知っていますか?パパ休暇

産後8週までの間に、パパが取得できる育児休業『パパ休暇』
ママが取得できる『産前産後休業』とほぼ同じです。

我が家では第二子出産後に1日だけ取得してみました。

有休や代休を減らさずに休暇を取得

基本的には約1か月前に申請しておくとスムーズなので、帰省や検診、予防接種など決まったスケジュールに合わせて休暇を取得したり、お宮参りやお食い初めなどの行事のスケジュール調整をする際にも休暇を取得できる選択肢が増えます。

また、育児休業は1日からでも取得することができます。
(事前に労働局や職場、年金事務所に相談しておくとスムーズです)

パパが育休を取っることのメリット3つ

1.有給休暇や代休を消化しない

突発的なお休みはこの2つ、もしくは欠勤になることが多いかと思います。

上記にもありますが、あらかじめ予定を組んでいる行事毎や帰省に合わせて取得することで、業務スケジュールの調整もしやすいです。

例)
里帰りの引き上げ、お宮参り、100日祝い、検診、予防接種

パパ休暇と有給休暇、代休を組み合わせて年間のお休みを調整することで、パパ自身がリラックスする時間もしっかり確保できます。

2.子どもと過ごす時間が増える

シンプルですが、とにかく子どもと過ごす時間が全く違います。

ご機嫌な時間も、グズっている時間も一緒です。1日の流れを把握できていることで、育休から復帰した後も、今はこれをやってる時間かな?とおおよその予想がつきます。

ママにとって、それだけでも心強いです。

子どもにとっても、居て当たり前の存在になりますし、ママの体調が優れない時にも慌てることなくお世話ができます。

3.平日にお出かけができる

週末にお出かけの場合、人混みや渋滞等が気になりますが、平日だと空いている事が多いのでゆっくりとお出かけすることもできます。

レストランでも待ち時間が少ないうえに、ベビーカーのまま入店できたり、少しグズっても人の目があまり気になりません。

1〜3歳くらいだと、逆になかなかゆっくり食事することも難しいです。
(食べさせたり、手や口を拭いたり、溢さないよう気を配ったり。)

0歳児だと寝ている時間がまだまだ多く、子どもも一緒にゆっくり買い物をしたり、カフェでお茶したり、といった時間を取るのもパパ休暇のメリットかと思います。

社会保険料免除も

ママが取得する産休・育休では社会保険料が免除になります。

パパ休暇も育児休業の扱いなので社会保険料はもちろん免除になります。

社会保険料は毎月支払われる給与と、年に
約1〜2回ある賞与(ボーナス)の標準報酬月額から算定された額が天引きされています。

この報酬月額は毎年4・5・6月の支給額から算定され、9月に改定されています。

明細を確認すると、それなりの額が天引きされているので、免除となるとかなり手取りが増えるのでは?と思い、我が家でも里帰りから自宅に帰るときの休暇に取得してみました。

必ずしも得するとは限らない

実際に取得してみて、我が家の場合は皆勤手当が付かなくなったのであまり手取りに変りがありませんでした。

お勤め先の就業規則や、報酬体系は事前に確認された方がベターです。

また、賞与月に取得すると賞与分も社会保険料が免除になります。

手取りを増やす方法として、SNS等でも話題に上がっていますが、こちらも各種手当ての取り扱いが事業所毎に確認する方が安心です。

新しく始まって間のない制度

男性の育児休業は今でこそ話題に上がっていますが、こういった制度の取得実績のある企業はまだ多くありません。

1日〜でも取得することができましたし、男性の育休休業についてまだまだ理解のない会社も多いですが、社会保険料が免除になったり、取得実績があると求人募集を出した際のイメージも良いです。

繁忙期や取引先等の兼ね合いも含めた、業務スケジュールを会社側とすり合わせておくことで、スムーズな取得が目指せます。

出産前にたくさん調べて話し合い、検討されてみてはいかがでしょうか?

子連れの里帰り出産

第一子の時とは違う、子連れでの里帰り出産について。

他府県にある実家での里帰り出産について、子どもと一緒に帰った私は住民票を移動しました。

住民票をわざわざ移す必要はありませんが、妊婦検診の助成金や子どもの保育について、また医療費の払い戻し等、実親からのすすめで住民票を移動しました。

手続きについては各市町村により異なるかと思いますが、検索してもなかなか自分と同じケースを見つけられなかったので、どなたかの参考になれば幸いです。

上の子どうする?問題

子連れでの里帰り出産でまず最初に考えるのが上の子のこと。

私の場合は上の子が2歳4か月ごろのことでした。

入院中はもとい、産後も新生児のお世話を並行していくことは子どもにとっても、産褥期の自分にとっても負担の大きいことだとは容易に想像できました。

実親はまだ現役で働いているため日中頼ることは難しく、里帰り先での保育園入園を検討しました。

しかし、入園させるには里帰り先の市町村では住民票を移す必要がありました。

これは各市町村により異なりますので、ご自身の里帰り先や住所地のホームページや問い合わせをして確認する必要があります。

広域保育制度の検討

市町村によっては、広域保育制度を採用しているところがあります。

千葉市の例)

千葉市に住民登録のある方で市外の保育園・認定こども園等を利用したい場合

(1)利用の要件

本市においては、勤務先がある場合や里帰り出産の場合などが要件となります。また、入園を希望する保育園・認定こども園等の所在する市区町村においても利用の要件を定めております。詳細については、住民登録のある保健福祉センターこども家庭課及び保育園・認定こども園等の所在する市区町村の担当窓口へ直接ご相談ください。

千葉市

私の場合は住所地、里帰り先ともに採用されておらず転出して住民票を移動しないと保育園は利用できないと言われてしまいました。

他にも
・一時預かり保育
・緊急一時保育
などの選択肢もあります。(市町村による)

住民票を移動するのに必要なこと

いずれにしても私の場合は住民票を移す必要がありました。

事前に住所地のホームページで母子のみの転出について調べて、メールにて問い合わせをしました。

申立書が必要なこと、1〜2か月の滞在であれば転出が認められないこと、と返答がありましたので、申立書を準備して転出届の手続きを行いました。

しかし、窓口では1年以上の滞在の場合のみ…と言われて2度断られそうになりました。

最終的には、申立書に追記するかたちで転出が認められました。

転出には少し手こずりましたが、子ども手当や医療券の手続きはとてもすんなりと進みむした。

・子ども手当

受給者の住所地は変わらず、対象児童の住所変更
あわせて、監護の有無についての書類を後日提出する必要がありました。

また、第二子分についても同様の書類が必要でした。

・子ども医療

こちらは転出に伴い、返却しました。
里帰り先で転入手続き後、新しい医療券が郵送されてきました。

保育料は?

保育料は前年度の住民税額から算定されます。

我が家の場合は税法上も夫の扶養内のため、夫が支払った分の住民税額で算定されました。

これは住民税の移動はとくに関係なく算定されるかと思います。

1か月だけ、がポジティブに動くことも

実家から1番近く、送迎もしやすい園は空きがありませんでした。

ですが、ダメ元で第一志望で申込みをしたところ入園することができました。

一時保育が慣らし保育変わりに

詳細は分かりかねますが、空きなしでも入園できた理由として『1か月だけ』というのが大きかったように思います。

本来であれば2歳児クラスですが、1歳児さんとの混合クラスなら…という案内でした。実際はこの混合クラスと2歳児クラス、日替わりで息子は楽しんでいたそうです。

また、入園の前週は一時保育を利用していたことも理由の一つと考えています。

慣れたころには保育終了

子どもによって差がありますが、息子の場合は1週間で慣れました。

慣れると朝起きてご飯もそこそこに園に出掛けようとしたり、夜も寝ぼけて出かけようとしたり。

自宅で新生児中心の生活に合わせるより、息子も私も楽しかったです。

お友達とも仲良く遊んで、喧嘩したりすることもなく過ごせていたようです。

産褥期こそ穏やかに

canva

産褥期は言わずもがな、体力的にも精神的にもしんどいです。

新生児は癒し、とよく言いますが上の子が居るとそうもいきません。

どちらもかわいい我が子ですが、心に余裕がないととっても疲れます。

寂しい部分もありましたが、少しの時間でも子どもと離れることも大切です。

里帰りが終わった今、ほんとうに穏やかな時間だったなぁと実感しています。

また、その期間があったからこそこの慌ただしい毎日も過ごせているのだと痛感しています。

子どもが生まれたら

結婚を意識した時、妊娠が分かった時など様々なシーンで多くの方が『仕事はどうする?』と考えるかと思います。

一般的には
◎産休取得後、そのまま育休へ
◎産休取得後、退職
◎産休も育休も取得せず退職
といった選択肢が多いかと思います。体調面や、妊娠の経過により予定通りにはいかないことも多いです。

私は1番目の選択肢を希望していました。社会保険上、子の1歳の誕生日まで育児休業が取得できる(育児休業給付金を受けられる)という認識でいたので、そのつもりで職場で話をしていたところ、産後2カ月での復帰、それが出来ないのであれば退職、という宣告を受けました。

結果的には、妊娠の経過都合により(異常はなし)1歳の誕生日までという結論に至りましたが、未だ大企業以外では育児休業にネガティブなイメージを持つ経営者は多いです。

私自身、この職場で産後も働いていけるのか、仕事と家庭とのバランスが上手く取れるのかどうかとても不安を覚えました。

想定外の夫の転勤

基本的には転勤の発生しない職場でしたが、諸事情で夫の県外転勤が決まりました。

それは保育園の申し込みに落ちてしまった数日後のことでした。

地方なので認可外や、最近は増えてきましたがまだ企業主導型の保育園もない頃で、空きのある保育園は自宅からも職場からも離れた場所にしかなく、どうしらたよいのか全く分からず悩んでいました。

職場に復帰することの不安や、保育園に預けられるまで義母に子どもを預けることに抵抗があったこと、そして何よりもまだ1歳の子どもと夫が離れて暮らすことのデメリットが強く、家族で転居することに決め退職しました。

両親を頼れない環境

転勤先はどちらの地元からも離れており、両親は頼れない環境でした。

頼れるのは夫のみ。
ありがたいことに直行直帰やリモートワークなど柔軟に対応して働くことができる職種だったため、残業をほとんどせず定時帰宅をすることがほとんどでした。

転勤前は残業も多くなかなか家族の時間を取ることができませんでしたが、定時に帰宅することで子どもと一緒にご飯を食べたり、お風呂も毎日子どもと入れることが可能になりました。

子どもとのかかわりの時間が増えることで、過ごし方や接し方はとても大きく変化しました。2人きりでのお留守番やお出かけもするようになり、家族で転居して良かったと夫婦で実感しました。

お金は必要

退職し、実際に離職票が手元に届くまで約2カ月近くかかりました。
また、離職票に記入する退職理由について『配偶者の転勤』とすると、失業手当の支給について待機期間の免除もあるとのことでしたが、退職日以前の日付での辞令の証明が必要とのことでした。

それまでは育児休業給付金の支給があったので、金銭的な不安はありませんでしたが、失業手当の給付の時期や額の検討がつかず、それでも日々の食費やオムツ、子どもの衣服費等何かと物入りな日々は続きます。
私の場合は、離職票が手元に届くまで2カ月、失業給付の待機期間も約2カ月ありましたので、それまでの少ない貯金でなんとかやっていましたが、金銭的な物足りなさと社会から切り離されたような感覚に陥っていました。

在宅ワークに応募する日々

失業手当の支給を受けるにも、就職活動は必要になります。
また、転居先でも保育園は満員。認可外に入れるにも収入は必要です。

託児施設付きの求人や、保育補助のある求人に応募してみようかとマザーズハローワークへも相談に行きましたが、
「自分の子どもが泣いていても他の子を見ていないといけないのでおすすめできない」
「地域の保育ママ制度も、その保育ママの育児方針が強く子どもに影響しやすいのでおすすめできない」
と、まずは認可外の保育施設で空きのあるところへ連絡し、預け先を決めてはどうかとのことでした。

そんなときに目に入ったのが在宅ワーク、リモートワークでした。

エンジニアやデザイナーといった職種での求人が多く、それらのスキルを必要としない求人は時給制はほとんどなく、単価も安いものばかりでした。
中には在宅派遣といった新しい取り組みをしている企業もありましたが、フルタイムの勤務も難しく、数少ない自分のスキルに合ったものに応募しては不採用の連絡を受け続けました。
しかし、失業給付を受けるにもこういった活動は必要なのであきらめることなく応募しつづけました。

また、この親子の時間研究所ライターに応募したのもこの時期でした。
未経験でも比較的挑戦しやすいのはライティングの仕事ですが、応募先企業の見極めはとても難しかったです。

見つけたのはTwitter

既存の求人サイトでは「在宅ワーク」で検索すると上記であげたライティングやアンケートモニターといった募集ばかり。
ふと何気なしにTwitterで検索してみると、リモートで勤務できるママさん データ入力等の事務作業といった内容を見つけました。

ツイートしている社員の方のツイートから人柄や事業内容にとても興味を持ち応募したところ、ありがたいことに採用していただきました。
フルリモート、時給制、シフト自由という魅力的な働き方に加え、子どものころから興味のあったインテリア業界で働けることに。

数日は出社しましたが、運よく近所に地域の託児所があり気軽に利用することができました。

フルリモートで自宅で育児をしながら働く

想像以上に簡単ではありません。
いまこの体験記を書いている横でも子どもがウロウロしています。

お昼寝をしなくて愚図っているのをあやしながら入力したり、どうしても動画サイトに頼ってしまっています。
家に一緒に居るのに遊んであげられない時間が発生しています。

しかしながら、
・就業時間ぎりぎりまで家のことができる
・子どもが体調不良でも休む必要がない、時間の調整ができる

また現在妊娠中であるため、通勤電車に乗らなくて済むというのも大きいです。
普段の買い物にネットスーパーを利用するので、平日に注文受取をするので週末に家族の時間を確保できます。

メリット、デメリット両者ありますが私はこの働き方を選んで良かったと実感しています。

予定は未定、柔軟な考え方ができるように

決して在宅ワークやリモートワークがすべての方に良いとは限られません。
しかし、働き方に捉われず仕事ができるのは育児中の方にとってはありがたいことかと思います。

どうしてもスキルが必要になりがちですが、余裕のあるときにプログラミングやデザインの勉強、興味のあったことにチャレンジしてみるのも一つの手では、と思います。

現在、1歳3ヶ月になる息子を育てています。
予定日から10日超過して出産した私の体験についてお話しします。

 

つわりとは無縁の妊娠期間

つわりになる気がしない、そんな漠然とした自信があった妊娠前。

母と姉は食べづわりがあったとのことでしたが普段から大食いだった私は、これはつわりなのか、いつも通りなのか全く分かりませんでした。

唯一感じたのは、『眠気』だけでした。
ですので、産休に入るまでフルタイムで働くことができました。

 

強靭な子宮口

予定日を過ぎても、まるで開いていない子宮口。
かなり胎動も強く、嘔吐するほどでした。

お腹は下がってきたか ?と聞かれてもとくに変化はなく、赤ちゃんの体重と私の体重はどんどん増える一方。

毎日約5キロは歩いていたのですが、びくともしてくれませんでした。

 

誘発入院

主治医より、もう少し陣痛を待ってみるか促進剤を使うかの提案があり、待ってられなかったので促進剤での出産を選択しました。

 

*1日目

まずは子宮口を柔らかくする錠剤とバルーンの処置でした。

陣痛室で過ごしたのですが、お腹にモニターを装着しているので身動きとれず・・・
バルーンで陣痛に繋がることもあるので、促進剤は様子を見て午後からの投与でした。

呑気に豪華なお昼ご飯にワクワクし、ひたすらにTVを見て過ごしました。

逐一、助産師さんが様子を見にきてくれるのですが、申し訳ないくらい陣痛はなく、子宮口も開かず。
たた張りがあるだけでした。

17時で促進剤の投与を切り上げ病室へ帰りました。

この後、陣痛が自然に来る方もいるそうですが20時ごろにNSTをしましたが、まるで凪。

促進剤で誘発しても、なかなか来ないものは来ないと分かってはいたけど痛感しました。

 

*2日目

またバルーンから始めるか、即促進剤かを聞かれ促進剤を選びました。

この日も昼間まで変化はありませんでした。

見兼ねた先生が俗に言う内診ぐりぐり、さらには人工破膜(棒?でついて破水させる)をした所、30分ほどで陣痛が来ました。

お昼ご飯なんて食べる余裕もなく、あれよあれよと子宮口が5〜6cmになったときがとても辛かったです。

まだいきんではダメですが、すごい勢いで下がってくる赤ちゃん。

いきみ逃しをしていたつもりでしたが全くできず・・・

助産師さん曰く、この時が一番上手くいきんでいたそう。

正直、赤ちゃんとは別のものが出そうな感覚だったので「それは出してはいけない!」と葛藤しておりました。

まだ分娩室でしたが、冷静に処理して頂けるので気にせず産みましょう!

 

いざ分娩台へ

破水してから、子宮口が全開になるまでは早かったのですが、分娩台へ移動してから上手くいきむことができませんでした。

前日も誘発のために寝たきりな上、急な陣痛で体力はほぼ消耗しきっていました。

「赤ちゃんに酸素を送らないと」と過呼吸気味になり、子宮弛緩になりそうだったとのことでした。

最終的には助産師さんが馬乗りになってお腹を押すという、想像もしていなかった出産となりました。

破水から出産まで、約3時間というなかなかのスピードでした。

 

誘発の良いところ

出産するぞ!と意気込めるのと、自分できちんと用意して入院できるのが一番です。

周りもいよいよか、と心の準備ができたそうです。

とくに里帰り出産で、パパが産院まで来るのに時間がかかる場合は、仕事の調整もできるので心強いです。

過強陣痛等のリスクもありますが、出産においては全てにリスクが伴っています。

私も実際に、破水させた時に羊水が濁り始めていたので、あのまま気ままに陣痛を待っていたら・・・と思うと、医師の判断には頭が上がりません!

また入院することでしっかり管理されるのも妊婦には心強く感じます。

 

私の体験が、これから出産するママのお役にたちますように。