3歳・4歳)くらいのお子さんには、比較的簡単な数字を書く書き初めがおすすめです。

・子どもの年齢の「3」や「4」

・その年の年号

などを書くといいと思います。数字を書いているうちに、おえかきが始まってしまったり筆で遊び出してしまったりと脱線もしがちな年頃ですが、おおらかな気持ちで小さな芸術家さんを見守ってあげましょう。

ドリルで書けていてもお手本のない白い紙に書くのは難しいものなので「できない」「難しい」とぐずってしまう場合は、無理強いは禁物です。「ここでカーブだ!あぶなーい」「しっぽがぴょん」など乗り物や動物さん遊びにしてしまって一緒に筆を運んであげましょう。ママが点をぽんぽんと打ってあげて点つなぎのようにしてみたりするのも楽しいです。

 

【4歳~6歳向け】簡単なひらがなを書いてみる

ひらがなで書き初め
息子はまだうまく書けないので、大人が真似して書いてみました

 

幼稚園の年中~年長さん(4歳・5歳・6歳)くらいになると、短いひらがなの単語を書ける子も増えてくるかと思います。書き初めの課題としては「自分の名前」がよくでますが、せっかくなのでお正月らしい言葉も書いてみましょう。

 

・干支のひらがな

・2文字の楽しい言葉(たこ・こま・もち・ゆき・ほし・すし)

・3文字の楽しい言葉(げんき・えがお・かるた・いちご・さくら・ひかり)

 

といったような、子どもが大好きなもので、難しくなりすぎない縁起のいい言葉を選んであげるのがおすすめです。縦長になる文字が多めに入っているとバランスがすっきりして上手そうにみえます。

 

まとめ

描き初めは、みんなでやると楽しさ倍増です。まだ文字が書けなくても、書き初めしながら今年の目標を決めるのも楽しいことです。ちなみに、我が家の4歳の今年の抱負は「ひらがなが書けるようになる」、私は「早寝、早起き(笑)」でした。家族で今年やりたいことなんかを話してみてもいいですね。

 

家族で子どもと過ごすクリスマスには、たくさん飾りがあると華やかで楽しいものです。

安くて可愛い市販のグッズもいいですが、思い出に残る「手形でつくるクリスマスオーナメント」もおすすめです。小さい子でも一緒に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

クリスマスの葉っぱの飾りをつくるには?

手に絵の具をつけます

まず、手に大き目の筆で絵の具を塗っていきます。

スポンジを使ったり浅い容器に入れたものに手をつけたりしてもいいですが、子どもは何かと汚すので

「くずぐったい!」「やめてー」と遊びながら筆で色をのせる方がいいと思います。

手形をぺったん

 

白い画用紙に手をぺったんして、まわりを丸く切ったらもう完成です。

これには、ぜひ日付と名前をいれてください。来年・再来年とあとで見返す楽しみが倍増します。

 

手形でクリスマスの葉っぱ

 

トナカイの飾りをつくるには?

トナカイをかわいく作るには、手形ではなく足形を使います。床に大き目の画用紙をしいて、手形のように大き目のはけで足裏に絵の具をつけて足形をとります。絵の具をつける前に、足を拭くウエットティッシュなどを準備しておくとバタバタしません。

足形をぺったん

 

指の部分を上にして、丸シールなどで目と鼻をつければ、トナカイの顔の顔になります。かかとの部分を上にして、走っているトナカイにしてもおちゃめで可愛いです。

足形でトナカイを2種

目や鼻をつけるところはパーツを用意してお子さんにやらせてあげてもよいと思います。なんだか福笑いみたいになりますが、大人がやるよりキュートになるので不思議です。折り紙やフェルトで後から大きい角をつけると立派なトナカイになります。

 

サンタの飾りをつくるには?

トナカイがいるのにサンタがいないのもさみしいですので、サンタさんの作り方もご紹介します。

サンタさんの顔は手形をつかって、指を下にして顔をつくっていきます。2種類の色を使うときは手に刷毛で塗る方法だと小さい子どもだとまず失敗します。紙粘土などをつかって立体的につくる方法もあるのですが、手軽に出来る方法として手の周りを赤いクレヨンでなぞって手形をとる方法で作ってみました。

サンタさん

 

枠線が出来上がったら、親指の部分を赤い帽子にして、他の指は白いお髭に見立てて色鉛筆で描いていきます。ほんわか優しいサンタさんの出来上がりです。

今回は作りませんでしたが、このほかに白い手形を色画用紙につけてサンタをつくる方法もあります。白い絵の具の手形でサンタさんをつくる場合は、全体を顔にみたてて装飾すると、なぜか宇宙人かイカのようになりがちです。お髭のところだけを両手の手形でつくって、顔や帽子は画用紙を貼ったり書いたりして表現するのがおすすめです。

 

クリスマスの思い出に

 

クリスマスのオーナメントは毎年クリスマスが終われば、押し入れなどにしまわれます。なんとなく忘れていて次の年に飾りを出したときに、今より小さい手や足の飾りを見たら懐かしくあたたかい気持ちになるのではないでしょうか。

今しかない幼少期の思い出にぜひ一緒に作ってみてください。

 

つかめる水で必要なグッズ

4歳の息子とつかめる水を作ってみてわかった、小学生未満の子どもと

「触れる図鑑コレクション つかめる水!」を楽しく遊ぶコツをご紹介します。

 

つかめる水!を遊ぶ前に心が折れそうになった母

小さな子と遊ぶには、いつだって準備や段取りが大切です。

つかめる水のキットを開けると、中にはつかめる水の作り方ブックが入っています。ブックには2種類の水溶液を用意し、それを使ってつかめる水を作るための材料が書いてあります。空容器や水をすくうものなど、ほぼキッチンにあるもので対応できますが、外箱には必要なもののリストが書いていないのでうっかりすると準備に手間取ります。

大人しい子なら待てるのでしょうけど、やんちゃな幼児さんは「これ楽しそう!」となったら自分の欲望に一直線です。我が家の4歳男子は「ねえ~まだなの?」「はやくやりたいー」と文句を言い出しました。

 

こうならないためには、お子さんのいない場で一度開封して、必要なグッズを揃えて料理番組さながらに準備万端にしてから

「つかめる水、やってみる?」

と声掛けするのがおすすめです。

 

また、水溶液を作るのに20分~30分寝かせる時間があるので、おやつタイムをはさんだりして待ち時間を上手に過ごしてあげるといいと思います。

 

小さい子でも楽しめる工作アイデア

つかめる水の小さい子向けの工作アイデア

 

 

透明な水でひととおり遊んだら、ビーズや絵の具を使って色を付けてあげると、遊びの幅がさらに広がって楽しいです。

 

1.仕上げの水を色水にして「宝探し遊び」

つかめる水を作る最後にくぐらせる水を色水にして見えなくして、「どこかな?」と探して遊びます。色水は水性絵の具で作ります。色は海のように見えるブルーか黒がおすすめです。

 

2.ビーズを入れて、つかめる水で「ごっこ遊び」

つかめる水の中にビーズを入れると、透明の塊の中のキラキラビーズがとっても綺麗です。ゼリーやサラダの透明な小さい容器とスプーンを使って、

「何味を食べますか?」「トッピングは何にしますか?」

とゼリー屋さん(アイス屋さん)の真似をして遊びます。

 

3.カラフルな溶液とスポイトで「色遊び」

キット付属のパレットを使って、小さい粒のつかめる水をスポイトで作って遊びます。プチプチしたのがたくさん作れて、小さい子でも失敗しにくいです。下のお水にスポイトがついてしまうと液が混ざって上手にできないので、それだけ気を付けてみてあげてくださいね。色の上に重ねて混ぜてマーブルにしたり、混色したりするのも楽しいです。

 

つかめる水!楽しいね

 

つかめる水は4歳でもとっても楽しく遊べました。

実験後、公園の砂場で水遊びをしながら「これはつかめないね…」と不思議そうにしていて、微笑ましかったです。砂を入れても固まらないし、ペットボトルに入れて振っても固まりません。どうしてつかめるのかな?という問いにしっかり答えてあげられるよう、母もしっかり勉強しないといけませんね。

 

presented by 触れる図鑑
このコンテンツの撮影画像には触れる図鑑が使用されています。