初マタニティ体験談【妊娠に備えてやっておいて良かったこと】

初マタニティ、ただいま妊娠9カ月のKanakoです!
私が妊活を始めたのは結婚2年目、夫婦の時間を満喫し、そろそろ子どもが欲しいなと思った頃でした。
まず浮かんだ疑問は、【妊娠する前にしておくべきことはなんだろう?】ということ。

今回は、妊活初心者だった私がリサーチした結果、妊娠に備えてやっておいてよかったことを紹介します。

基礎体温を測って体のサイクルを知ろう

これは多くの方が実践しているかもしれませんが、基礎体温を測ってグラフに記録することで、生理や排卵の周期を知ることができます。
排卵は、低温期と高温期の境目に起きます。
低温期の終わりに体温がかくんと下がり、体温が上がり始めて1~2日頃が排卵の目安といわれています。

基礎体温は朝目が覚めてすぐに測るのですが、私は毎日欠かさずに続けるのがなかなか難しかったです…。
つい忘れてしまったり、起きる時間にばらつきがあったり。
連続して測れても、体やストレスの状態によって、低温期と高温期にはっきりと分かれないこともしばしば。
それでも諦めずに5か月ほど続けると、なんとなく周期がわかるようになりました。
体全体や肌の調子、気持ちのアップダウンの傾向もわかるようになり、妊活以外の面でもよかったなと思います。

また、日本では、妊娠すると最後の月経開始日を妊娠0週0日とカウントします。
月経の開始日は忘れずに記録するようにしましょう。

【妊活の2か月前には済ませたい】感染症の予防接種

写真ACから

ワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

妊婦は生ワクチンは受けられないので、事前に予防接種を受ける必要があります。

妊娠前に免疫をつけておきたい感染症
・風疹(先天性風疹症候群の予防)
・麻疹(妊婦がかかると早産・流産のリスクが上昇)
・水ぼうそう(先天性水痘症候群の予防)
・おたふくかぜ(妊娠初期にかかると流産のリスクが上昇)

私の友人は「風疹麻疹のワクチンを受ける前に妊娠したから、かからないか不安」と言っていました。
自治体では、抗体検査やワクチンの補助が出るところも多いです。ぜひ利用したいところですね。

ここで気をつけるポイントは、【ワクチンを打ってすぐの妊娠はNG】ということ。
母体に抗体ができるまで、接種前1か月と接種後2か月は妊娠してはいけません。
妊活のスケジュールと合わせ、計画的な予防接種をおすすめします。

※インフルエンザは不活化ワクチンのため、妊娠してからでも接種できます。

検診に行って体をメンテナンスしよう

検診は費用がかかるし、病院に行くのは気が重い…。
そう感じる人は少なくないのではないかと思います。
しかし、妊活を始める上で体に異常がないか調べておくことはとても重要です。

検診についておさえておきたいポイントを3つ紹介します。

1.婦人科系をトータルで検査したい人はブライダルチェックがおすすめ

ブライダルチェックとは、これから妊娠を希望する人に向けた婦人科全般の検査です。
最近では「プレママチェック」と呼ぶ病院や、夫婦で受けられる病院もあるようです。

子宮がん検診や超音波検査、妊娠中にかかるといけないウィルスの抗体検査、感染症の検査など、セットの内容は病院によってさまざま。
1万円台の病院もあれば、5万円ほどかかるところもあります。
全体的に費用は高めですが、くまなくチェックできるのがメリットです。

2.自治体の健診助成制度を活用しよう

私は自治体の補助を活用し、子宮頸がん検診と乳房健康指導を受けました。
検査の内容は限られますが、安く抑えられますし、医師の話を聞けて安心することができました。
乳房健康指導では、乳がんなどの異常に気付くためのセルフチェックの仕方を教えてもらい、勉強になりました。

内容や対象年齢は自治体によって差がありますので、ぜひ調べてみてくださいね。

3.妊娠すると歯が弱くなる恐れあり! 歯医者には行っておこう

妊娠すると、歯周病菌のエサとなる女性ホルモンが増えたり、唾液の量が少なくなったりすることで、歯のトラブルが起きやすいといわれています。

特に妊娠初期はつわりによって食生活が乱れてしまう場合も。
私は口や胃腸がむかむかして、口の奥に歯ブラシを入れると吐いてしまうため、思うように歯磨きができませんでした。

妊婦が虫歯や歯周病にかかると、早産や流産、低体重児などのトラブルに繋がる危険性があることがわかっています。
自治体では妊婦の歯科検診を無料で行っているところも多いですが、妊娠してから長期の治療を受けるのは難しいもの。
事前に歯医者さんに行って、メンテナンスをしておきましょう。

【特に葉酸】赤ちゃんに必要な栄養素をとろう

葉酸はDNAやたんぱく質の生合成を促進する栄養素で、特に細胞分裂の盛んな妊娠初期に重要な成分です。
お腹の赤ちゃんの脳や脊髄の発達異常である神経管閉鎖障害のリスクが減らすためにも、妊娠前から十分に摂る必要があります。

妊娠を計画している女性や妊娠中の女性は、必要な量が普段の約1.8倍になるといわれています。

葉酸が多く含まれる食べ物は、ほうれん草やモロヘイヤ、アスパラガス、ブロッコリー、枝豆、レバー、いちごなど。

しかし、食事だけで普段の1.8倍を摂取するのは難しいですよね。
厚生労働省では、食品にサプリメントを加えて400マイクログラムの葉酸の摂取を推奨しています。
最近では、葉酸だけでなく、鉄やビタミンなど妊婦に必要な栄養素を合わせたサプリメントも多く売られています。

また、男性は、ナッツや魚に多く含まれるDHA+EPAや、葉酸、亜鉛が妊娠に良い影響を及ぼすそうです。
夫婦で上手にサプリメントを活用したいですね。

レジャーや温泉、食事 今しかない夫婦の時間を満喫しよう

赤ちゃんがお腹にやってくることは、とってもハッピーなこと。
ただ、妊娠すると我慢しなくてはいけないこともあります。

激しい運動や飲酒、喫煙、刺身やナチュラルチーズなどの食中毒の可能性のある食事は控えなくてはいけません。
熱いお湯に長時間浸かったり、刺激のあるお湯に入ったりするのも危険なため、温泉をいつも通りに楽しむのも難しくなります。

夫婦二人の時間を大切に、妊娠前だからこそできることを、思い切り楽しんでくださいね。
夫婦でスポーツをして、出産に向けた体力づくりをするのもおすすめです。

一人でも多くの方が悔いなく赤ちゃんを迎えられるよう、この記事が少しでも役に立ったら幸いです。

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