親子の時間研究所

「自尊心を守ること」を意識。自我が芽生える小学校中学年への接し方

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小学校に入ったばかりのころはかわいかったのに。気が付けば年を重ね、いつの間にかすっかり反抗的になってしまった我が子。

6歳から12歳までの小学校期は、子どもにとって重要な時期です。
知識が増えて、精神性も育ち、自我に目覚めて“自分とは何か”という大きなテーマにぶつかる年代だからです。

本人も変化する自分を持て余しいらいらしますし、親もどうやって接したらいいのかが分からずストレスになってしまいますね。

主に4年生から6年生の子どもの事を中心に、小学校時代のしつけのコツを紹介します。

子どもだけど子どもじゃない。微妙な年齢に突入

発展途上、という言い方もできれば、まだまだ中途半端ともいえる中高学年の子どもたち。

知能は十分発達し、友達との対人スキルも身についていきます。それに伴って親の支配下から離れ、自分たちで徒党を組む「ギャングエイジ」へ突入します。

彼らが第一にやることは「いうことを聞かないこと」。大人への反抗です。自分たちはもうなんでもできるんだ、大人の手は必要ないんだという自信がそうさせます。

ですが、自分たちが思っているほど中学年高学年の子どもは大人ではありません。そして、それを理解する、理解させることはかなり難しいのです。

反抗は喜ぶべきこと

しかし、いつまでも大人の言うことをよく聞いて反抗しないのも心配です。

反抗とは自立の裏返し。自分の足で立とうとするからこそ、そんな態度になるのです。

反発されれば大人は腹が立ちます。強い口調や態度に出られると恐怖を感じることもあるでしょう。

ですが、いつまでも反抗しないことにはいつまでも親の影にかくれたいという欲求が潜んでいます。

親はいつまでも子どもを守っていられないものですね。我が子が反抗し始めたら、まずは嬉しいことだと受け止めてください。

自尊心を傷つけずに子どもを諭す方法

10歳、11歳、12歳ごろの子どもは自信とともに自尊心にあふれています。

本人の無意識のうちにプライドが芽生えて行っているのです。自信やプライドを無碍にされると、誰だって傷つき腹を立てますね。子ども達も同じです。

頭ごなしに叱ることは、子どもにとって自尊心を傷つけられることに他なりません。

ですがまだまだ常識も知識も完全とは言えない。どうしても親がブレーキを掛けなくて行けません。

では、子どもの心に響く叱り方とはどのようなものなのでしょうか。

呼び方を変えてみる

相手に耳を傾けてもらうためには、呼びかけ方が大切です。

「おい」「こら」「おまえ」「あんた」。こんな言い方をされて気分がいい人はいないでしょう。

相手の自尊心を傷つけないために、子どもを呼ぶときの言い方を変えてみませんか。「ねえ」「ちょっといいかな」「君」「あなた」。

気恥ずかしいかもしれませんし、子どもも変に感じるかもしれません。

でも、改まった言い方は対人関係の空気変える力があります。子どもを丁寧な言葉で叱る。そうすると、叱られる方も自分がないがしろにされていると思わないものです。

「言って聞かせる」ではなく「語りかける」

時には怒りに任せて怒ることはあっても、子どもを叱るのは親の心配の表れです。

こうしてほしいああしてほしい、よりは「こうなってほしくない」「こんな目にあってほしくない」と思うからこそ強くしかるのですね。

残念ながら、その想いは少年少女には伝わりにくいのが現実。

大切なのは、思い通りにする、言うことを聞かせるということではなく、「大切な話をする」ために語りかけることです。

そのために、お互いに落ち着ける環境を作りこれから話をする、という姿勢を整えましょう。

相手に意見を求める

片方だけが思っていることを話す話合いは存在しません。

最後の重要なポイントは、相手の考え方を聞くこと、意見を求めることです。

反抗的な態度、問題行動について話題にするときに、「お母さんはこんなふうに思うんだけど、君はどう考えている?」
と問いかけてみましょう。

話を聞いてもらえるという体験は、自己肯定感を高めます。自分は大切にされていると思うことが出来ます。

何より、子どもが理解できないと悩んでいるお父さんお母さんは、あらためて新鮮な心で子どもに興味を持ってみるのが大切です。

自分の子どもへの見方が変化すれば、思い通りにさせようとか言うことを聞かせようとは思わなくなるものですから。


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すべての意味で繊細な年ごろとして理解を

第二次性徴の真っただ中の中高学年の子ども達。体のバランスをとるのも心のバランスをとるのも非常に難しくなってきます。

お父さんお母さんも、この時期の子どもと接するのはとてもエネルギーがいるでしょう。

子どもをしつけるときに考えてほしいのは「子ども扱いしない」ということです。

繊細な一人の人として接してみてください。子どもの方から大人に歩み寄ってくれるかもしれません。

人対人の信頼関係が築けたらしめたもの。これからもっと複雑化していく成長期、親が子どもの支えになりましょう。

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