コラムを書きやすくするテンプレートと起承転結でコラムを書く方法
ママコラムを書いてみたいけど、そもそもどうやってコラムを書けば良いかわからない。
それに親子の時間研究所の先輩ライターたちの文章を読むと「とても私には、こんなコラム書けない!」と自信がなくなってしまう方、少なくないと思います。
しかし、アナタが思っているほどコラムを書くのは難しくありませんよ!
なぜなら作文や論文と同じように、コラムにも”型”があり、その型にそってコラムの内容を肉付けしていけば、知らずしらずのうちにコラムは書けているものなんです。
それこそブロックを組み立てるように、1つずつ「文章」という名のパーツを組み合わせていけば、いつの間にか素敵なコラムが書けています!
まずは文章のテンプレを知ろう! コラムの基本も起承転結
「難しいことはわからないけど、とりあえずママコラムを書いてみたい!」という方は、「起承転結」の項目をすっ飛ばして「ママコラムの基本的なテンプレ」からお読みください。
さて、どんな文章も骨格として「起承転結」で出来ています。
アニメやマンガの起承転結とコラムの起承転結は微妙に違いますが、どの媒体であっても基本的には以下のような流れで話は進んで行きます。
- 起:コラムの始まり、テーマのアナウンス
- 承:起の文章の深掘り、コラムの方向性をハッキリさせる
- 転:自分が伝えたいことの説明・これまでの展開を裏切る
- 結:コラムの結論、まとめ
起: コラムの始まり、テーマのアナウンス
「起承転結」の「起」は、物語のはじまり。物事が少しずつ動き出す文章における”助走”のようなモノです。
コラムの場合は「このコラムは○○について書きますよ~!」とアナウンスすることが「起」にあたります。
まずは「何について書くのか?」を読者に向かって書くこと。
それが書けたら次のステップに進みましょう。
文章のはじまり(序文)を工夫するのはうまく書けるようになってから!
ハリウッド映画や海外ドラマの中には、本編開始5秒以内に何かが爆発したり、カーチェイスが始まったり「えっ、何!?」と思わずびっくりしてしまうようなコトが次から次へと起こることがあります。
世間一般に「面白い」と呼ばれるコラムや小説も、いきなり”ぶちかます”タイプのものが数多くありますが、それはコラム上級者になってから。
この記事のアドバイスを参考に、上手にコラムが書けるようになってから、次のステップに進みましょう!
承:起の文章の深掘り、コラムの方向性をハッキリさせる
「起」では、「このコラムは○○について書きますよ~!」とアナウンスしました。
続く「承」ではアナウンスした内容について説明する必要があります。
例えば起で「子どもの好き嫌いについて私の体験談を書きます!」とアナウンスしたのなら、承では「子どもの好き嫌いについて」を深掘りしなければなりません。
起の時点で読者はアナタのコラムの「何について書くのか?」を知っており、コラムの方向性を理解しています。
そして「これからどんな話が待っているのかな?」とコラムの行き着く先を期待しています。
起承転結の「承」は起の文章の深掘りであり、コラムの方向性をハッキリさせること……と難しく書いていますが、まずは「起→転」につなげるためのワンクッションぐらいに考えて気楽に書きましょう。
転:自分が伝えたいことの説明・これまでの展開を裏切る
「起承転結」の「転」は自分が伝えたいこと――「主題」の説明を行う章です。
主題とはアナタがこのコラムの中で“一番読者に伝えたいこと”です。
例えばテーマが「子どもの好き嫌い」だった場合、アナタだけの子どもの好き嫌いを解決するテクニックを紹介する、が「主題」となります。
「起」でコラムが始まり、「このコラムは○○について書きますよ~」とアナウンスしました。
次の「承」ではアナウンスした内容を深掘りし、コラムの方向性を読者に示しました。
そして「転」では、これまでの内容を踏まえ、「自分が伝えたいことの説明」or「これまでの展開を裏切る」のどちらかをコラムの中で行います。
- 起:何について書くかアナウンスする
- 承:コラムの方向性をハッキリさせる
- 転:自分が伝えたいことについて書くorこれまでの展開を裏切る
具体的に転では、どんなことを書くかというと……
【例】自分が伝えたいことの説明をする場合
[テーマ:好き嫌いの治し方]
- 起:子どもの好き嫌いにはキャラ弁が効く!
- 承:子どもは色鮮やかで楽しげなお弁当が好き
- 転:可愛らしいキャラ弁のおかげで子どもが嫌いな食べ物に気づきにくい
これまでの展開を裏切る場合も「起」「承」の流れは、ほぼ同じですが、読者の予想を驚かせる展開が求められます。
[テーマ:好き嫌いの治し方]
- 起:子どもの好き嫌いにはキャラ弁が効く!
- 承:子どもは色鮮やかで楽しげなお弁当が好き
- 転:でも子どもがキャラ弁以外を食べなくなって困った!
上記のように「起」「承」の文章の流れでは物事がスムーズに進んでいます。
しかし、それらは間違いであり、失敗だったと読者の予想を裏切る章が「転」でもあります。
自分の主題に合わせて「転」で書く内容を書き分けてくださいね!
結:コラムの結論、まとめ
「起承転結」の「結」では、これまで書いたコラムの結論・まとめの内容となります。
これまで書いたコラムの内容のまとめであり、文章を終わらせる章になるので、読者を最後まで楽しませるためにも、最後の一文まで気が抜けません!
文章のまとめで書くことは、そのコラムのダイジェストです。
「起承転」で書いたそれまでの内容を最後の「結」で、サラッとまとめる。
具体的には以下のような感じです。
【例】[テーマ:好き嫌いの治し方]
- 起:子どもの好き嫌いにはキャラ弁が効く!
- 承:子どもは色鮮やかで楽しげなお弁当が好き
- 転:可愛らしいキャラ弁のおかげで子どもが嫌いな食べ物に気づきにくい
- 結:好き嫌いが多いお子さんには、色鮮やかなキャラ弁で嫌いな食べ物をバレないように食べさせちゃおう♪
最初のうちは、なかなか上手くまとめが書けないかもしれませんが、慣れてくると、文章をビシッと締めるまとめが書けるようになりますよ!
ママコラムのコラムテンプレート これさえアレば簡単にコラムが書ける♪
コラムを書くために必要な「起承転結」を学んだら、下記のテンプレートを使ってアナタなりのコラムを作ってみてください!
それぞれのコラムの指示内容を参考に、文章を書いていくとパズルを組み立てるようにママコラムが完成しているかもしれませんよ~♪
仮テーマ:泣く子どもの止め方、あやし方について
タイトル:30文字以内で読みたくなるものを心がける
タイトル例)泣いてた3歳児が……えっ!思わずびっくり丸秘テク
【起】コラムのテーマにちなんだ見出し文
見出し例)泣き出したら止まらない!でも止めなきゃヤバイ
[内容]コラムのテーマと主題を参考に、思わず読みいってしまうような序文とコラムの方向性を示してください。
例)よく泣く我が子が、たった3秒で泣き止むテクニックがすごいんです!
小さな子どもは泣くことによって~
【承】この章の内容を端的にまとめる見出し文
見出し例)子どもが泣く原因は? 泣かせる時には泣かせることも
[内容]コラムの方向性を指し示す章です。
「起」で触れた内容を掘り下げて行きましょう。
例)「子どもは泣くのが仕事」と言いますが、確かに泣くことにより~
【転】主題に関する・読者を裏切る見出し文
見出し例)でも、泣く子をほっとけない。そんな時には○○法が効くんです!
[内容]自分が伝えたいことの説明orこれまでの展開を裏切る展開
例)泣く子を止める、私のオススメの方法は○○法です。
具体的な方法は、まず泣いている子どもに対して~
《注意》「承」「転」にあたる文章に関しては、細かく見出しを増やして読者がより読みやすい内容にしてください。
【結】これまでの内容をキャッチーにまとめる
見出し例)「今、泣き止んで欲しい!」という時には○○法で乗り切ろう♪
[内容]それまで書いてきた内容をまとめ、自分の感想などを盛り込む
例)確かに子どもが泣くのはしょうがないことですが、ママからすると「ココで泣かないで!」というタイミングが~
とりあえず1度書いてみよう♪ 少しずつでもコラムを書けばアナタなりのコツがつかめます!
コラムを書くのは難しい……そう勘違いしていませんか?
最初のうちはママコラムを1本書くのに何時間も――ヘタをすると何日も時間がかかってしまうかもしれません。
しかし、ご紹介した「起承転結」を踏まえ、ママコラムのテンプレートを利用すれば、ママコラムが書きやすくなることは間違いなし。
とりあえず、今回の内容をヒントにママコラムに挑戦してみませんか?
誰にだってはじめてはあります。そして何度もトライ・アンド・エラーを繰り返し、1人前のライターになるのです!
書いた内容に自信がないという場合でも大丈夫。親子の時間研究所編集部がアナタのコラムにきちんと目を通し、適切にアドバイスしてくれるので「まず書く」ことからはじめましょ♪
ママサポーターになってコラムを書いてみよう!