潮干狩り

毎年春になると、潮干狩りが解禁されます。

アサリは3~4月、9~10月が旬。この時期は産卵のために栄養を蓄えているので、身が肥えています。

アサリなんてスーパーに行けば、ほぼ一年中並んでいるし、自分で採るよりずっと簡単です。が、子供たちにはアサリがお店に並ぶ前はどんな所にいるのか、どうやって採るのか、そして旬のものっておいしいよ!ということを実際に体験してもらうため、潮干狩りに出かけました。

解禁日は賑わいます

竹島海岸 潮干狩り

訪れたのは愛知県蒲郡市の竹島海岸です。

あいにくの空模様でしたが、解禁日はたくさん採れるので多くの利用客で賑わっていました。

料金は小学生以上1300円、アサリは1人2㎏まで持ち帰り可能。超過した場合は1㎏につき600円かかります。

春とは言え海風が吹くので体が冷えます。長靴と防寒対策は必須です。

クーラーボックスを車に残し、アサリを入れるバケツとクマデ、海水を持ち帰る為の空のペットボトル、次女が愚図った時に備えて抱っこ紐を持って、潮干狩り開始です。

潮干狩り開始

アサリは住みやすい所に固まって潜っているので、掘って見つからなければすぐに場所を移動します。

最初にひらけた所を掘ってみると小さめのアサリが少し出てきました。長女は採れたアサリをじーっと眺めて「アサリ…?アサリ…?」と怪訝そうな顔で聞きます。どうやらパック入りのアサリと、今砂の中から出てきたアサリが同じものとは思えなかったようです。

次に移動して橋の支柱付近で掘ってみると、大きめのアサリがたくさん出てきました。「橋の近くはアサリが住みやすいんだね。」と話しながら、親たちがせっせと掘り出し、長女がせっせとバケツに入れていきます。

このポイントでは大きなカガミガイも出てきました。

バカ貝

長女は「すごいおおきいアサリだー!」と大喜びしていましたが、横に長いアサリと違って、形は丸に近く、色は白~灰色で表面がざらざらしています。

3~5月が旬で、砂抜きがアサリより少し手間ですが、おいしいので一緒に採ります。

潮干狩り開始から約1時間。大きいアサリが採れだしておもしろくなってきた親たちとは逆に、子供たちは飽き始めました。

しかし大人としては料金を払っている以上、元を取らずに帰るわけにはいきません。次女はおんぶして眠らせ、長女はなだめすかしてご機嫌をとりながら、スピードアップで掘り続けます。

潮時

潮が引いている時間は2~3時間ほど。大人だけなら潮が満ち始めてももう少し頑張れるかも知れませんが、ちびっこ連れの場合は、早めに切り上げないと歩くのが困難になります。海が近くなったと感じたら、持参したペットボトルに澄んだ海水を汲んで、急いで撤収です。

アサリと海水

アサリは車に載せておいたクーラーボックスに移し、汲んできた海水に浸して砂抜きしながら帰ります。この時、家での水替え用の海水を別にとっておきます。

消費期限は2~3日。それを過ぎるとアサリが次々に死んでしまうので、食べきれない分は砂抜きでき次第、冷凍保存します。

調理時、長女はクーラーボックスからアサリを取り出す係りをかってでました。うす暗いボックスの中で、大量のアサリが水管やベロを伸ばしている光景に、怖いような、おもしろいような、複雑な表情を浮かべます。

アサリの砂抜き

アサリもカガミガイも、お味噌汁やバター焼き、炊き込みごはん、出汁蒸し(酒蒸しにしたいところですが、幼児が食べるのでお出汁で。)などでいただきます。

今回採れたアサリはどれも身が詰まっていてとても美味しかったです。

普段の少食とは打って変わって、わんこそば並みのペースで食べる長女に「潮干狩り楽しかった?」と聞くと、「おいしー!また行きたーい!お父さんとお母さんがとるよー!」。

やはり採るよりも食べる方がずっと楽しいようです。

我が家には少食で偏食の3歳の娘がいます。

親としてはいろいろな物を食べてほしい…でも私自身も子どものころは少食だったので、食べたくない・食べられないという気持ちもわかる…。

食べられないことに負い目を感じてしまうと、食卓に着くことすらプレッシャーになってしまうので、我が家では〈食べる〉ことはいったん置いといて、とりあえず食べ物について知ってもらうことを目標にしました。

これまで収獲体験や家庭菜園にチャレンジしてきましたが、今回は『サケ』です。

 

千歳水族館

千歳水族館

北海道の千歳市に天然のサケの遡上を間近に見ることができる、千歳水族館があります。

館内はサケの仲間の稚魚、幼魚、成魚ごとの水槽や北海道最大の淡水大水槽のある「サーモンゾーン」。

支笏湖の碧く美しい水中景観を再現している「支笏湖ゾーン」。

チョウザメの稚魚やウグイの仲間に触れるタッチプールや、ドクターフィッシュに手をつつかれる体験、魚のおもちゃを釣り上げるマグネット釣堀など子どもが楽しめる「体験ゾーン」。

サケの生態やふ化事業の歴史、サケ料理のレシピコーナーのある「学習ゾーン」などなど、9つの区間に分かれています。

魚に触れます

そして、地下に降りると見えてくるのが千歳川に面した窓「水中観察ゾーン」です。

千歳水族館・水中観察ゾーン

写真に写っているのは、海からはるばる遡上してきた天然のサケ達です。ワラワラと密集して泳いでいます。

サケの量は日によって違い、この日は運良く今シーズン一番の量だったそうです。

娘は「おおきいねー。」と興味を持ちつつも、数に圧倒されたのか、そろーりそろーりと窓に近づきます。

いつも食べているサケの切り身やイクラについて説明している間、サケを凝視。周りの説明パネルを読んであげると「うん。うん。」と熱心に頷きます。どれだけ理解しているのかはさっぱりわかりませんが、予想外の真剣さでした。

 

サケが来た

サケがドーン

千歳水族館での遡上見学から数日後、我が家にやけに細長い荷物が届きました。

開けてみると、サケまるまる1尾!!

知らない間に夫が注文していたのです。

我が家の狭いキッチンを凌駕するサイズに唖然とする私をよそに、娘は箱を覗き込んで「おおきいおさかなだ~!」と小踊りして大喜び。

私も夫もこの大きさの魚は捌いたことがありません。が、注文した以上夫が責任もって捌きます。

頭を落として、内臓を出して…。苦手な人なら一歩引いてしまいそうな光景ですが、娘は「おさかな~♪」と自作の歌を歌いながら、楽しそうにしっかり見ています。

そして筋子が見えた瞬間、目の色が変わりました。

イクラは娘の大好物!

筋子を塩水につけてルンルンで観察です。

説明しようとする私に、逆に娘の方が「おなかがねー!こうやってねー!」と、筋子がどのように出てきたかを懸命に教えてくれました。

そうして筋子に盛り上がっている間に、身の方は切り身になっていました。

冷凍するための袋詰めにしますが、さすが一尾分は量が多い!娘もせっせとお手伝いです。

保存する分はすべて冷凍庫に収め、サケの解体教室は終わり。

その晩からさっそくおいしく焼いていただきました。

今回買ったサケは一尾7000円ほどでしたが、スーパーで切り身や筋子を買うより断然お得でした(*^_^*)

秋も深まりみかん狩り

11月~12月はミカン狩りシーズン。

我が家も甘いみかんを求めて、みかん狩りに繰り出しました!

訪れたのは愛知県田原市にある八木みかん園さんです。

八木ミカン園は愛知県知事賞を受賞した実績があり、毎年バスツアーで2000人以上の方が訪れ、ミカン狩りを楽しんでいるそうです。我が家が訪れた日も、多くの家族連れで賑わっていました。

入園料は大人700円・小学生500円・3歳以上300円でみかんが食べ放題。お持ち帰りは1㎏につき300円です。

外観はあまり広そうには見えないのですが、中に入るとたわわに実ったみかんの木に四方を囲まれ迷路のよう。

入口の受付で借りたカゴとハサミを持って、探検気分で分け入ります。

狙い目は、日によく当たり、色が濃く、皮が軟らかく、中間あたりの高さに実っているもの。

食べ放題なので、どの木が甘い実をつけているのか確認しながら収獲していきます。

園内には座れる所もあるので、疲れたらみかんをたべつつちょっと一息。

また、みかん畑の一角にはサツマイモ畑があり、お芋ほりもできます。

1株300円で、大きいお芋2個以上を保証してくれます。

我が家は2株買い、1株はそこそこの大きさのお芋でしたが、もう1株はとても大きいお芋がたくさん!娘も大興奮です。

サツマイモとみかんを袋に入れていただき持ち帰ります。

帰りの車中、私が園内で、熟れ過ぎて転がっていたみかんをうっかり踏んづけてしまったために臭いが…。みかんだけでなく足元もよく見なくてはいけませんね。

 

いただきます

収穫してきたみかんはそのまま食べる他にもいろいろ利用します。

まずはみかんゼリー作り!果汁をギュギュっと絞って絞ってー絞るそばから娘が次々飲んでしまう!

生絞りジュース体験になりました。

ゼリーを作る母を、みかん100%ジュース片手に悠々と眺める娘。

娘が楽しいなら、それで良いんですけどね…。

絞りかすと皮も利用します。

焼き菓子に混ぜこんだり、ネットに入れてお風呂に浮かべたり、乾燥させて砕けば肥料にもなります。

サツマイモもおやつにおかずにおいしくいただきました。

 

みかんとサツマイモと、それらを頑張って育てている八木みかん園さんに感謝して、ごちそうさまでした♪

 

 

3歳と0歳の子連れで愛知牧場に行ってきました!

愛知牧場・牛の置物がお出迎え

愛知牧場は愛知県日進市にある観光牧場で、動物とのふれあいや体験イベント、バーベキューやスイーツなどがあり子どもから大人まで楽しめる施設です。

また、場内はベビーカーで移動でき、授乳室もあるので乳幼児連れには嬉しいですね(*^_^*)

我が家がここを訪れたメインの目的は、ウィンナーとアイスの手作り体験です。

どちらも3歳長女の好物なので、きっと喜んでくれるはず!

 

手作りウィンナー体験

お肉をモミモミ

まずは手作りウィンナー体験です。

体験教室の机には、すでに材料や道具が用意されています。手を洗って席に着いたら体験開始☆

スタッフさんの説明を聞きながら、肉や調味料をビニール袋に入れてモミモミ。長女も一緒にモミモミモミモミ。

よく混ざったら、ビニール袋からそのまま絞り機に移します。生肉に触らずに作れるようになっていて衛生的ですね\(◎o◎)/!

ギューっと絞って

ギューっと絞り出すと、先端につけてある羊の腸にお肉がするすると入っていきます。

ウィンナーのできあがり

 

それをねじってウィンナーの形を作り、香りづけの月桂樹の葉と一緒に茹でたらできあがり♪すぐに食べられます。

良い香りに素朴な味でおいしい!(*^^*)

持ち帰りたい場合には袋をもらえますが、我が家はその場でペロッと食べてしまいました。

所要時間は約1時間でした。

 

アイス作り体験

お次はアイス作り体験です。

こちらも材料・道具の用意された席につき、説明を聞きながら作ります。

専用容器に材料を入れて蓋をテープで密閉。それを塩と氷の入った容器に入れ、

手作りアイス。転がします。

15分間ひたすら転がします。長女はすぐに飽きました。ほぼ親が転がし続けます。

15分て長い…..と親も飽き始めたあたりでアイス完成!

途中ちょっとふざけながら転がしていたので、うまくできたか不安でしたが、ちゃんと固まっていました。むしろ固すぎてスプーンが入らない(+_+)

手作りアイスできあがり

少し手で温めてから、まずは長女が一口。私と夫も味見しようとしたら、なんと長女がわけてくれない!

ということは、よほどおいしいのでしょう。「ダメ。これわたしの。」と言い張る娘を説得し、なんとか一口get。

食べてみると、おいしい~♪甘い♫そしてちゃんと冷たい!ちゃんとアイスになってる!!牛乳アイスの味です。

長女も気に入ったようで、それ以上わけてくれませんでした。あんなに頑張って転がしたのに……。

空になったアイスの容器は持ち帰ることができます。

所要時間は約45分でした。

 

体験教室の他にもいろいろあります

手作り体験教室の他にも牛の乳搾りやポニー乗馬、広い芝生や季節ごとのお花畑もあります。

私たちが訪れた夏には、花盛りのひまわりの迷路を歩くことができました。

長女も「たのしかったー!」と大満足。家族一同、五感を駆使してたっぷり遊べました(*^^)v