5年賞味期限の防災食品

「今日は防災の日です!」

9月1日、小学校から帰ってきた子どもたちが私に向かって宣言。学校で防災訓練があったようで、珍しく予定のない午後、「地震が来たらどうする?」「どこに隠れる?」と子ども二人で盛り上がっていました。こんなチャンスは滅多にない!そう思った私は高らかに宣言したのでした。

「今日は防災ごっこをしよう!!」

 

1.地震だーっ!

防災ごっこ

「ボーサイゴッコ?なにそれ?おもしろそう!」

聞いたこともないごっこ遊びに子どもたちは興味津々。さっそく始めることにしました。といっても準備は特に必要ありません。決まりごとはただ一つ。「地震だーっ!」という声が聞こえたら、

いつ

どこで

何をしていても

頭を守る体勢を取る。

それだけです。

寝室にいれば布団をかぶる。リビングにいればテーブルの下に隠れる。地震だーっ!という掛け声は、誰が言ってもOK。ゲームをしていても、ラスボスと戦っている最中でも、トイレにいても、水を飲んでいても、必ずその体勢を取るんです。これ、結構おもしろいんですよ。
誰が言ってもいいわけですから、子どもたちは最初言いまくります。「いま言ったばっかじゃん!」みたいなことが起こります。その次の段階では、誰かがトイレに行ったときや水を飲みに言った時が狙われます。さらにその次の段階になると、忘れたころを狙って言ってきます…。初めてやる方には、時間を区切ることを強くお勧めします。15分とか30分とか。理想的なのは「常にいつでも防災ごっこ」の状態なんですけどね。いつ地震がくるのか、実際にはわからないわけですから…。

 

2.大試食会

防災食品のエビピラフ

何を隠そう、私は防災マニア。

窓ガラスにはすべて飛散防止フィルムが貼ってあるし、家具はすべて固定してあるし、避難リュックも当然人数分それぞれカスタマイズして用意してあるし、お金も小銭で各リュックに入れてあります。言うまでもなく、水も食料も家族4人で1週間は過ごせるだけの量が揃ってます。…いや、揃っているはずでした。防災の日といえば、5年期限の防災食品の賞味期限がそろそろ切れるような…。
とチェックしたら、なんと来月で期限切れに!せっかくなので防災ごっこついでに、夕飯は防災食品の大試食会になることが決定しました。実は家では初めて食べる防災食品。水を入れて60分もしくは熱湯で15分で出来上がるそれらを作ってみました。いくつかは水で、またいくつかは熱湯で。出来上がったものが上の写真ですが、防災ごっこなのであえてお皿には入れずにそのままスプーンで食べてみました。

感想は…

意外とウマイ!

子どもたちも「これおいしいね!」「また食べたい!」なんてニコニコ。おやおや、これはいいじゃん…と思っていたものの、常備していた防災食品は炭水化物ばかり。早々に飽きてしまいました。これはおかずとしての防災食品も必要だな…と改めて実感。

ときおり缶詰めのカンパンやミルククッキーも挟みながら食べましたが、こちらのクッキーが一番子どもたちには魅力的だった様子でした!

「夕ご飯なのにクッキーなんて贅沢だね!」

と妙な喜び方をされた防災の日だったのでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?「防災ごっこ」という遊びを通して「いざ」という時に備える、我が家流の子育てアイデアでした。防災食品の賞味期限が切れる機会が特におすすめです。ぜひ試してみてください。

出来たり出来なかったり
失敗しても何度でもやり直せます

 

ある夏の日の昼下がり。

お昼を作るのも面倒な「メンドーママ」である私は、近所に子ども2人とランチに来てました。

予定のない午後を乗り切るある秘策をバッグに忍ばせて…。

 

「ねぇ、今日これやってみない?」

 

ドラ〇もんのひみつ道具ばりに出したものは、「つかめる水」。

いつもシャワーやじょうろで水を流して遊んでいた小4・小1の姉弟コンビは、

「ナニコレ!?水なんてつかめるわけないじゃん!」

「でもつかめるって書いてあるよ!中に人形入ってる!」

と、箱を見ただけで大興奮!!

 

「ねぇ、開けていい?いま開けちゃってもいい?」

「早く帰ろうよ~すぐやりたい!」

 

まだランチも食べてないのにうずうずしてたまらない様子にニンマリしていたら、偶然ご近所さんが子連れで隣の席へ。

「ねぇ、これ一緒にやりたい!」

ということで、合計子ども4人と私で夏の不思議実験を開始したのでした。

 

1.さっそく準備を始めよう

つかめる水の準備中
これから作るよ!

 

 ボウルやペットボトルなど、用意するものも家にあるものばかり。 子どもたちは嬉々として準備を手伝います。

中に入れる人形を持ってきては、「これ大きすぎて入らないよ」「重すぎるんじゃない?」などとわちゃわちゃしながら準備完了。

説明書にはひらがなが振ってあったので、子どもたちは自分で読んで試していきます。

「違う!そっちの粉じゃない!」「これ水多すぎ」

私が手伝ったのはペットボトルに粉を入れる作業だけで、後はすべて子どもたちが自分たちだけで挑戦していました。

 

子どもたちにとって大変だったのは、ペットボトルを振る作業。

粉は2種類あって、「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」のうち、ナトリウムはペットボトルを振り続けること10分間!

「疲れた」「腕が痛い」と言いつつも、タイマーを持ってきて自分の順番になると楽しそうに振っていました。

 

親にとって大変だったのはこの後。

混ぜたペットボトルを20分くらい静かに置いておくと透明で綺麗なお水になるのですが

この20分が子どもたちは待てない。

「ねぇまだ?」「もういいんじゃない?」

とにかく早く作ってみたくてしかたない様子で、ちょこちょこやってきてはペットボトルを触ろうとしていました。

 

2.いざ!

灰汁取りですくう
ちょっと早かったみたい

 

20分の待ち時間の暇つぶしと熱中症対策を兼ねたアイスを食べ終わる頃、お待ちかねの水をつかむ作業へ!

ほんの数秒待てばつかめる水になるのに、それすら待てない姉は「あーっやぶれた!」と騒ぎ、

慎重派で一発目から成功させた弟は「出来た!すごい!」と自慢げに見せつけて、

人形を入れては「はみ出た!」、大きいのを作っては「あ、あ、あ、こぼれる!」と手のひらから落とし…。

液体が無くなるまで、終始大騒ぎで楽しんでいました。

 

最後、もうお片付けするという段階になって、娘が一言。

「ねぇ、これ何日も置いといたらどうなるの?」

…どうなるんだろう?

じゃー置いといてみようってことで、玄関先に3日ほど置いてしてみました。

 

3日たつとつかめる水は小さなグミのようになってました。

外側はぷにぷにやわらかく表面の膜がやぶけると中身は何も入ってませんでした。

それはそれで子どもたちは面白かったらしく、一緒にやらなかった子どもたちも集まってきては

「うわ、スゴイ!」「これ水だったの?!」「ちょっとスーパーボールっぽい」

と2度おいしい状態で楽しんでいました。

 

3.その後

終わってからも「つかめる水おもしろかったね!」「またやりたい」と言うところを見ると、子どもたちもかなり楽しかった様子。

メンドーママはほぼ見ているだけでいいし、子どもたちは「自分でやった」という達成感を感じられて

一石二鳥の午後になったのでした。

 

息子は夏休みの絵日記にこの日のことを書こうとして、

「ねぇ、つかめる水って何色で書いたらいいの?」

といって私を困らせたりしましたけどね…。

 

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