「文章の断捨離」でママコラムをより洗練されたものに変えよう!

ママコラムを書く時、ついついアレもコレも……と内容を詰め込みすぎてしまうことありませんか?

コラムを書き上げた時は「ふふっ、私って天才なんじゃなかろうか!」と小躍りしたくなるような気分でも、後々読み返して見ると「あれ……なんか違う?」とがっかりすることってありませんか?

自分の文章を推敲(すいこう)※1する時に、覚えて欲しいテクニックが《文章の断捨離》です!

「ええっ、せっかく書いた文章を消しちゃうの!」と思われるかもしれませんが、無駄な贅肉を落とすがごとく、無駄な文章も削ぎ落としてスリムにした方が読みやすくわかりやすいコラムを書くことが出来るようになりますよ。

※1 自分の書いた文章を読み返し、修正すること

そもそも「文章を断捨離する」とは、どういうことなのか?

小・中学生のころ、多くのママが400文字詰めの原稿用紙を埋めるのも一苦労だったことでしょう。
実は「作文が苦手」「論文が苦手」という人の多くは”長文を書くのが苦手”という方が少なくありません。

確かに、難しい漢字が並んでいる論文のような理路整然とした文章が1ページ中にびっしり並んでいると頭が良さそうなイメージがありますが、果たしてその文章は読みやすいのでしょうか?

例えば、次のような一文を読んで、アナタはそのコラムを読み続けたいと思いますか?
 

[例]
子どもからすればビジネス街は魑魅魍魎が跋扈する未開の地です。

なんというか”硬い”です。少なくとも家事や育児に疲れたママが気軽に読める雰囲気ではないですよね。
 

[例]
子どもにとって、ビジネス街は未知の場所。

でも、これぐらいガッツリ削ると一文が理解されやすくなるだけでなく、コラムの雰囲気が柔らかくなり、取っ付きやすくなります。
 
そう、これが文章の断捨離のメリットです!

文章を断捨離し、ムダな情報を取り除いてあげることで、それぞれの単語の意味を理解しやすくなります。
つまり文章の断捨離によって、読み手の”情報量”を減らしてあげることで、コチラ(作者)が言いたいことがスーッと読み手に伝わりやすくなるのです。

ちなみに文章の断捨離のメリットは他にもあります。
 

  • ・コラムがシンプルになり、読みやすくなる
  • ・柔らかい文章になり、読まれやすくなる
  • ・スラスラとコラムの最初から最後まで読める
  • ・余計な情報が削ぎ落とされ、読者が理解しやすくなる

コラムは長ければ良いというものではなく、むしろ短いけれどシンプルだけど書いてある内容が「スーッ」と入り込むようなものの方が、忙しいママ向けです。
(もちろん、内容によってはキチッ、キチッとしたしっかりとした長いコラムが好まれる場合もありますが)

さすがに数百文字程度のコラムは、読み応えがないだけでなく、コチラが伝えたいことを読み手にしっかりと伝えることが出来ないのでNG!
出来れば1コラム内の文章は1000文字以上は欲しいところ。

それでは、具体的にどうやって断捨離をするのか、断捨離のポイントを次の章でご紹介しますね。

文章を断捨離する4つのポイント 忍びないけれどガッツリ削除しましょう

  • 1.「長いな」と思ったら短くするか消す
  • 2.「主題と関係ないな」と思ったら断捨離
  • 3.難しい表現はかんたんな表現に変える
  • 4.漢字は、なるべく「ひらがな」にする

せっかく書いた文章を消すのは忍びないですよね、出来れば消したくないですよねぇ……。でも、文章を断捨離することでアナタのコラムの輝きが増します!

ということで、より良い文章を書くための断捨離ポイントを学んで行きましょう。
 

1.「長いな」と思ったら短くするか消す

ママコラムは長ければ長いほど良い、ということはありません。
もちろん、極端に短文過ぎてもダメですが「ちょうど良い長さのコラム」を目指す必要はあります。

まず、読者の代表であるアナタが改めて自分の書いた文章を読んで「うーん、長いな」と思ったのなら、それはやっぱり長いんです!

とりあえず、長いと思ったら消す。「これ、いらないかな~」と思ったら、消す。
消して、消して、消しまくって「これ以上、減らせないな」と思うぐらい消すことでシンプルで読みやすいコラムになります。
 

2.「主題と関係ないな」と思ったら断捨離

「蛇足ですが……」と話の本筋とはまったく関係のない話をする人いますよね。でも、コラムの中で「蛇足ですが……」と話の本筋とはまったく関係のない話をする人、少なくありません。

例えば「子どもの好き嫌い」がテーマの話で「調理法」や「しつけ」に関する話はセーフですが、このテーマの話の中で当然ですが「絵本」や「着替え」に関する話は主題と関係ないのでNG!

もちろん、テーマにそくしたコラム内容であっても全体の内容を通して読んだ時に違和感があると思った部分は削除することをオススメします。
 

3.難しい表現はかんたんな表現に変える

アナタがこれから書くコラムのターゲット(読者)は”ママ”です。
少なくともビジネス書や自己啓発本のような「お硬い本」を読む人がターゲットではありません。

家事や育児で忙しく、細切れな自由時間しかないママにとっていくら役に立つコラムであったとしても、漢字が多くて、文章表現も硬い文章をあまり好みません。
 

[例]
昨今の子育て環境における問題は根が深く、早急に解決する必要があります。

上記の文章は言わんとしていることはわかりますが、回りくどい言い方ですし、そもそもソコまで難しい言葉を使う必要は一切ありません。
「世の中のママが気軽に読める」ということを考えるなら、これぐらい表現はかんたんにして良いですよ!
 

[例]
最近の子育は大変。なるべく早く解決する必要があります!

コレぐらいかんたんな表現にして構いません。むしろ、先のような長ったらしく、難しい言葉を使っているだけで”中身スカスカ”の文章は、あまり褒められたものではありません。

「難しい表現をかんたんにするには、どうすれば良いの?」と行き詰まったら、とりあえず中学生が読んでもわかるぐらいの文章を書くように心がけてみてください。
また難しい単語は「類義語」「同義語」をネットで検索し、かんたんな表現に変えてみるのも○。
 

4.漢字は、なるべく「ひらがな」にする

ひらがなばかりの文章も読みにくいですが、漢字ばかりの文章というのも読みにくいものがあります。
 

[例]
十中八九、我愛娘が行った事で間違い無い

まるで中国語のように漢字だらけ……って、読みにくいと思いませんか?
 

[例]
十中八九、私の娘がやった事でまちがい無い!

同じ文章でも、漢字をひらがなにすることで、ずいぶんと読みやすくなることがおわかり頂けるのではないでしょうか?
 

[例]
じゅっちゅうはっく、わたしのむすめがやったことでまちがいない!

もちろん、ひらがなだけの文章も読みにくいことこの上ない!
人に読まれる文章はにひらがなと漢字のバランスは「7;3」ぐらいが良いとされているので、コラムを書く時にはなるべく”ひらがな多め”になるように心がけましょう。

なお文筆業の世界では、漢字をひらがなにすることを「開く」と言います。
「私のコラム、漢字が多いかな?」と思ったら、ガンガン開いて行きましょう!

文章も「いらないな」と思ったら断捨離、断捨離! コラムをスリム化して読みやすくしよう♪


一昔まえに流行った「断捨離」は、使わなくなったものを思い切りよく捨てることでした。
そして、それは文章も同じで「いらないな」と思った部分は、容赦なく”バッサリ”と切り捨てる勇気をもつことが大事です。

それにもし、文章の断捨離をしすぎて「何か足りないな?」と思ったら、足りない部分を書き足せば良いんです。
本物の断捨離と違って、文章の断捨離はやり直しがきくんです!

自分が書いたママコラムを読み直して「なんだか間延びしているな」「というか長いな」と思ったら、とりあえず「削れる部分はないかな?」と文章を書き足すのではなく、減らす方向で考えましょう。

 

ママサポーターになってコラムを書いてみよう!

 

 

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