子どもはなぜ『だだをこねる?』・・・なるほど!

最近、姪っ子ちゃんから教えられました。
姪っ子は1歳そこそこで、車に乗せる時がすごく大変ちゃんな女の子です。

チャイルドシートは大嫌い。

乳児を車に乗せる時は、当然チャイルドシートに座らせシートベルトを固定しますよね!
固定から走行中も”ギャンギャン”『だだをこね』ていました。あまりにも大泣きするので、実家の母が「だっこしようか?」というと、妹は「やめて!」と母を叱っていました。妹の中でチャイルドシートに乗せる事を徹底し、絶対におろしたくなかったようです。

『だだをこねれば、願いはかなう!』を学習させている。

どんなに泣こうと暴れようと、妹はしばらくそのままにしておきます。それでも泣き止まない時は、一度車を止めて抱っこして泣き止むまでなだめています。そして、また、チャイルドシートに乗せてシートベルトをして走り出します。
また、『だだをこね』たら同じことを繰り返します。こんな日常を繰り返した事により、今では車に乗ってもシートベルトをするのが当たり前になったようで『だだをこねる』事がなくなっていました。
『だだをこねた』時に母が毎回手を差し伸べてしまっていたら、【だだこねれば、願いは叶う!だだをこねれば得をする!】と『だだをこねる』事で自分の要求を通す最善の方法とインプットされ、日常化してしまい妹が大変だったかもしれません。

反対に『だだをこねても願いは叶わない!』を学習させてあげる。

『だだをこね』ても反応せず、別の適切な方法で自分をアピールしたら気分の良くなる対応を周りがしてくれたり、意思をくみ取ってくれたり、喜ばれたりという体験を通して【だだをこねても願いは叶わない!何もいいことは起らない!だだよりこっちが大切だ!】と『だだをこねる』は意味がない行動とインプットされ、徐々に姿をけしていくようです。

最後に

もちろん、全ての『だだこね』にこのような対応がいいわけではなく、ママやパパそして周りのみんなが子どもの心理を見極めて対応を変化させていく事が大切なように思います。
実家の母が、可愛そうだからと抱っこしてしまう行為では結局、子どもにとって長い目で見ると可愛そうな事をしている事につながってしまう恐れもあります。
子育てにも『信念』『粘り強さ』『忍耐』がとても必要なことなんだなと深く学ばせてもらいました。
つい、自分が子育ての中心にいてしまうと見えないこともあり、自分以外の妹や姪っ子・甥っ子・お友達を通して振り返るきっかけにもなりますね。

この記事を書いた人

TOPICS