発達障害は、脳の働きの小さな違いによって引き起こされる障害だとされています。

「運動はできるけれど、勉強が全く出来ない」「注意力が散漫で、落ち着きがない」など、これらの症状の中には発達障害が潜んでいることも……。

「もし、うちの子が発達障害だったら……」と不安になったら、親御さんはどうすれば良いのでしょうか?

発達障害は明確な境界線がない?「個性」と「発達障害」の区別は難しい……


画像出典:NHKハートネット:もしかして発達障害? 幼稚園・保育園での悩みより

「自閉スペクトラム症」「ADHD」「学習障害」という主に3つのタイプがある発達障害ですが、意外なことに脳波や血液検査などでは診断が出来ません!

つまり、医療機関を受診して血液や脳波を検査しても発達障害かどうかがわからないということ。

例えば元気いっぱいで「落ち着きがない」「注意力散漫」な子どもの場合、果たしてその子どもの”個性”なのか。或いは”発達障害”のせいなのかがわからない、ということなのです。

じゃあ、どうすれば子育てすれば良いの?


画像出典:NHKハートネット:もしかして発達障害? 幼稚園・保育園での悩みより

親が思う子どもの奇行は「個性」なのか「発達障害」なのか。その明確な答えを出すのは、非常に困難なようです。

しかし、お茶の水女子大学・名誉教授で、小児科医の榊原洋一さんは「発達障害のあるなしに関わらず、子育ての基本は同じ」とNHKの番組内で語っています。

「やっぱり発達障害なのでは……」と不安なら療育センターに相談を!

各自治体には「療育センター」と呼ばれる障害のある子どもに対する治療・教育を行う機関があります。

療育センターは言わば、障害を持つ子どものプロ。保育士や臨床心理士などの専門家が在籍しているママたちにとって心強い機関です。
もし「うちの子、大丈夫かなぁ……」と不安を感じているのなら、一度療育センターに相談してみてはいかがでしょうか?