友達作りに一役かった「自信をつけてくれた絵本」

今年の春、小学生になった次男の力になってくれたのが、今回ご紹介する「しぜんシリーズ」で幼稚園年少のときに初めて読んだ絵本。小学生にあがって間もないころ、この本に載っていた生きものの「親子で模様が違う理由」をお友達に話したところ「すごい!」と褒められたことが本人の自信に。その出来事がきっかけで友達もできて、毎日楽しそうに通学しています。自分の興味を深掘りすることで知識が増えて自信につながることを教えてくれたのがこの「しぜんシリーズ」です。
さらに最近はこの本に加えて「子どものずかん Mioシリーズ③いけ・かわのいきもの」にも夢中。こちらは小学生以上でも楽しめる、観察することの楽しさを教えてくれる絵本。今回はこの3冊をご紹介します。
なぜ?を引き出してくれるシリーズ

「しぜん キンダーブック」(左から、「2月号 ゆき」、「1月号 どうぶつのもよう」)
※「ゆき」は2022年2月1日、「どうぶつのもよう」は2022年1月1日発行
発行人:吉川隆樹
編集人:長本 守
発行所:フレーベル館
自然に関するテーマに沿った数種類の疑問に、絵と写真を織り交ぜながら、分かりやすく答えてくれる科学絵本。月刊本として発行されています。最終ページには新聞形式での紹介コーナーがあったりと、子どもが飽きずに読み進められる工夫もされています。※2025年現在も月刊本として発行されていますが、今回ご紹介する2022年に発行されたものは、現在は販売されていません。
観察すると気付きがたくさんある!

「どうぶつのもよう」を読んだ次男は「動物にはさまざまな模様がある」ということを知りました。小学生になった今でも大切にしている一冊です。この本の翌月に発行された「ゆき」からは、雪の結晶を知って夢中に。
「雪ってかわいい形!」
寒い中ひたすら観察する次男。観察すると発見があっておもしろいことに気付いたのは、このころではないかと思っています。

しぜんシリーズの最終ページにある大人向けの説明書き「おとなのための講座」の中には「ふだん見慣れた動物も、色や模様などに意味があると考えながら観察すると、より動物のことが理解できる」と書いてあるのですが、年長のころには、この内容を理解しているかのようにバッタをじっと観察。
「バッタはすごく高く飛ぶけれどどうしてなんだろう?強そうな後ろの脚で勢いをつけて押してるのかな?」
言われてみれば、バッタのジャンプ力は半端ない・・・。私も気になり調べてみると「バッタは後ろ脚に強力な筋肉を持ってエネルギーを蓄え、ジャンプするときに一気に放出する」とのこと。次男の推察は見事に合っていたのです。次男の観察力と、推測できるようになった成長ぶりに驚かされた瞬間でした。
小学生の「自ら学ぶ気持ち」をかきたててくれる一冊

「こどものずかんMio(みお)③いけ・かわのいきもの」
発行人:岡本 健
編集人:加藤典康
発行所:ひかりのくに
生きものを取り巻く自然環境や暮らし方などを、クイズも交えながら楽しく紹介する一冊で、シリーズは全12巻。園からの誕生日プレゼントとしてもらった「きょうりゅう」に続き、次男が読みたいとリクエストしたのが「いけ・かわのいきもの」です。
知識が増えると興味も広がる

前述のしぜんシリーズよりもページ数も多く、少しお兄さん向けの絵本ですが、疑問に答えることで子どものもっと知りたい気持ちを引き出してくれる点は、しぜんシリーズと共通しています。
この中で次男のお気に入りは、亀の甲羅の変化について。成長とともに古くなった甲羅は少しずつはがれていくと知ってからは、馴染みの水生物園に行っても亀の水槽の前から離れず、目は甲羅に釘付け。

観察することのおもしろさを成長するにつれてより深めていった次男。
「〇〇ってなんでなのか知ってる?」
最近の次男はよく質問をしてきます。その自信に満ちあふれた得意げな顔が私は大好き。たとえ答えが分かっても「分からないからママにも教えて」と言うようにしています(笑)。
子どもの好奇心を刺激して、授業だけでは身につかない知識を増やしてくれる絵本たち。黙っていても興味のあることは子ども自身で深掘りすることを、身をもって実感しました。もしお子さんが生きもの好きではなくても、イラストの精巧さや飽きさせない構成は、夢中になれるポイントがたくさん。ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。