基地作りって何?

昔はよく耳にした子どもの遊び、「基地作り」。最近は空き地が減ったり、室内で遊ぶことも増えたせいか、あまり耳にしなくなりました。

でも、基地作りって、子どもはやっぱり好きですよね。布でテントを作ったり、段ボールハウスを組み立てたり。
子ども達にとっては、自分や友達だけの秘密の空間というものが特別なものなんでしょうね。

今回は、ちょっとしたことがきっかけで、基地作りが始まるかもしれないという小物について紹介していきます。

大きめのレジャーシート

お子さんに、お友達とも座れる大きさのレジャーシートをプレゼントしてみませんか?

レジャーシート一枚を渡すだけで、子どもの遊びが広がります。
公園にレジャーシートを持って行って、座っておやつを食べたり、寝転んで本(漫画・・・)を読んだり。雨が降ったら、シートを屋根にして雨宿りをしたりと、シートを使うだけで、ちょっとした基地が簡単に出来上がります。

たかがレジャーシート一枚、されどレジャーシート1枚。後は、子ども達が勝手に遊びを広げて行きます。

大きめのナイロンバッグ

お友達と公園での基地遊びが始まったら、基地作りに必要な道具を持って行きたがるかもしれません。その時は、子どもが持ち歩ける大きさで、丈夫なナイロンバッグを渡してあげましょう。

バッグの中身は、拾った石や枝だったり、丸めたレジャーシートだったりと、思わず余計な口を挟みたくなる物のオンパレードだと思います。でも、そこは我慢して、見守ります。基地に関しては、親にも秘密にしたいようですから。

ただ、危険な物が入っていないかだけ、時々こっそりチェックしてあげて下さいね。

地図を渡す

基地遊びが始まると、基地が増えてくるかもしれません。今日は、あの基地で遊ぼう、明日はあそこの基地で遊ぼう、なんてこともあります。その時は、地域の地図を渡してあげましょう。

地図の中に、自分達の基地の場所に印をつけて、まるで宝探しの地図のような楽しい冒険が始まります。

とはいえ、あまり冒険しすぎるのも心配なので、校区内などに限定した地図を渡してあげると親も安心できますよね。

まとめ

小学生にもなれば子どもは、出来れば外で友達と元気に遊んできてほしいと願う親は多いと思います。たかが公園で元気に遊ぶということが、簡単なようでなかなかうまくいかないのが現実です。

サッカーもしない、ゲームも無い我が家では、どうやったら子どもがお友達と外で楽しく遊べるかと日々模索しています。

遊びは子ども達自身が発見していくものだと思うので、大人は余計な手をかけないほうがいいと思い、基本的には見守りをしつつ、きっかけになりそうなことだけをちょこっと手助けするようにしています。

同じような悩みをお持ちの皆様、外遊びのちょっとしたきっかけづくりに、いかがでしょうか。
(因みに材料は、100円均一ショップで揃うのでお財布にも優しいです)

皆さんは、バードテーブルをご覧になったことがありますでしょうか。バードテーブルとは、鳥の餌台のことです。

可愛らしい鳥が自宅のベランダや庭にやってきて、餌をついばむ様子を想像するだけでワクワクしてしまいます。
そして、親子で鳥を観察することは、日常生活の中で自然に目を向けるきっかけ作りにもなります。

今回は、牛乳パックなど家にある材料で作れる簡単なバードテーブルとバードケーキ(餌)の作り方について、紹介させていいただきます。

牛乳パックでバードテーブル作り

バードテーブルの作り方

(材料)
牛乳パック
たこ糸
好みの飾り付けの材料(テープ、割り箸、葉、どんぐり、小枝など)
餌(ひまわりの種やオレンジなどの果物)

(作り方)
1.牛乳パックの4面にカッターで窓をあけます。
2.窓を開けた牛乳パックに、色を塗ったり、テープ、小枝や葉っぱなどを飾ります。
3.上部にたこ糸をつけます(吊せるように)。
4.中にエサ(ひまわりの種、果物やバードケーキなど)を入れます。

ハサミやカッターナイフを使うので、見守りや手伝いをしてあげて下さいね。
バードケーキの作り方は、次の項目で紹介します。

バードケーキの作り方

バードケーキの作り方

(材料) 参考文献の1/2量
小麦粉100g
砂糖20g
ラード50g

1.小麦粉と砂糖を混ぜます。
2.鍋に入れたラードを弱火で温めて、溶かします。
3.溶けたラードを1.に入れます。
4.よくこねます。
5.おにぎりくらいに丸めて出来上がり。

このバードケーキ、鳥の大好物だそうです。
小3の息子は、泥団子作りのような楽しさがあるため、嬉々として取り組んでいました。
おまけに、何度も味見をしていました。

バードテーブルをつるそう

バードテーブルが完成したら、後は吊すだけです。
木の枝やベランダに、たこ糸で吊します。

後は、可愛らしい鳥達が来るのを待つだけです。

どこにつるしたら鳥によく見えるかなあと、子どもなりに考えながら吊していました。

(ベランダの場合、バードテーブルやお子様が落下しないような安全な場所につるします。)

自然の中で

子どもには出来るだけ自然に触れてほしいと願う我が家では、親子ともども自然の中で遊べることを常に探しています。
とはいえ、毎日キャンプに連れて行くわけにもいきません。
でも、バードテーブルを吊すことによって、日々の生活の中で自然に目を向ける機会が増えることにつながりました。

そして、今回は自然に目を向けるきっかけになったことに加えて、工作や調理という工程についても、親子で楽しむことができました。
バードケーキを作るにあたり、小3の息子は材料の買い出しから始まり、分量の計算をしたりと、気づかない間に算数も取り入れながら、幅広く取り組んでいました。

鳥が来るかどおかは鳥のみぞ知るというところですが、「今日は鳥がくるかなあ。」と親子での会話もはずみます。
親子で身近にある自然に親しむきっかけの一つとして、みなさんもバードテーブル作りに挑戦してみませんか。

参考文献 小学館の図鑑NEO鳥

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