膝に乗りながら絵本を一緒に読む時期まで、ずっと
表紙の印象から、寝かしつけを連想させるこの絵本。
もちろん寝かしつけのルーティン絵本としても活躍してくれる
とても素敵な絵本ですが、実は「なにかな?」と
一緒に考えながら楽しめる絵本でもあります。
「これ、なあに?」の呪文と一緒に隠れた、なんだろう?の連続。
ページをめくるごとに、新しい”なんだろう?”が隠れていて
とても想像力を掻き立てられる仕掛けがあります。
だからこそ、子どもと一緒に「これって何かな?」の会話が生まれる。
そしてリズムよく読めるので、次は?次は!!と楽しめるのです。
最後にはすやすやと寝てしまうペンギン。
その優しい言葉とリズムの良いこの絵本は、会話を楽しみながらも
「ペンギンさんが寝ちゃったから、一緒に寝ようね」と
すんなり入眠タイムへと促すのにスムーズな一冊です。
あかちゃんのころから一緒に
おやすみペンギンの絵本は、出版社フレーベル館の
あかちゃんといっしょ 0 1 2シリーズです。
ふわふわ
さくさく
ぴょんぴょんといったオノマトペは、言葉の分からない0歳からでも
”音で楽しめる”ことができます。
浅沼とおるさん作品の鮮やかな色合いも
あかちゃんが成長過程で認識できる色が増えていき、その時々に反応する色が変わっていく中で
笑ったり手を伸ばしたりするような、反応するページが変わっていく様子が見られると
ママにとってはそれだけで成長を感じれた「特別な絵本」になっていくのだと思います。
言葉を覚え始めたら、膝の上で一緒に
実はこの絵本、ぱらぱらとめくっただけでは気付きにくいのですが
中のページの色がすべて異なっています。
色を覚え始めた頃の子どもは、どのページにたいしても
「あか!」
「しろ!」
「みどり!」と言えるのがまず楽しい。
そうするうちに、だんだんとたくさんの言葉を覚えるようになり
ひとつのページに対してたくさんのことを言えるようになってきます。
「これは?」の問いに「ふうせん!」と答え
「正解!」とほめてあげると、手をたたいて喜んだり
「これ、なあに?」と読む前に、答えを先に言いたくてしょうがなかったり・・・
そのうちに読み聞かせを覚えて、自分で絵本をめくりながら
リズムが良くて絵本の世界にすぐに引き込まれる
「これなあに?」の呪文のような言葉を言えるようになっていきます。
その時々で異なる成長を感じれる一冊
子どものその時々で、ふわっと笑った笑顔が見れたり
一生懸命考えている様子が見られたり、
何度も読むうちにそれを覚えて、正解を言える事が嬉しそうだったりと
この絵本を通して子どもの成長も感じれる、そんな絵本です。
読み聞かせ動画 おやすみペンギン
絵本「おやすみペンギン」の読み聞かせ動画はこちらからご覧いただけます。
親子のゆったりした時間をお楽しみくださいね。
【絵本】 あかちゃんといっしょに012 おやすみペンギン
[おやすみペンギン]
作・絵 浅沼とおる(1949年~)
出版社 フレーベル館
【おそらの絵本】 おやすみペンギン
スマホでおやすみプロジェクター【おそらの絵本】おやすみペンギン
絵本と最も異なる点は、効果音があるという事。 絵本自体がリズムよく読めるのですが、この効果音もリズムが良くメリハリが出て、おそらの絵本でしか楽しめない音もとてもかわいい、読み聞かせがより楽しめる絵本ディスクです。