寝る前最後の「ひとあそび」で寝室へ行くキッカケ作り!“遊ぶ・参加する”絵本『おやすみペンギン』

もうすぐ2歳半を迎えるわが家の娘。彼女は今、寝ても覚めてもプリンセスごっこと赤ちゃん人形のお世話に夢中!ついこの間までは親のほうから「遊び方やおもちゃ」を提案し、“遊ばせていた”のに・・・!今では自分の意思で好きな遊びを選び、楽しめるまでに成長しました。

「遊びの楽しさ」を覚えると同時に高まるのが、「遊びへの執着」です。眠くてもお腹が空いていてもとにかく「遊びたい!」のが子どもたち。親からの「そろそろ片付けて~」の声掛けにすんなりOKしてくれるはずもなく、泣いたり怒ったりしながら抵抗することもしばしば・・・。わが家で特に苦戦しているのが就寝時。「遊びに一区切りを付け、寝室へGO!」の切り替えは最難関。これまで効果てきめんだった「ねんねのお部屋(寝室)で“絵本”読もう作戦!」も効かなくなり、「絵本いらない~まだ遊ぶ~」と断られるように・・・。きっと同じ悩みを抱えるママさんも多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する絵本『おやすみペンギン』は、“物語調”や“読み聞かせ”タイプの絵本ではなく、“遊び”かつ“参加型”の絵本です。あそびに執着している娘が、寝室へ行きたくなるきっかけになってくれたらという想いを込めて選びました。「絵本で“寝る前最後のひと遊び”作戦!」に一旗揚げてくれた絵本『おやすみペンギン』の魅力をお伝えします。

遊びに執着している娘も寝室へ行きたくなる。“遊べる絵本”『おやすみペンギン』

絵本『おやすみペンギン』は背景色に同化するように隠れているなにかの正体を子どもに問いかける“遊び”かつ“参加型”の絵本です。

「これ なあに?」黒い背景に黄色のくちばしと白色のお腹・・・答えは「ぺたぺた ペンギン。」

「これ なあに?」水色の背景にフニャフニャと描かれた曲線・・・答えは「ふわふわ ふうせん。」さて次の問題は・・・?

「これ なあに?」の繰り返しで、絵の中に隠れているものをあててみよう!問題は全部で7つ。全問正解出来るかな?クイズ形式で楽しく遊べる1冊です。答え合わせのページは、鮮やかな色遣いとシンプルな絵の組み合わせで想像以上の大迫力。答えが浮かび上がってくる“ワクワク感”がやみつきに!視覚的にも子どもたちの興味を引き付けるデザイン性の高い絵本です。

「絵本」を使ったクイズ大会だからこそ“遊び”ながらも自然と“おやすみモード”に。

冒頭にお話しした通り、「遊びへの執着」が日々高まる2歳半のわが娘。就寝時、これまでは「ねんねのお部屋(=寝室)で絵本読もうよ〜!」と誘えばノリノリでついてきてくれたのですが、最近は「絵本はいらない!まだ遊ぶ!」の一点張り。

しかし、「ねんねのお部屋でママとクイズして“遊ぼう”よ〜!」と誘うと、「ん?何して遊ぶって?」と好反応。遊んでいたおもちゃを片付け始め、”次なる遊び”を求めて寝室へとすんなり移動してくれました。おそらの絵本を使うので、暗闇の中行われるクイズ大会。楽しくて盛り上がるけど電気を消しているので興奮しすぎず、“遊び”ながらも自然と“おやすみモード”に。絵本を読み終えるのと同時に消灯し、すんなり入眠させることが出来ました。

寝室でするに相応しい「遊び方」。“絵本”だから出来る子育ての助け舟

寝室は「落ち着いて眠る場所」であるのが大前提。お気に入りのおもちゃを持ち込んで遊ばせるのではケジメがつきませんが、“絵本”で寝る前最後のひと遊びなら子どもたちの「遊びへの執着」を尊重しつつおやすみモードへ誘うことが出来るかも。

絵本は使い方次第で時に遊びとなり、学びとなり、さらには想像力や感情に訴える疑似体験ツールとなってママや子どもたちに寄り添う心強い味方です。ありがとう『おやすみペンギン』!さて次はどんな本を読もうかな。

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