「シェフ、きょうもおてつだいします」

保育園から帰ると、急いでキッチンに向かう2歳の息子。
今日も我が家の小さなシェフが腕をふるってくれるようです。

シェフが冷蔵庫から取り出したのは“にんじん”
今回はシェフも大好きなキャロットラペを作りましょう。

にんじん大好きな息子は、どんなにんじん料理もパクパク食べてくれるのですが、このキャロットラペは特にお気に入り!
あっという間に一皿完食です。

火を使わないので、小さな子どもも一緒に楽しく作ることができます。

このレシピも、調味料は目分量でも美味しくできますよ。

この味は甘い?酸っぱい?
どれを入れたら美味しくなるかな?

子どもとやりとりを楽しみながら作ってみてくださいね。

にんじんひとつあれば1品できあがり!

にんじんがあればササッと作れて、お弁当にも重宝します。

にんじんだけでも美味しいですが、レーズンやプルーンなどがあれば一緒に入れてみてください。
甘みも加わり、さらに子どもが好きな味になります。

材料

・にんじん 適量(1本くらい)
・レーズン 適量(プルーン、クコの実などでも代用可)

【調味料】
・オリーブオイル 大さじ1
・お酢またはレモン汁 小さじ2〜3
・塩 少々
・砂糖 小さじ2〜3
(はちみつ、甘酒でも代用可)

※はちみつは1歳を過ぎてから使用してください。
※甘酒を使う時は、米と米麹で作られたノンアルコールのものを使います。濃縮タイプ(2倍や3倍希釈タイプ)がオススメです。

作り方

1.にんじんを千切りにする

2.大きめの入れ物に調味料を全て混ぜ合わせておく

3.千切りにしたにんじんを(あればレーズンも一緒に)調味料の入った容器に入れてよく混ぜ合わせる

お手伝いの工程を増やしたいときは

混ぜるだけの簡単レシピなので、もう少しお手伝いの工程を増やしたいと思ったら千切りもお手伝いしてもらいましょう。

2歳の息子はまだ包丁を使えないので、千切りピーラーを使います。
少しコツがいるので、大人が手を添えて一緒に使います。

ピーラーを使うと料理をした気分をさらに味わえるようで、「これ僕が作ったんだ」と自慢げに話してくれることが多いです。

レーズンにする?プルーンにする?お悩みごとに選ぼう!

一緒に入れるレーズンやプルーン、クコの実など、どれを入れるか迷ったらぜひその栄養に注目してみてください。

それぞれ様々なお悩み解消パワーを秘めています。

味の好みで選ぶのもいいですが、体調に合わせて選ぶのもオススメです。

お手軽なレーズンはプルーンより鉄分が豊富

レーズンパンやお菓子などで目にする機会も多いですね。
実は鉄分がプルーンより多いってご存知でしたか。

また、レーズンを作る原料のぶどうにはポリフェノールも含まれているので、抗酸化作用もあります。

免疫力をあげたり、美肌効果やアンチエイジング効果もあるので、ママにとっても嬉しい効果がいっぱいです。

小さいのでラペに入れるのにぴったりのサイズ。
そのまま入れられる手軽さも忙しいママの味方です。

噛むのが上手になってきた時期ならそのままでも大丈夫ですが、気になる場合は少しお湯に浸して柔らかくしてから混ぜると食べやすくなります。

便秘に悩んでいるなら迷わずプルーン

息子も一時期、便秘の為泣きながらトイレに座っていた事もありました。

でも、大好きなプルーンをおやつにして解消!
私も妊娠中には便秘予防として毎日のおやつにしていました。

便秘でお悩みなら、整腸剤を使うよりまずはプルーンを試してみるのはいかがでしょうか。

プルーンにはペクチンなどの水溶性食物繊維が多く含まれています。
また、ソルビートというお腹をゆるくする成分も含まれているので、便秘解消の手助けをしてくれます。

レーズンより甘いので、気に入る子どもも多いはず。
そのままでは大きいので小さくカットしてからラペに入れましょう。

すぐ食べても美味しいですが、数時間から半日ほど置くと、プルーンと調味料がなじんむので子どもも食べやすくなりますよ。

キレイになりたいママは、クコの実のチョイス!

クコの実のは、杏仁豆腐でおなじみの赤い小さな実です。

美白・美肌効果やアンチエイジング効果もあり、眼精疲労にも効果があるそうです。

ご自宅に常備している、という方は少ないかもしれませんが、ママのキレイと元気を応援してくれるスーパーフードなんです。

私も買ってはみたものの、どう使えばいいかわからなかったのですが、難しく考える必要はありませんでした。

クコの実は味にクセもなく他の味とケンカしないのでとても使いやすいのです。

サラダに入れるときは、お湯に浸して柔らかくするだけ。
スープならそのまま入れるだけという手軽さ。
赤が加わると見た目も華やかになりますよ。

レーズンもプルーン、クコの実も、どれも日持ちするのでストックしておくのもオススメです。
子どもと「どれにする?」と相談しながら選ぶのも楽しいですよ。

時間に余裕のあるときは、子どもとの会話を楽しみながら作ってみてくださいね。

平日の夜、我が家のキッチンには小さなシェフがお手伝いに来てくれます。

2歳の息子は私がキッチンに立つと「シェフもお手伝いします」と踏み台を持ってやってきて、混ぜたり、お皿に入れたり、つまみ食いしたりと大忙しです。

今回ご紹介したいのは、小さなシェフも大好きな「白菜コールスロー」

寒い時期は、鍋にも大活躍する白菜。
我が家の冷蔵庫にはよく白菜が入っているので、八宝菜や鍋や味噌汁の具にするのですが、息子はあまり食べてくれません。
でも、このコールスローならもりもり食べてくれます。

材料も作り方もシンプル。子どもも大人も大満足の一品です。
作り方も簡単なので、お手伝いを始めたばかりのお子さんにもぴったりです。

 

材料と作り方。必要なものはこれだけ!

さっそくレシピをご紹介します。
白菜とコーン缶があればつくれるので、あと一品欲しいときにもぴったりです。

【材料】
白菜    2〜3枚
コーン缶  1/3缶くらい
マヨネーズ 大さじ1〜2
砂糖    小さじ1/2
酢     小さじ1

調味料は月齢や好みに合わせて加減してくださいね。
続きまして、作り方のご紹介です。
作り方は本当にシンプルです。

1.白菜を小さめに切る

細切りやコーンの大きさにあわせて四角くするとスプーンですくいやすくなります。
包丁を使えるお子さんには、切る作業をおまかせしてもいいですね。

2.切った白菜を塩もみして、少し置き、でてきた水分をよく絞る。

塩(分量外)をふりかけ、軽く揉む。5分くらい置いておきます。水分がでてきたらよく絞ります。

3.全てを混ぜ合わせる

絞った白菜、コーン、調味料をいれて混ぜる。
お皿に盛り付けて、大人用にはコショウをたっぷりかける。

ポイント

分量の目安は書きましたが、目分量で作っても美味しく作れます。家族が好きな味つけを探してみてくださいね。
ただ、お酢を入れすぎると子どもが食べにくいかもしれませんので気をつけてください。
白菜やコーンの量もお好みで。ハムを入れても色鮮で食べごたえがでます。

私は小さなシェフと味見をしながら、仕上げまて一緒に楽しんでいます。

お手伝い中の心構え。息子はシェフ、私はアシスタント

お手伝いをしてもらうときに“これだけはやらない”と決めたことがあります。

それは「口を挟んだり、怒らないこと」

お手伝いをしていると、こちらが予想していない作業になることもあります。
こぼして汚してぐちゃぐちゃになったり、味見ばかりして、なくなることもあります。

色々と言いたいことが出てきますが、ぐっと我慢。
一見、遊んでいるの?と思ってしまう行動もあるかもしれません。でも、子どもは子どもなりに考えているのです。

こうやったら上手にできるかな?
こうやるとどうなるのかな?

自分で考えてやってみる。そこで体験することは、言葉で聞いて学ぶよりも、多くの事を感じとることができると思うのです。

なので、お手伝いをしている時、“息子はシェフ、私はアシスタント”になりきります。

シェフが手伝ってと言った時は、アドバイスをしますが、その他は見守ります。
シェフの満足できる料理ができるの待つだけです。

そして、もうひとつ心がけていること。
お手伝いを頼むときは、子どもが好きそうな作業をお願いするようにしています。

夢中になれることのほうが、やる気もでるし最後までやりとげることができます。

息子は“スプーンやおたまですくう作業”や“混ぜる作業”が大好きなので、その工程が多くなるように工夫します。

たとえば、今回のレシピの3.材料と食材をボールで混ぜる工程も、白菜とコーンは別の容器に入れて渡します。

コーンや白菜をスプーンですくってボールに入れる作業も加わり、子どもは更に楽しくなります。

息子が作業に夢中になっている間に、ささっと他の料理を作ることもできるので、一石二鳥です。

息子の「できたよ!」と自身に満ち溢れた笑顔を見ると、お手伝いをしてもらってよかったと思います。

自分で作った料理はやっぱり美味しいのか、いつも「これ、僕が作ったんだよ」とたくさんお話してくれるので、食卓でのおしゃべりもより楽しくなります。

ママやパパに余裕がある時は、ぜひ子どもと一緒に作ってみてくださいね。