急な発熱。病院に行けないときの対処法
深夜や休日に突然の発熱。熱が高くて心配だけれど今から病院に行くべきか?
近くの病院が締まっている時間だったり、救急病院が遠かったりすると受診は大変です。
子どもが急に熱を出した時、受診すべきかどうかのチェック方法を紹介します。
家庭でできる対処方法も解説しましょう。
救急病院に行く前にチェックしてほしいこと
38度、39度の熱が突然出てしまうことは、小さい子どもほどよくあることです。
不思議と、何の前触れもなく高熱が出てしまう。大人はびっくりしますが、少しすればけろっと下がってしまうことも。
深刻な病気ではないのに救急病院に行くのは、あまりおすすめできません。子どもの発熱がどのくらい危険なものかチェックする方法を紹介します。
手が熱いか熱くないか
発熱したとき、子どもの手をつかんで熱いかどうか確かめてください。
ほかほかと温かい時は、体の熱ができってしまっている状態です。なのでこれから下がっていく兆候と言えます。心配はいらないでしょう。
反対に、ひんやりとしていたらこれからまだ熱が高くなる前触れです。40度まで上がってきてから、救急病院の受診を考えてみてください。
しっかりものが見えているか
小児科の先生は、発熱した子どもの視線に注目するといわれています。視線がまっすぐでしっかりものを見ているようなら、熱が高くても心配はいりません。
逆に、ぼんやりとして目に力がないように見えれば、救急の看護師さんに電話で相談をしましょう。
その状態で熱がどんどん上がるようなら、迷わず受診してください。
普段に比べて元気がないか
39度近い熱が出ていても、普通に会話が出来たり機嫌がよかったり元気に動いていれば受診の心配はありません。
むしろ熱がでてハイになる子もいるくらいですから。ぐっすり眠れているかどうかもバロメーターなので様子をみてあげてください。
反対に、普段元気な子がぐったりして動かなくなったり、眠っていて呼吸が荒くなっていたら少し心配です。
効果的な水分補給の方法
高熱の時心配なのは脱水症状になること。汗がたくさん出て着替えをするときに、上手に水分補給ができるといいですね。
汗に交じってミネラルも失われているので、経口補水液などが最適です。でも深夜で手に入らない場合、簡単に代わりになるものを作りましょう。
1.ぬるま湯200ccを準備
2.塩一つまみと砂糖ティースプーン一杯を入れてよく溶かす
3.飲めるだけ少しずつ与える
簡易的なスポーツドリンクです。市販のものは甘味が強すぎるので、自分で作る方が濃度を調節できていいですよ。
慌てずゆっくり状態を見てあげて
突然の発熱で、びっくりしないでと言われても難しいかもしれません。
ですが、熱の高さが即病気の重症度を示しているというものではないのです。
反対に、37度程度でも苦しがってむずかるようなら心配です。それに、3か月未満の赤ちゃんが高熱を出したらできるだけ早く受診すべきです。
親が不安になると子どもも不安になります。どう苦しがっているか、何時から何度の熱が出ているかをよく観察して、病院できちんと説明できるように落ち着いて対処しましょう。