化石発掘10周年【対談】イラストレーター松島ひろしさん③

発売10周年を迎えた触れる図鑑シリーズ「化石発掘」。
その図鑑ページにある恐竜イラストを手掛けた、イラストレーター松島ひろしさんにインタビューする機会をいただきました。

【イラストレーター松島ひろし】さんってどんなひと?

都内在住のイラストレーター
映画やテレビの美術製作や、専門学校での非常勤講師といった経歴を持つ。過去の作品として、雑誌・ムック本の挿絵イラストはもちろんのこと、NHKの番組のイラストや美術製作、ゲーム「モンスターハンター」のイラストなど、活躍するジャンルは幅広い。
親子の時間研究所でも、触れる図鑑シリーズ「化石発掘」の恐竜時代のイラストや、おそらの絵本「ピコポコプー」のイラストの他、親子の時間研究所研究員として「大きな新幹線塗り絵」を開発している

前回のお話

(幼少期に過ごした様子について。自然豊かな土地に開発が行われ自然が変化していく様子を伺いました)


松島「環境が壊れていく景色を見て寂しいやら悲しいやら。やり場なく怒ってみたり…。まだ子供です。何もできない。で、メディアから伝わるエンタメに夢中になりました。」

松倉「子どもなりに葛藤する気持ちへの対処をしていたんですね。」

松島「そうかもしれないですね。
世の中はテレビや漫画の黄金期。数々の傑作やクラシックになる作品が生み出されていました。あの頃に子供として育ったことはラッキーだったと思います。」

松倉「主にお世話をしてくれていたのがおばあ様のようですが、ご家族から影響を受けたことはありますか?」

松島「厳格な父にはあまり合い入れることはなかったかも。
兄は流行りの音楽を教えてくれ、母からは映画のこと、祖父は日曜画家だったので、その道具立てやアトリエの雰囲気を伝えてくれました。 私の面倒をみることが多かった祖母が、ひたすら私の絵や工作を褒めてくれたことがなにかの自信につながったと思います。」

松倉「やはりおばあ様の存在はとても大きかったのですね。」

松倉「ではいつ頃から絵を描くことに目覚めたのでしょう?」

松島「はたして今でも目は覚めているのでしょうか?(笑)」

松倉「とんでもない!親子の時間研究所にとって、松島さんの絵がなかったら成り立たなかったものだってあります!」

松島「うーん…いつ頃かな?問いに答えようとしているのですが、いまだ盲目的に、やっと自分が成り立つための手段として絵を描いているようです。
幼児の頃は遊びの延長で好き勝手に描いていました。そんな絵なので学校の成績としては及第点しか取れませんでしたけど!」

松倉「のびのび自由に楽しんでいたのですね!」

松島「そうだなぁー。小さな頃は祖母はわたしの作るもの描くものすべてを褒めてくれて、それが嬉しくて仕方なかったことを思い出します。彼女に喜んでもらえることが目的だったのかもしれません。」

松島「思春期以降は思った通りの絵を描くことができないことを受け入れるのに精一杯でしたので、カメラを使って写真や8ミリフィルムを撮影することでなんとか持ちこたえていたのかも?と思います。」

※画像はイメージです

松倉「なるほど!新たな表現方法ですね」

松島「撮影をしながらそこでも絵に関すること、構図や色などが通用していたかもです。
絵を描くことが自分の助けになる、といった子ども時代のある意味すがるような気持ちを感じた時、が目覚めた瞬間なのかもしれません。」

松倉「全部が繋がっているように感じますね」


次回のお話ではお仕事をして嬉しかった出来事などを教えていただきました!

この記事を書いた人

TOPICS