その場しのぎに渡したスマホ。返ってこなくて困る!

電車で静かにしてほしい。
レストランでゆっくり食事したい。
そんなママの「ちょっとだけ!」で渡してしまったスマホが返ってこない事、ありませんか?

取り上げるとかえって大きな声で泣かれたりして、結局は電車を降りなければならなかったり、食事もそこそこにお店を出なきゃいけなくなってしまった、なんてことも。

はぁ〜大変ですよね・・・。
便利なアイテムだからこその悩み。

そんな悩みを解決できる!(かもしれない)子どもの心も成長させる(かもしれない)私の戦い方をご紹介します。

ズバリ、説得!

その戦法とは、ズバリ、説得する!です。
大人だって、読んでいる本をいきなり取り上げられたら、「え?読んでるんですけど!」ってなりますよね。
子どももきっと(いまあそんでるのに!)と思っているのでは、と考えました。

もちろん、2歳児に言葉で説得して、子どもの遊びたい欲求を抑えられるのか不安でした(とゆうより無理だと思ってました)が、何とか泣かせないで返してもらいたいと思い、試してみました。

何度も気長に根気よく

やり方は簡単。

1.『ママ、お仕事の連絡をしなきゃいけないから、スマホ返して?』
まず、返して欲しい理由を説明します。
当然ですが、この時点では返してくれません。

2.『じゃあ、この動画が終わったら返してね?』
次に、返すタイミングを作ってみます。
まぁ、動画が終わっても返してくれません。

3.『ママ、お仕事の連絡できなくて困ってるよー』
そして、大好きなママが困っている事を教える。
まだまだ返してくれません。

なかなか返してもらえませんが、この3つの要素をとにかくひたすら子どもに話します。
はじめはかなり根気がいります。
私も、説得しはじめは、30秒おきくらいに何度も何度も言葉をかけるのを20分ほどやっていました。

子育ては、根気ですねー!

その結果。

今うちの子は、スマホを返してほしいと何度か伝えると、電源を切って動画を閉じてから「はいどうぞ」と返してくるようになりました。

個人差があるので、みんな同じようにとはいかないとは思いますが、この説得する方法に含まれている【説明する事】を続けていく事には意味があると思います。

説明するメリット

なぜ高い所に登ってはいけないのか?
なぜ友達をパンチしちゃいけないのか?

親がして欲しくないことの多くは、命にかかわることや怪我に繋がるような事ですね。
そんな時は、
「危ないから」
「あなたが怪我をしたら私はとても悲しいから」
と説明して、自分の意思でやめるように促します。
説明に「悲しいから」など感情をプラスすると、子どもは気持ちを考えるようになってくれます。

また、逆に
「どうしてそんなに欲しいの?」
「なにが嫌なの?」
と子どもに説明させるのも、子どもの心を成長させます。
そして子供の説明にまず同意する事を続けていくと、子供はずいぶんと落ち着くので、イヤイヤ期対策にもなります。

【説明の大切さ。私の場合】

ちなみに、この説明の理由は、親の個人的な事情でも良いようです。
「片付けるのが面倒だから」
「はやく終わらせてのんびり休みたい」
など、子どもに説明するにはちょっと気がひける理由でも、きちんと説明すると子どもは分かってくれるようです。(※先輩ママからの助言)
親だって人。子どものためとはいえ面倒なこともあります。

最後に

いかがでしたか?

子どもだからと侮らないで、きちんと説明する、説得する、そして子どもが自分の意思で正しく行動するのを手伝う。
即効性はありませんが、長い目でみて、この先ずっと大切なことだと思います。
もちろん緊急時には、【取り上げる】【引きずり下ろす】のも必要です。
そこは各保護者様のご判断にお任せします。

みなさんのお子様が心も体も健やかに成長しますように。