ガラス瓶を楽しくアレンジ♪親子で思い出の宝物入れを作ろう

こんにちは!工作が大好きなライター・浜田夏実です。
お子さんと一緒にお出かけすると、公園で拾った木の実や、河原で見つけた石など、小さな宝物が増えていきますよね。

わが家の娘の宝物は、海で拾った貝殻です。残暑が続いていた9月に、家族で海に遊びに行った思い出が詰まっています。
貝殻を大事そうに眺める娘の姿を見て、「おうちに飾ったら喜んでくれるかも」と考え、ガラス瓶をアレンジした宝物入れのアイデアを思いつきました!

思い出を形に残して、家族みんなで楽しむことができる工作です。
また、普段のお絵描きとはちょっと違った、ガラスに描く特別感も味わえます。
心に残った出来事や風景をガラス瓶に表現して、オリジナルの宝物入れを作ってみましょう♫
準備するもの

この工作は、ガラス瓶と水性顔料マーカーがあれば、簡単に始められます。
①ガラス瓶
100円ショップやインテリア用品店で、色々なサイズを購入できます。
わが家では、宝物がたくさん入るよう、大きめのガラス瓶にしましたが、おうちに飾りやすいサイズを選んでみてくださいね。
②水性顔料マーカー
今回は、細かい線が描ける「コピック アクレア」を使用しました。水性顔料マーカーであれば、ポスカや100円ショップのマーカーなど、どんな画材を使用してもOKです!
水性顔料マーカーは、乾燥すると色が落ちにくくなるので、ツルツルした素材に絵を描く時にぴったりです。
※水性なので、乾く前なら、水拭きで簡単にお掃除できます。汚れが不安な方は、テーブルにビニールを敷いておくと、より安心です。

また、試し書きができる紙を用意しておくと便利です。
水性顔料マーカーは、時々かすれたり、思ったよりもインクが出すぎたりすることがあります。試し書きをすると、インクの量をうまく調整できますよ。
お子さん一人で試すのが難しい場合は、ママパパがお手伝いしてみてくださいね。
「思い出の絵で彩る宝物入れ」を作ろう!

準備ができたら、さっそく制作を始めましょう!
「今日はガラス瓶に絵を描くよ」と娘に伝えると、「えっ!紙じゃなくてガラスに描いていいの?」と目を輝かせていました。
いつもとは違う材料や画材を使うと、お子さんの創造力がさらに広がり、きっと特別な作品が生まれるはずです。
中に入れる宝物を決めたら、中身にまつわる思い出を絵で表現していきしょう!

風景を思い出すことからスタートすると、作りたい宝物入れのイメージが固まってきます。
娘は、浜辺で遊んだ日を振り返りながら、海を描いていました。水性顔料マーカーは発色が良いので、「きれいな色だね」と塗るのを楽しんでいる様子。
この時、隙間なく塗ると中身が見えなくなってしまいますので、塗りつぶさずにガラスの面も残すよう、促してみてくださいね。

風景ができたら、「その場所に何があった?」「どんなことが楽しかった?」と親子で話しながら、細かいモチーフを描き加えてみましょう。
娘は、「貝殻を拾ったのが楽しかった!」と、小さな貝殻を念入りに描いていました。
細部を塗る時は、ママパパがガラス瓶を持って固定すると、お子さんが作業しやすくなりますよ。

水性顔料マーカーは、乾燥すると重ね塗りができるのが特徴。デコレーションしたい部分があれば、1色ずつ描き足してみましょう。
「貝殻をもっときれいな色にしよう」と、縁取りをしたり色を重ねたりして、娘も楽しんでいました。

おやつの時間に、おいしいブドウを食べたことも心に残っていたようで、砂浜にブドウの絵も加えていました。一度塗った上からさらに絵を描けるのが、新鮮な感覚だったようです。
※コピック アクレアは3分ほどで乾きましたが、使用する画材や湿度などの環境によって乾燥時間が異なります。

いよいよ、宝物をガラス瓶に詰めて、ペンでフタにデコレーションしたら、完成です!
大切な貝殻と娘の思い出が重なる、素敵な宝物入れができました。
工作が出来上がると、「もっと作りたい!」と娘からリクエストが。そこで、「好きなようにデザインするのはどうかな?」と話し合い、ガラス瓶でオリジナルの宝箱も制作することにしました。

まずは、ガラス瓶をどんなデザインにするか、簡単に見本の絵を描いてみます。
わが家では、スマートフォンで検索したイラストを参考に、ハートのアクセサリーが付いた宝箱を考えました!

一番目立たせたい、メインの部分から始めると、見本の通りに描き進めやすいですよ。

次に、ガラス瓶をより宝箱らしく見せるために、金具の部分を加えていきます。黄色や金色を使うと、金属っぽさを表現できます。

宝箱のフタと本体が合わさる部分に、ハートのアクセサリーが付いているデザインなので、中央にまっすぐな線を引いてみました。
上手に直線を描く自信がないと言っていた娘も、私がお手本で線を引くと、「やってみたい!」と進んでトライしていました!

細かい部分を描き始めると、こだわりが出てきたようで、はみ出したところをウェットティッシュで拭いて整えていました。
水性顔料マーカーは、乾燥する前なら水拭きで簡単に落とせるので、ウェットティッシュを消しゴム代わりに使えますよ。

最後に、フタにもデコレーションしたら完成です!
娘は「保育園で拾ったどんぐりを入れたい」と言って、遊びの思い出をさっそく詰め込んでいました。
大切なものをしまったらどんな風に見えるか、楽しみながら飾ってみてくださいね。
工作でお出かけの思い出を再発見!

海で遊んだ日を振り返りながら工作をしていると、娘が心に残った出来事を話してくれました。
「海の水、冷たくて気持ちよかったね」
「貝殻がいっぱいあって、びっくりした!今度は泳いで探したいな」
という言葉を聞き、たくさんのことを感じていたんだなと気づきました。

制作していて驚いたのは、風景の中に様々な色を発見していたことです。海を描いている時に、「空は少しオレンジ色だった気がする」と言って、温かみのある色を重ねていた娘。
私には見えていなかった、子どもの視点での景色に触れられる時間になりました。
工作で思い出を形にすると、子どもの豊かな感覚を残しておくことができます。これから少しずつ宝物が増えていくのだと思うと、今からワクワクします。
世界にひとつだけの宝物入れを、お子さんの成長とともに楽しんでみてくださいね!