病児保育って何?インフルエンザの時でも子どもを病院に預けられるサービスの詳細についてご紹介!

子どもが病気になってしまったけれど、家にいてお世話することができない。
多くのパパとママを悩ませる子どもの病気は、誰のせいでもありません!

小さいお子さんを抱えて働くパパとママにとって、急な子どもの病気は、本当に深刻な問題。病気だと保育園も預かってくれないし、特に近くに頼れる家族がいないご家庭の場合は、どちらかが仕事を休むしかない――という状況が今、変わりつつあります。

小さなお子さんが病気になったときの”救世主”がどんどん増えています。
それが今回のテーマである『病児保育』というサービス。

まだ小さな子どもを保育園ではなく、病院で預かってくれる。
しかも、その病院にはお医者さんや看護師さんがいるだけでなく、保育士さんもいて、万全の体制でお子さんを預かってくれるんです!

病児保育は保育園にかようお子さんを一時的に預かるサービスのこと

『病院保育』は保育園にかよっている子どもが病気になったときに、家庭に変わって病院で子どもを一時的に預かるサービスのことです。

すべての病院で病院保育の利用ができるわけではありませんが、お住まい地域の近くには「病児対応型」として登録されている病院があるかと思われます。

「病気の子どものめんどうを見て欲しい!」という時には、まず最寄りの病児保育対応病院を探されてみてください。

画像出典:PhotoACより

全国病児保育協議会加盟施設にて、お住まい地域の病児保育対応の病院を探すことが出来ます。

施設について詳しくはコチラをクリック

病児保育利用の条件

病院によって利用できる条件は異なりますが、利用にあたっては基本的には次のような条件があります。

 

  • ・保育施設、或いは小学校にかよっている
  • ・保育園を利用できるほど体調が良くない
  • ・かかりつけ医の診断を受けている必要がある
  • ・かかりつけ医から病状・薬の処方について記載された連絡票を持っている必要がある
  • ・事前に病児保育施設に対して予約を行う

 

病児保育受け入れ施設では、事前に登録が必要なことがあります。

また事前の予約は、多くの病院で「早朝8時ごろまで」となっています。
ただし、人気のある病院はすぐに埋まってしまうこともあるので、予約の際にはなるべく早めに連絡をするようにしましょう。

病児保育利用の流れ

 

  • 1.病児保育施設に事前登録
  • 2.かかりつけ医を受診し、病児保育の利用許可を得る
  • 3.病状・薬の処方について記載された連絡票をもらう
  • 4.登録した病児保育施設に電話で予約をする
  • 5.病児保育施設にて必要な持ち物を持って病院へ
  • 6.子どもを預ける
  • 7.子どもを引き取る際に支払いをする

 

病児保育施設に事前登録をする際に、見学や面談などを求められることがあるので、時間に余裕があるときには事前に病児保育施設への登録をすませておきましょう。

病児保育利用時の金額

◆市区町村運営の施設

  • ・預かり料金:2000円~2500円
  • ・食事代:~500円(保育料込の場合もある)

 

◆NPO、民間運営の施設

  • ・入会金、月額費用:8000円~
  • ・預かり料金:2000円~(お得なプランがある場合も)

 

病児保育の一般的な利用料金は、1回2000円~と病院によって異なります。

病児保育施設の中には、規定の時間よりも、長く子どもを預かる場合は延長料金がかかる場合もあります。事前にご注意を!

インフルエンザでも隔離病棟がある病児保育施設は預かり可能!ただし、ルールは施設ごとに異なります。


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大人も子どももインフルエンザになると、基本的には外に出歩けなくなりますよね。
そして、多くの保育園ではインフルエンザになったお子さんは5日以上(保育園によってはもっと)、保育園で預かることができません。

しかし、病児保育の場合はでは施設ごとに違いはあるものの、保育園ほどはインフルエンザ時の預かりに対して、厳しくありません。
隔離病棟がある病児保育施設では、発症の日数に関係なく「陰性」であると判断された時点で、お子さんを預かってもらえる場合もあります。

また隔離病棟がない病院の場合でも「発熱から3日以降」と、保育園よりはゆるいルールを設けているところもあり、インフルエンザのときも子どもを病児保育なら預けることができますよ。

ただし、なるべくインフルエンザ時でも、子どもを預けられるように、病児保育施設に登録する際には「インフルエンザの時でも預かってもらうことはできるかどうか」を予め確認しておくことをおすすめします。

インフルエンザの子どもは病児保育施設では、どのように過ごすの?

インフルエンザになったものの、病児保育施設に預かってもらえた場合に、子どもは施設でどのように過ごすのでしょうか?

隔離病棟がなく、「発熱から3日以降」などのルールがある病児保育施設の場合は、他の病気と同じように専門の保育士さんと看護師さんが、お子さんを見てくれます。

また隔離病棟がある施設の場合は、通常の病児保育と同じで保育士さんと看護師さんが様子を見てくれる点は同じですが、お子さんは他の子どもにインフルエンザを移さないように、少人数で専用の病棟で預かってもらうことになります。

インフルエンザ以外の感染病でも、病児保育施設で預かってくれます!

多くの病児保育施設では、インフルエンザだけでなく、水ぼうそうや風しんなどの感染病であっても、病気のお子さんを預かってくれます。
※病児保育施設によって異なるので、詳しくは最寄りの病児保育施設にお問い合わせください

保育園で預けられないような病気のときでも、病児保育ならお子さんを預かってくれるし。しかも病院の中だから、何かあったときにも安心できるのが嬉しいですよね。

病児保育のメリットとデメリット 安心感は保育園以上かも!


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病児保育はお子さんがインフルエンザのときや感染症になってしまったときでも、お子さんを預けることができます。

金額も比較的安く、保育園を頼ることができないときの病児保育って、本当に助かる!
しかし、病児保育はメリットばかりではありません。

病児保育のメリット 安心感は保育園以上かも!

 

  • ・パパとママの負担が減る
  • ・保育士さんと看護師さんが子どもを見てくれる
  • ・いざという時は、お医者さんが対処してくれる
  • ・病状や食事、水分摂取などについて事細かに対応してくれる
  • ・一部施設では感染病でも預かりが可能

 

病児保育を利用することで、パパとママの負担は大きく軽減されますし、何よりも育児と看護のプロが自分の子どもを見てくれるという安心感は心強いものがあります。

「もしも」のときも、病院内で子どもを預かっているので、すぐにお医者さんが対応してくれるのも病児保育を利用する大きなメリットです。

病児保育のデメリット お金や他の病気をもらうリスクも……

 

  • ・病気の子どもに寄り添ってあげることができない
  • ・1回の利用にお金がかかる
  • ・かかりつけ医の利用許可書と連絡票を取るのが大変
  • ・予約がすぐに埋まってしまい、利用できないことがある
  • ・他の病気をもらってしまう可能性がある

 

病児保育施設は、施設によって異なりますが1回の利用に費用(2000円~)が発生します。
また利用する前に、病児保育施設に提出するための、かかりつけ医の利用許可書と連絡票をもらわなければならず、午前中は会社に出社ができないことも。

そして「予約ができない」「他の病気をもらう可能性がある」というリスクは、病児保育施設を利用する中では避けては通れないデメリットもあります。

病後の病み上がり時期も利用可能な「病後児保育」って何?


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「病児保育」と少し似ていますが、「病後児保育」というサービスがあります。
病後保育とは文字通り「病気になった後」で、まだ体調や具合が良くならない状態で子どもを預けることができるサービスのことです。

病気が完全に治るまえの”回復期”に病児保育施設が子どもを預かるサービスで病児保育施設と同じく、病院が病後児施設を運営していることがあります。

「病児保育」と「病後児保育」の違いは何? 違いを知って上手に活用!

 

  • [病児保育]病気をしている子どもを施設が預かる
  • [病児後保育]回復期の子どもを施設が預かる

 

病児保育と病後児保育は上記のような違いがあります。
病児保育は、そもそも病気では保育園を利用できないご家庭が利用するケースが多いです。

対して「病後児保育」は病気は治っているものの、まだ保育園で預けるのには、体調や体力面で不安――というときに利用されます。

「病後児保育」の利用方法は?

病児保育と違って、病後児保育は「かかりつけ医の診断書や連絡票が必要」というケースは少ないものの。

病児保育と同じく、施設の利用前に予め登録が必要なことが多いので病後児保育も利用前に問い合わせをして、利用におけるルールを確認しておくことをおすすめします!
また病後児保育も預ける際には、子どもを預ける費用が発生します。

ただ病気が治ったあとも、まだ病み上がりで体調や体力面に不安が残るお子さんをお医者さんや看護婦さん、保育士さんがいる施設で預けられるのは、パパとママも安心ですよね。

「うちの子、病気が治ったけど、まだ体調が不安で……」というときは、いきなり保育園を利用するのではなく。子どもの体調と体力が万全になるまでは病後児保育を利用するという選択肢もあることをお忘れなく!

「病後児保育」の登録はお早めに。早め早めの行動が大事!

残念ながら、すべての病院で病児保育を利用できるわけではありません。
限られた施設のみ病児保育が許可されているため、入園前は登録作業だけでも混雑してしまいます。

先にも軽く触れましたが、病児保育の登録時には事前の申込みや登録前の”予約”が必要なケースも多く、そういった登録までのスケジュールのことも考えれば、できるなら保育園の入園から3~4ヶ月前には登録を済ませておきたいところです。

また病児保育施設の登録の際には、施設側からの「面談」や施設内の「見学」が必要になるケースがほとんどで登録をするのに、半日ほどかかってしまうこともあります。
病後施設登録時にも、時間の余裕を持って行動するようにしてください。

安心して、病児保育施設を利用するためにも”早め早めの行動”を心がけ、いつでもスムーズに病児保育施設を利用できるようにしましょうね。

お子さんが病気になっても安心して預けられる病児保育を活用してね!

子どもが病気になったときに、本当は多くのママたちがそばにいてあげたいと思いますよね。

でも、仕事やなんらかの事情により、子どもを預けなければならない――ということは、少なくありません。

そんな時の強い味方が「病児保育」です。病児保育を利用することで、パパとママだけでなく、お子さんも病院という安心できる空間でゆっくり療養することができます。

「子どもが病気になったけど、自分で見られない……」そんなときはパパとママが無理をするのではなく、病児保育を使ってお互いの負担を減らしてみませんか?

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