わが家では時々、じぃじ・ばぁばから娘に贈り物が届きます。通称”じぃじ・ばぁば便”。中身は決まって数冊の絵本とおもちゃのセット。
宅配便を知らせるチャイムがなるたびに玄関へダッシュし、「じぃじ・ばぁば便かな〜?」とワクワクする娘の姿はいつ見てもほほえましいです。
先日のじぃじ・ばぁば便を開けてみると、数冊の絵本と一緒に“かわいらしいねこの積み木”が。
「とらねこたいしょうだ〜!」絵本11ぴきのねこシリーズは最近の娘のお気に入り。それを知ったじぃじ・ばぁばからの素敵な贈り物は見事娘に大ヒット。
慣れ親しんだねこたちの積み木をさっそく積み重ね、「できた〜!じょうず〜!」と満足げな娘。
その後は”積み木”としてではなく、ねこたちと一緒におままごとを楽しんだり、寝室へ連れていったり、自分のカバンに入れて出かけたり・・・。まるで自分が”12ひき目のねこ”、仲間の一員になったかのように積み木のねこと一緒に行動をしていました。
“11ぴきのねこのまち”青森県三戸町って?
あまりにも楽しそうにねこたちと遊ぶ娘。
その姿を見て、「他にも11ぴきのねこグッズがあったら買ってあげたいなぁ〜」と思った私はインターネットで検索。すると、ふるさと納税の返礼品として11ぴきのねこグッズが多数掲載されていることに気がつきました。自治体情報をみるとどれも“青森県三戸町”とあります。
11ぴきのねこの愛読者ながら知らなかったのですが、作者馬場のぼる先生は青森県三戸町のご出身。三戸町では11ぴきのねこによるまちづくりに取り組んでおり、町は“11ぴきのねこ愛”であふれているのだとか。
町のホームページを見てみると、可愛らしいねこたちのラッピングバスに、電車。街中に置かれたねこたちの石像。確かにそこは"11ぴきのねこのまち"と言われるにふさわしくどこへ行っても"ねこ、ねこ、ねこ!"。
「娘を連れて行ったら喜ぶだろうなぁ〜。」
もうすぐ2歳になるわが家の娘。ねこたちを見て嬉しそうに笑う姿を思わず想像してしまいました。
子連れの”観光”って難しい。三戸町なら11ぴきのねこと一緒に街を歩ける
せっかく訪れた旅先の地。”ブラブラ歩いて街を楽しむ時間が欲しい!”が親の本音。でも親が楽しい”観光”は、子どもにとって退屈な時もしばしば。
気がつくとここ最近、家族でのお出かけはテーマパークや遊園地のように子どもの興味が詰まった場所ばかり。観光や街ブラは自然と諦めていたように感じます。
しかし、青森県三戸町にはねこたちと一緒に街を楽しく散策できる仕掛けがたくさん。
「三戸町なら親になって初めて”観光”有りの旅行が出来るかも。」調べれば調べるほど、期待が高まっていきました。
乗るまでも、乗ってからも楽しいラッピングバス
子どもを連れての公共交通機関。
“あ〜神様お願いします。わが子が降りるまで静かに、穏やかにいられますように。”
心の中で願いながら乗車するママ達も多いはずです。
わが家の娘はもうすぐ2歳。バスには数回乗車経験がありますが、“乗るまでも大変、乗ってからも大変”がリアルな感想。バスが来ても「乗りたくない」、やっとバスに乗ったと思えば「いやだ、降りたい、つまらない」。目的地までたったの数分なのにママはげっそり。
しかし、三戸町を走る“11ぴきのねこラッピングバス”は可愛らしい見た目が特徴的。
テーマパークのアトラクションのように、ワクワクした表情で颯爽と乗り込む娘の姿が想像できました。
11ぴきのねこラッピングバスのすごいところ。それは“乗ってからも楽しいが続く”仕掛けの数々です。
“吊り輪は11ぴきのねこ仕様”に。
「とらねこたいしょうが”上手に座れるかな~?”って応援しているよ。」と子どもたちに声をかければ、苦手なバスでのお座りも上手に出来るかも!?
展示用バス限定ですが、馬場のぼるさんの絵本を楽しめる“図書コーナー”も設置。
バスでの移動が苦手な子どもも、こんな楽しいバスなら「乗ってみたい!」と思えるようになるはず。”バスという空間”を好きになる良いきっかけづくりになるかもしれませんよ。