有名な物語を親子で楽しもう!認め合う大切さ伝わるおそらの絵本「うさぎとかめ」

桜が咲いたと思ったら、急に夏が来たような暑さにへばり気味。子供たちの元気さについていくのに必死です。

この春に新一年生となった次男は、今までとの環境の違いにちょっぴり不安、でもワクワクした時間を過ごしています。幼稚園より帰ってくる時間は早いし、私はバタバタですが。そんな時には、眠る前のゆったりタイムで親子の時間を大切にしたいと思う母です。

みんなが知っている「うさぎとかめ」がディスクに!

今回はおそらの絵本のディスクの中から、有名すぎるお話「うさぎとかめ」をご紹介します。

子供向け番組はもちろん、子育て広場に参加しても「もしもしかめよ~♪」の歌を歌ったり手遊びしたりする機会が多い、子どもが小さい頃に必ずと言っていいほど出会う物語。絵本も色々な挿絵で、少しづつエンディングが違ったりして、たくさんの種類が出版されています。

当時3歳の次男が、園で読んでもらったと話してくれた「うさぎとかめ」。そういえば我が家の絵本棚にはないなぁ、あまりにもスタンダードなお話なので(確か図書館で借りたことがあったような気がしますが)自宅に絵本は持っていなくて。おそらの絵本の売り場で「うさぎとかめ」のディスクを見つけた時、絵の色合いがかわいくて目に留まり、天井に映した時も子ども達が喜びそうだなと思い購入してみることにしました。

お互いが認め合う大切さ伝わるエンディングに感動!

物語は、「むかしむかしあるところに うさぎとかめがいました」となじみのあるフレーズではじまります。ご存知の通り、二匹が山のてっぺんまで競争しよう!となるのですが、ここでおすすめポイントです。

うさぎは、のろまなかめに競争なら絶対負けるわけがないと自信満々に言いますが、かめは「ぼくだってまけないようにがんばるからね」と答えます。

もちろんうさぎは足が早いので、あっという間に差がついてしまうのですが、ここでもかめは「うさぎさんはやっぱりはやいな~、でもまけないぞ」と相手を認めながらのポジティブ発言、自分のペースで一歩一歩進みます。個人的に、このかめのポジティブマインドが好きです。

うさぎのピョンピョンビューンの効果音とかめの歩く音のピョコピョコとゆっくりした効果音の違いで、子ども達にもより二匹のスピードの違いが伝わりますよ。

うさぎはかめがゆっくり走るので油断して、途中で休憩して居眠り。うさぎのあくびする音が、聞いている子も眠たくなるくらいリアルです。

うさぎが寝ている間もかめはマイペースにゆっくりゆっくり進んで、うさぎが目を覚ました時にはもうてっぺんにつこうというところ!あわてて追いかけましたが、間に合わず、この勝負はかめの勝ちとなりました。

うさぎは油断してしまったのをくやしがりました、で終わる絵本もありますが、このディスクは違います。うさぎが「もうかめさんのこと のろまなんて いわないからね」といって二人は握手をするんです!

もともとこの物語は、「油断大敵」「継続は力なり」が教訓なのだと思いますが、二人が握手をするシーンがあることで、お友達同士で馬鹿にしたり羨んだりせずに認め合う事のすばらしさも伝わってきました。小さい頃から、苦手なことにもポジティブにチャレンジする、そしてお友達とお互い認め合う、そんな関係が築けたらいいですよね。ここは2段ベッドの上に寝ている長男に響いたようです。

子どもの気持ちに寄り添った言葉選びがおやすみ前にぴったり!

描く人や言葉のチョイスによって、味わいの変わる物語。「うさぎとかめ」という有名な物語ですが、おそらの絵本では、より子供の気持ちに寄り添った言葉選びがされているお話として伝わってくる気がしました。

昔からあるお話に、効果音と音楽を加えて新しいお話として出会える「うさぎとかめ」。ぜひ、子ども達と一緒に楽しんでみてください。

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