親子の時間研究所

妊娠初期に風邪!薬は飲める?自宅で今すぐできる対処法と流産の可能性

妊娠中は胎児を異物として認識してしまわないよう免疫力が低下します。そのため、風邪を引きやすいのですが風邪を引いたらどうやって治せばいいのか、薬を飲んでもいいのか焦りますよね。妊婦さんに風邪の症状が出た時は薬ではなく自己治癒力を高めて治します。自宅ですぐできる対処法と不安になる流産の可能性について紹介します。

実は風邪を引いていない

まず、妊娠初期の風邪は「実は風邪ではない」ということが!特に妊娠に気付いていない方が、だるい、熱っぽい、頭痛がするなど風邪に似た症状が出た時は、風邪を引いたのではなく妊娠している可能性があります。

妊娠した時のホルモンの影響で体調に変化が出て、不調を感じることはよくあること。また、妊娠10週前後で風邪のような症状が出た時は、つわりの可能性も!

妊娠した時やつわりの症状が風邪に似ているので、妊娠を希望している方はむやみに薬を飲まず、生理予定日一週間後かパートナーと関係を持ってから三週間後に妊娠検査薬を使ってみましょう。

妊娠が分かった時も、つわりの場合は安静にして体を休めることを第一に考えてください。

風邪を引いても薬は飲まない

風邪を引くと、ついつい薬に手を伸ばしがちです。

しかし、残念ながら風邪を治す薬はありません。そもそも風邪というのは、特定のウイルスや細菌によって起こされる病気ではなく、悪寒・頭痛・鼻水・咳・痰・発熱・吐き気など。不調を示す症状をまとめて表す言葉と言った方が正確です。

つまり、風邪で病院から薬をもらうのは根本的な治療の薬ではなく、体力が低下して免疫力が落ちている時に別の細菌に感染しないように予防的に飲む抗生物質だったり、痰の切れをよくしたり、鼻水を止めたりする薬を飲んだりするのが一般的。

しかし、妊婦さんの場合は「薬の副作用を上回るメリットがないと薬は飲まない」というのが原則。ほとんどの薬が妊婦さんでの治験を行っていないため、必ず危険という訳ではないのですが、安全性が確立されていないのが現状なんです。

ですから、市販薬を自己判断で飲むのはNG!どうしても薬が欲しい場合は産婦人科や産科の知識を持っている内科医に相談します。

なお、漢方薬も避けた方がベターです。漢方薬には複数の生薬などが使われており、それぞれの作用が妊婦さんに安全かどうか科学的に示されていません。特に妊娠初期は胎児の体が完全には出来上がっていない時期なので薬の影響が心配です。

胎児に対する悪影響を最低限に抑えるため、薬は医師がOKを出したもの以外、飲まないようにしましょう。

風邪を引いた時の対処法5選

「薬を飲まないならどうやって治すの?」と疑問に感じる方もいますよね。風邪はその人に備わった自然治癒力で治します。

自分の治癒力を高めるには、次のような対策を取ればOK!5つの対策をひとつずつ見ていきましょう。

睡眠時間を確保する

まず、絶対に必要なのが睡眠時間です。

全身の機能の司令塔である脳を休ませて疲労を取り、自律神経を正しく機能させるようにします。睡眠時間が充分取れればリラックスでき、精神も休まります。

体の機能をより正しく整えるため睡眠時間を確保しましょう。妊娠してから夜、眠れなくなった、という方は午前・午後に短い休息時間を設けるといいですよ。

バランスのとれた食生活

ふたつ目の対策は食事です。

体や細胞、内臓、ホルモン、そして病原体と戦ってくれる白血球などはタンパク質やビタミン類、脂質がないと維持できず、新しく作り出すこともできません。さらに細胞などが働くにはエネルギーが不可欠で炭水化物が必須に!

そして、体内の血液などの循環をよくするために水分も多く必要になります。

風邪などの病気に対抗するには、バランスがいい食事と水分をしっかり取って体内の活動が円滑になるようにしましょう。

手洗いをこまめに

風邪などの病気の原因となる病原体が体に侵入する経路は色々ありますが、そのうちのひとつが口。経口感染は意識すれば予防できるってご存知ですか。

口から病原体が侵入する大きな原因は手!食事などの時に手に付いた病原体が体内に侵入してくるのです。

外出先から帰宅した時や食事の前は、ツメや手首、指の間も丹念に洗って手を清潔にするようにしましょう。

部屋を加湿する

風邪などの原因となる細菌やウイルスの活動は、湿度が50%以上になると劇的に低下すると言われています。このため、できれば部屋の湿度を40~60%くらいに保っておくのがベスト!

病原体の数が減れば病気に感染するリスクも低くなりますから、冬など乾燥が気になる季節は加湿器を使いましょう。

ただし、加湿器は定期的に手入れをしないとカビなどの温床に!さらに湿度が70%を超えると結露などの原因になるので注意してください。

体を内外から温める

人の体内ではホルモンや酵素などが働いています。この酵素などが活発に働く温度は37℃前後!ですから、できるだけ体を温めてあげた方が体内の働きが活発になるんです。

風邪を引いている時は首元や足元を露出しないようにし、暖かい食べ物や飲み物を口にして体を温めるようにします。夏場は冷たいものを避け、できるだけ常温以上の温度のものを口にするのがおすすめ。

体を温めて細胞や酵素の働きを活発にし、病原体に対する抵抗力を高めて風邪を治すようにしましょう。


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風邪を引いても流産はしない

妊娠中、体調が悪くなるとどうしても胎児に対する影響が気になりますよね。風邪で何度も咳をするとお腹に圧がかかって流産するんじゃないか、と不安になることも!

まず、胎児は羊水の中にいて外からの衝撃から守られていますので、咳をしても流産することはありません。

そして、軽い風邪程度なら胎児に影響する可能性は低いと考えて大丈夫!ただ、風疹や麻疹、水痘、梅毒、HIV、B型肝炎ウイルスなどは胎児にも悪影響が及びます。

あまりに長く不調が続く場合は単なる風邪ではない可能性が。病院で検査を受けた方が安心です。

妊娠初期の風邪は何科?

妊娠初期の風邪で症状が酷くなった場合、何科にかかるか悩むこともあるでしょう。

妊娠中は産婦人科へ行きます。ただし、他の妊婦さんに風邪をうつす危険があります。ですから、まず産婦人科に電話をして風邪であることを告げて指示を仰いでください。症状によっては来院後、別室で待機したり早めに呼んでもらえたりします。咳をしている方はマスクをし、他の妊婦さんから離れた場所で待ってください。

内科へ行く場合は産婦人科で紹介してもらうか、産科の知識が深い内科医にかかります。薬の処方は産科の知識がないと危険ですし、「妊婦は診ない」と宣言する医師もいますから注意してください。

なお、冬の風邪はインフルエンザの可能性が。妊婦さんはインフルエンザが重症化するリスクがあるので高い熱が出た時はインフルエンザの簡易検査を受け、治療方針を医師と話し合うようにしてくださいね。

妊娠初期の風邪の症状は、妊娠の兆候であったり、つわりの可能性があります。確かに風邪をひいている場合は薬ではなく自己治癒力で治すようにします。睡眠や食事に注意し、部屋を加湿しながら体を温めてください。風邪で流産することはないので過剰に不安にならず、ゆったり体を休めるようにしてくださいね。

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