「なんで一足しかないの!?」子どもの靴下を探すのって大変
子どもってなぜすぐに靴下を脱いでしまうのでしょう。真冬でも、ふと見ると裸足なのです。
さっきまで履いていたはずなのに!そして脱いだ靴下はどこ?
絶対あるはずなのに探してもなぜか見つからない靴下、片方だけしか見つからない靴下…。
「ああ準備が遅くなっちゃった、あと10分で出発しなきゃ間に合わない!さあ出かけるよトイレ行ってー」というタイミングでこれが起こると最悪です。
「なんでまた履いてないの?!靴下どこ?」「えーっとねえー」「向こうのお部屋見てきて!」「…ないなあ」
「もういい、新しいの出すから!これ履いてっ。あれ、一足しかない…なんで?あ、昨日の片方まだ見つかってなかったんだっけ。もう左右違うのでいいや、これとこれ!!」
などとお出かけ前のバタバタに拍車がかかり、1才と3才をようやく車に乗せ、シートベルトを締める頃にはまだお出かけ前なのにぐったり。
皆さんはどうですか?子どもたちは靴下、履いていてくれるでしょうか。
お気に入り絵本「ねないこだれだ」の靴下なら楽しく履ける!
さて、そんな靴下事件を未然に防ぐべく、絵本のくつしたをお迎えした我が家。
ちぎり絵が柔らかな印象で、でもちょっと怖い、みんなが大好きな絵本「ねないこだれだ」の靴下です。
キャラクターものの衣類はほとんど持っていないので、よく知っている絵本の絵が描いてある靴下なら喜んで脱がずに履いていてくれるかも、と期待して…。
「ねないこだれだ」に出てくる「いえいえ よなかは おばけのじかん」というフレーズが気に入っているらしい次男は、
開封すると「おばけのじかん!」と大喜び。早速座り込んで履き始めました。
履き口を確認しながら足の指をそうっと慎重に近付けていく様子が可愛い。
その様子を見た三男も真似しています。もちろんまだできないのだけれど。
両足とも履けると「できた!」と嬉しそうに飛び跳ねて、「自分で履けたんだね、すごいねえ」と私が手をたたくと得意気ににっこり。
「おばけのじかんー♪」と歌うように言いながら走り回ります。気に入ってくれたようで一安心。
そしてその日はお風呂に入るまで、靴下をちゃんと履いていました!
そのうち飽きてしまうかもしれないけれど、でも嬉しい!何日かは効果が持続しますように。
自分でできる!子どものやる気スイッチを押してくれる「絵本のくつした」
お風呂の後にいつもの無地の靴下を用意していたのですが、
「おばけのがいい」「おばけのじかん履きたい」とごねるほど絵本のくつしたが気に入った次男。
その後も私が別の靴下を履かせようとすると、「おばけのじかんがいい」と自分で引き出しをあけ、靴下を選ぶようになりました。
履くことも、私が「靴下は自分で履いてみようか」などと誘導しなくても自分からやるようになったのです!
「自分のことは自分でする、自分で決める」という大切なステップに、
親が努力して誘導するのではなく自ら進んでいってくれたことに驚き、成長を感じました。
元はと言えば「脱ぎ散らかさない」という目的のために用意した絵本のくつしたでしたが、
子どもの「自分でやりたい」「自分でやってみよう」の気持ちを伸ばしてくれるという素晴らしいオマケがついてきて嬉しい限りです。
「靴下を脱いでしまう」は100%解消されたわけではありませんが、
履いている時間は長くなったと感じるし、床に転がっている様子さえも可愛いと思えるので大満足。
子どもとの時間をもっとハッピーにしてくれた絵本のくつしたに感謝です。