コップ袋の簡単な作り方!「はんぶんてぬぐい」で気軽にハンドメイド

こんにちは!絵本が大好きなライター・浜田夏実です。

お子さんが保育園や幼稚園に通っていると、準備するものが増えますよね。
わが家には4歳の娘がいるので、持ち物を揃える大変さを痛感しています。

私は、幼い頃に母がバッグを手作りしてくれて、嬉しい気持ちで保育園に通った記憶があります。
でも、いざ自分が娘に用意するとなると、慣れない裁縫にチャレンジするハードルが高く、つい既製品を買って済ませていました。

「私も自分で作ったものを娘に持たせてあげたいな」と思って調べたところ、コップ袋なら手縫いで簡単に作れると分かりました。
そして、「せっかくなら、娘が好きな柄の布で作りたい」と考えていたら、「絵本のてぬぐい」シリーズのはんぶんてぬぐいというグッズを発見!
娘は絵本が大好きなので、喜んでもらえるのではと思いました。

何種類かあって迷いましたが、『こんとあき』の「はんぶんてぬぐい」を選びました!
作品の名場面がおしゃれにデザインされていて、色合いもかわいらしく、絵本好きにはたまらないグッズです。
サイズは約34×45cmで、ハンドタオルとして使いやすい大きさですが、実はコップ袋を作るにもちょうど良いサイズ感でした!
裁断する手間が省けて、縫うだけで簡単に作れるのが嬉しいポイントです。

この記事では、あまり裁縫をしない私でも制作できた、「はんぶんてぬぐい」を使ったコップ袋の作り方をご紹介します。
所要時間は2時間ほどで、ゆっくり作業しても3時間くらいで完成しますよ。

コップ袋の作り方

《準備するもの》
・紐(幅 約3mm)
※長さは60cmあれば十分です。色はお好きなものをお選びください。

・縫い針(「やや薄地用」がおすすめ)
※てぬぐいは薄手で縫いやすいので、裁縫セットの針で問題なく作業できます。

・手縫い糸(白)

・糸通し

・紐通し

・チャコペン(時間が経つと自然に消えるペンがおすすめ)
※チャコペンがお手元にない場合は、鉛筆でもOKです。

・糸切りはさみ

・アイロン

アイロン以外の道具は、すべて100円ショップで揃います。
さらに、手芸店の縫い針と縫い糸を使うと、糸が丈夫で針も滑らかに進み、扱いやすいです。

ここからは、ステップに沿ってコップ袋の作り方をご紹介します。
基本的になみ縫いだけで作れるので、「裁縫に自信がない」という方もチャレンジしやすいですよ。
布の端を本返し縫いにする部分がありますが、簡単にできますので安心してくださいね。

また、作業を始める前に、手ぬぐいをアイロンがけしておくと、シワが伸びてきれいに仕上がります。

完成イメージはこんな感じです。きつねのこんとカラフルなデザインがかわいいですね!
では、さっそくコップ袋を作ってみましょう♪

STEP
「はんぶんてぬぐい」を半分に折る→下から4cmのところに線を引く

「はんぶんてぬぐい」を半分に折り、下から4cmのところにチャコペンで線を引きます。
この部分が袋のマチになります。

STEP
引いた線を谷折りにする→アイロンをかける

STEP1で引いた線を谷折りにします。折った部分にアイロンをかけると、しっかり折り目がつくので、作業中にずれるのを防げます。

STEP
上から5cmあけて両端を直線で縫う

縫い代が1.5cmの幅になるようチャコペンで線を引き、上から5cmのところに印を付けましょう。上から5cmあけて、両端をなみ縫いにします。
(上部の開いたところは、紐を通す部分になります)

なみ縫いの幅は3〜4mmくらいがおすすめです。丈夫できれいな仕上がりになりますよ。

STEP
縫い代を開いてアイロンをかける

なみ縫いにした部分を内側に折り返し、アイロンをかけて折り目をつけます。
反対側も同じ作業をしてくださいね。

アイロンをかけると上の写真のようになります。

STEP
開いた部分を縫って開きどめを作る

上から5cmあけた部分を縫って、開きどめを作りましょう。コップ袋を開閉する時にほつれにくくなります。
写真の赤い線のところを縫っていきます。

開き止まり(横に縫う部分)を本返し縫いにすると、より丈夫になります。
本返し縫いは、1目分先に針を出し、1目分戻ったところに針を刺すという工程をくり返す縫い方です。

STEP
上から1.5cmずつ2回折り返す→アイロンをかける

上から1.5cmずつ2回折り返します。目印として、チャコペンで線を引いておきましょう。
折り返した部分にはアイロンをかけて、折り目をしっかり付けてくださいね。
反対側も同じ作業をします。

STEP
折り返した部分が袋状になっているか確認→直線に縫う

折り返した部分が袋状になっているかを確認しましょう。後ほど、袋状の部分に紐を通します。
確認できたら、折り返したところを直線に縫います。両端のみ本返し縫いにして、後はなみ縫いにすればOKです。

STEP
コップ袋を裏返す→長さ60cmの紐を用意する

縫い終わったらコップ袋を裏返します。次に、長さ60cmの紐を用意します。
ここまで来れば、完成までもう一息ですよ!

STEP
紐通しで紐を通す

上部の袋状にしたところに、紐通しで紐を通します。

STEP
紐の両端を結んで完成!

最後に、紐の両端を結べば完成です!上の写真は、コップを入れた状態で撮影しました。きれいに収まるサイズに仕上がりましたね。

休日もコップ袋を持ってお出かけ

「はんぶんてぬぐい」のコップ袋を娘に渡すと、「すごくかわいい!」と飛び跳ねて喜んでくれました!
保育園には毎日コップと巾着を持参するのですが、「明日使いたい」とさっそくリクエストが。
慣れない裁縫に不安があったものの、娘が嬉しそうにコップ袋を持つ姿を見て、「チャレンジして良かった」と心から思いました。

これまで娘が好きなキャラクターのコップ袋を使っていましたが、「明日はどっちを持って行く?」と尋ねると、「ママが作った袋がいい」と言ってくれて、私も嬉しい気持ちです。

また、コップ袋は、登園時に限らず休日にも活躍しています!
市販のコップ袋より少しゆとりがあるので、おもちゃやお菓子を入れる巾着としても活用できます。
この日は、お料理カードゲームを袋に入れて、祖母の家に遊びに行きました。
遊んでいる最中も、娘が自分のそばにコップ袋を置いていたので、かなり気に入っているようです。

お気に入りのおもちゃを自分で袋にしまっていたので、保育園に持って行くコップも自ら用意してくれるかな、と期待しています。

「はんぶんてぬぐい」でハンドメイドを楽しもう!

「はんぶんてぬぐい」を使ったコップ袋は、裁断の必要がなく手縫いするだけなので、思った以上に簡単に作れました!
制作を始める前はきれいに仕上がるか不安もありましたが、きちんと完成できて自信がつきました。
何より、「ママが作ってくれたんだ」と娘に喜んでもらえたのが、忘れがたい思い出になりました。

忙しい日々を過ごすママさんは、家事や仕事に追われ、既製品を買って済ませなければならないことも多いでしょう。
私も同じ状況でしたが、思い切って手作りにチャレンジしたら、親子のつながりが深まったと感じます。
「ママが自分のために作ってくれた」という嬉しさは、娘の心にも残ったようです。

かわいいデザインが魅力の「はんぶんてぬぐい」。お好きな柄を選んで、気軽にハンドメイドを楽しんでみてくださいね。

この記事を書いた人

TOPICS